告別式の女性の服装|ワンピース・パンツスーツ・ストッキング

告別式の女性の服装を紹介する記事のアイキャッチ。衣桁にかけた黒いアンサンブルと黒いパンプス・バッグ

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告別式に参列することになって、『ワンピースとパンツスーツ、どっちがいい?ストッキングは何を履けばいいの?』と迷っていませんか。女性の服装は選ぶところが多いので、細かいところほど不安になりますよね。

結論から言うと、告別式の女性の服装は「上衣・丈・袖・ストッキング・小物」の5つの部位を順に確かめれば大丈夫です。黒を基調に、光沢と露出をおさえることが共通の考え方になります。

この記事では、5つの部位のチェック表と、パンツスーツやタイツで迷った時の考え方をまとめました。告別式がどんな式なのかは告別式とは?で紹介しています。

目次

告別式の女性の服装は「黒のワンピース・スーツ・アンサンブル」が基本

先に結論

告別式の服装で女性が選ぶのは、黒のワンピース、スーツ、アンサンブルのどれかです。ひざが隠れる丈で、黒のストッキングと黒のパンプスを合わせます。

全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)は、葬儀の女性の服装として、黒のワンピース・スーツ・アンサンブル、ひざが隠れる丈、黒のストッキング、黒のパンプスを挙げています。

アンサンブルとは、ワンピースとジャケットを同じ生地でそろえた組み合わせのことです。喪服の売り場では、この形がよく並んでいます。

告別式のマナーで女性が気をつけたいのは、「黒であること」より「光沢と露出をおさえること」かもしれません。全葬連は、避けたいものとして胸元が開いた服、ミニスカート、光沢素材、素足を挙げています。

選ぶ服向いている場面気をつけたいこと
黒のワンピース一般の参列から親族まで幅広く袖と丈、胸元の開き具合
黒のアンサンブル季節を問わず。上着で調整しやすい上着を脱いだ時の袖の長さ
黒のスーツ仕事の合間に参列する時など光沢のない生地か、インナーの色
黒のパンツスーツ動きやすさを優先したい時生地の光沢、カジュアルに見えない形

全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)は、女性の略装を「黒、紺、グレーなどで光沢のない無地」としています。ノースリーブや襟ぐりの大きなデザインは不向きで、レース地のものは避けるとも書いています。

喪服の格で見るとどうなる?

喪服には、正喪服・準喪服・略喪服の3段階があります。格とは、どれだけ改まった装いかという段階のことです。

全互協によると、女性の正装は黒無地のシルクやカシミア、クレープなどとされています。一般の参列者なら、売り場で見かける黒の喪服(準喪服)か、地味な色の無地の服(略喪服)が目安です。

格と立場の組み合わせは告別式の服装で表にまとめています。

立場ごとに女性が選びたい服

同じ女性の服装でも、故人との関係で選ぶ服は少し変わります。全互協は、喪主・親族・近親者は正喪服で改まった気持ちを示すとし、会葬者は遺族より仰々しくならないようにと書いています。

立場選びたい服ひとこと
喪主・故人の妻や娘黒の喪服(正喪服か準喪服)もっとも改まった装いにする
親族黒の喪服(準喪服)のワンピースやアンサンブル喪主や遺族より格を上げない
一般の参列者黒の喪服、なければ地味な色の無地の服遺族より目立たないように
受付などの手伝い黒の喪服。動きやすさを優先するならパンツスーツも長時間立つので靴を楽な物に
学生制服があれば制服制服は学生の正装

全葬連は、小学校高学年以上の子どもや学生は、制服か喪服に準じた服としています。高校生や中学生なら、学校の制服で参列すれば大丈夫です。

喪服を持っていない時はどうする?

『急な告別式で、喪服がない…』という時もありますよね。全互協は、会葬者は地味な色の清潔な服装なら許されるとし、女性なら地味な色柄・デザインのワンピースかスーツがいいとしています。

黒や紺、グレーの無地のスーツやワンピースがあれば、それで参列してかまいません。親族として出る場合は、家族に借りるなどして黒の喪服を用意しておくと安心です。

お通夜と告別式で女性の服装は変える?

「お通夜 告別式 服装 女性」で迷う方は、両方に参列する予定の方が多いはずです。通夜の服装は、地味な平服でよいとする説明と、喪服が基本とする説明があり、業界団体の中でも考え方が分かれています。

告別式には喪服で参列し、通夜にも同じ喪服で出れば、どちらの考え方にも合います。全互協も、女性はグレーや濃紺のスーツはお通夜の時も通用すると書いています。

夏の告別式

暑い時期は、半袖のワンピースを選ぶこともありますよね。上着のあるアンサンブルなら、式の間は上着を羽織っておくと露出をおさえられます。

移動中は上着を脱いで手に持ち、会場に着いてから着るという方法もあります。汗をふくハンカチは、黒や白の落ち着いた色を選びましょう。

冬の告別式

全葬連は、冬場はコートも黒や紺など地味な色にすると説明しています。また通夜の解説で、殺生を連想させる革製品や毛皮は避けるのが望ましいとしています。

ファーの付いたコートや手袋は、告別式では控えておくと安心です。全互協によると、コートは所定の場所に預けてから会場に入ります。

5つの部位で確かめる女性の服装チェック表

ここでの結論

上衣・丈・袖・ストッキング・小物の5つを順に見れば、着ていく服が告別式に合うかどうかすぐ分かります。

『この服で大丈夫かな…』と鏡の前で迷った時に使えるよう、告別式ガイド編集部で5つの部位に分けたチェック表を作りました。全葬連と全互協の説明をもとにしています。

女性の喪服を上衣・丈・袖・ストッキング・小物の5つの部位に分けて確かめるチェック表の図解
部位合っている目安避けたい例
上衣黒の無地で光沢がない。胸元が詰まっている襟ぐりの大きな服、レース地、つやのある生地
丈ひざが隠れるミニスカート、座ると太ももが見える丈
袖腕がしっかり隠れるノースリーブ、腕が大きく出るデザイン
ストッキング黒のストッキング素足、柄の入ったもの
小物黒で光沢のない靴とバッグ。アクセサリーは控えめ金具の目立つバッグ、二連のネックレス

上衣は胸元と生地の光沢を見る

ブラウスやワンピースの上半身は、正面から見た時の胸元の開きと、生地のつやを確かめてみてください。

黒でも、サテンのように光る生地は目立ちます。光に当てて反射しないかを見ると分かりやすいですよ。

丈は座った時にひざが隠れるか

告別式では、着席している時間が長くなります。立っている時にひざが隠れていても、座ると上がってしまうことがあるんです。

鏡の前で一度座ってみて、ひざが隠れるかを確かめておきましょう。

袖は上着を脱いだ時を想定する

アンサンブルやスーツは、会場が暑いと上着を脱ぎたくなることがあります。中のワンピースやブラウスが袖なしだと、腕が大きく出てしまいます。

全互協は、ノースリーブは不向きとしています。上着を着たまま過ごせるか、脱いでも腕が隠れるかを先に見ておくと安心です。

告別式の朝に鏡の前で確かめること
  • 胸元が開きすぎていないか見る
  • 座った時にひざが隠れるか確かめる
  • 上着を脱いでも腕が隠れるか見る
  • ストッキングに伝線がないか確かめる
  • 光るアクセサリーや髪飾りを外す

告別式のストッキングは黒。デニールとタイツの考え方

ここでの結論

告別式のストッキングは黒が基本で、素足は避けます。厚手のタイツはカジュアルに見えることもあるので、薄手の黒ストッキングを選ぶ人が多いです。

「告別式 ストッキング」「告別式 黒ストッキング」と調べる方は多いですよね。全葬連は、女性の服装として黒のストッキングを挙げ、避けたいものに素足を入れています。

デニールとは?

デニールは、ストッキングやタイツの糸の太さを表す単位です。数字が小さいほど薄く肌が透け、大きいほど厚く透けにくくなります。

告別式のストッキングのデニールについて、業界団体の解説ははっきり数字を示していません。一般には、肌がうっすら透ける薄手の黒ストッキングが、改まった装いとして選ばれることが多いです。

タイツはだめ?

『冬の告別式は寒いから、タイツを履きたい』という方もいるはずです。タイツのデニールが大きく厚手になるほど、普段着の印象に近づくと考える人もいます。

一方で、真冬の式では防寒を優先して黒のタイツを選ぶ、という考え方もあります。迷う時は次のように考えてみてください。

場面選び方の目安
一般の参列、季節を問わず薄手の黒ストッキング
真冬で屋外を歩く時間が長い移動中はタイツ、会場で薄手に履き替える
親族として出る薄手の黒ストッキングにしておくと安心
迷ったら喪家の地域の親族や年長の人に合わせる
予備のストッキングを一足

ストッキングは、移動中や会場で伝線しやすいものです。バッグに一足入れておくと、急に伝線した時も慌てずにすみます。

パンツスーツで告別式に行ってもいい?

ここでの結論

黒で光沢がなく、きちんとした形のパンツスーツなら、一般の参列者が選んでもおかしくありません。親族として出るなら、ワンピースやアンサンブルにしておくと安心です。

「告別式 服装 女性 パンツ」と調べる方の多くは、『スカートでないと失礼?』と心配しているのではないでしょうか。

全葬連や全互協の解説で、女性の服装として挙げられているのはワンピース、スーツ、アンサンブルです。パンツスーツが良いか悪いかを、はっきり書いた記載は見当たりませんでした。

ただ、全葬連の基本の考え方は「黒を基調とした落ち着いた色合い」「光沢・装飾の少ないデザイン」「肌の露出を控える」です。パンツスーツでも、この3つに合っていれば落ち着いた装いになります。

パンツスーツが向いている場面
  • 子どもを抱っこしたり、受付の手伝いで動いたりする時
  • 移動が長く、足元の冷えが気になる時
  • 仕事の合間に参列する時
ワンピースにしておきたい場面
  • 喪主・遺族・近い親族として出る時
  • 年長の親族が多く、改まった装いが求められそうな時
  • 手持ちのパンツスーツに光沢がある時
黒のワンピースとパンツスーツを並べ、それぞれが向いている場面を示した図解

パンツスーツを選ぶ時のポイント

パンツスーツを選ぶなら、仕事用のスーツとの違いを意識してみてください。ポイントは、黒の無地で光沢がないこと、ジャケットの丈がしっかりあることです。

足元は、パンツでも黒のストッキングと黒のパンプスを合わせます。素足に見えないようにしておきましょう。

インナーは、黒の落ち着いたブラウスやカットソーにすると、全体がまとまります。胸元が開きすぎないものを選びましょう。

靴・バッグ・アクセサリーで気をつけたいこと

ここでの結論

靴とバッグは黒で光沢のないもの。アクセサリーは結婚指輪が基本で、パールを付けるなら一連のものにとどめます。

服がそろっても、小物で目立ってしまうことがあります。全互協と全葬連の説明をもとに、女性の小物を確かめていきましょう。

小物目安出典の説明
靴黒のパンプス、ヒールは3〜5cmが目安全葬連。エナメルなど強い光沢は避ける
バッグ黒無地でロゴが目立たない小さめのもの全葬連。クロコ柄やヘビ柄は避ける
アクセサリー結婚指輪のみが基本。パールは一連なら可とする説明もある全葬連・全互協
メイクナチュラルにし、ラメや派手な口紅は控える全葬連
ネイル落ち着いた色か無色が無難全葬連

パールのネックレスは付けていい?

ここは出典で考え方が少し違うところです。全互協は、アクセサリーは結婚指輪以外は一切つけないのが本来で、真珠もエチケットと思うのは間違いだと書いています。

一方で、全互協の別のページと全葬連は、一連のパールは可としています。どちらも、二連のものは「重なる」に通じるので避けるという点は共通です。

『付けたほうがきちんとして見える?』と迷ったら、一連のパールにするか、何も付けずに行くかのどちらかにしておけば安心です。

靴の選び方は告別式の靴、アクセサリーは告別式のアクセサリーで詳しく紹介しています。メイクやネイルは告別式のメイクとネイル、髪のまとめ方は告別式の髪型を見てみてください。

小さなバッグに入れておきたい物

全葬連は、黒いバッグは小さめのハンドバッグや、袱紗が入るサイズのものが適切だと説明しています。中身も、服と同じく落ち着いた色でそろえておきましょう。

女性のバッグの中身
  • 香典を包んだ袱紗(紫・緑・紺・グレーなど落ち着いた色)
  • 数珠(仏式の場合)
  • 黒や白など落ち着いた色のハンカチ
  • 予備の黒ストッキング
  • 控えめな色の口紅

荷物が多くなる時は、黒の無地のサブバッグを一つ足すと、ハンドバッグを小さく保てます。全体の持ち物は告別式の持ち物リストで確かめられます。

よくある失敗

ワンピースは控えめなのに、エナメルのパンプスや大きな金具付きのバッグで目立ってしまうケースがあります。小物は服以上に光りやすいので、前日に一度並べて確かめておきましょう。

黒のパンプスと黒のストッキング、小さな黒いバッグが並んだ様子

告別式の女性の服装でよくある相談に答えます

ここでの結論

「パンツスーツはおかしい?」「夏は礼服のワンピースだけでいい?」「黒ストッキングは本来履かない物?」の3つが、閲覧の多い相談でした。

Yahoo!知恵袋の「告別式 服装 女性」と、参列マナー全般の質問から、閲覧の多いものを3つ選んで要約し、答えます。

相談1:黒のパンツスーツで告別式に行くのはおかしい?

女性ですが、黒のパンツスーツで告別式に参列してもいいのか、という相談です。

答えは、一般の参列者で、黒の無地で光沢のないものなら選んでかまわないと考えられます。業界団体の解説では、パンツスーツの良し悪しは明記されていません。

ただ、親族として出る場合や、年長の親族が多い式では、ワンピースやアンサンブルのほうが安心です。迷ったら、一緒に参列する家族に相談してみてください。

相談2:真夏の告別式は、礼服の下のワンピースだけでいい?

真夏のお通夜と告別式で、アンサンブルの上着を脱いで、下のワンピースだけで出てもいいかという相談です。

ワンピースの袖が腕を隠す長さなら、暑い日に上着を脱いでも露出は大きくありません。袖なしの場合は、式の間だけでも上着を羽織っておくのがおすすめです。

焼香や一礼の時だけでも上着を着ておくと、改まった印象になります。会場の空調にもよるので、羽織り物を持っていくと調整しやすいですよ。

相談3:黒ストッキングは本来履く物ではないって本当?

告別式には黒ストッキングが当たり前だと思っていたのに、ネットで「本来は履く物ではない」という意見を見て迷っているという相談です。

『どっちを信じればいいの?』と困ってしまいますよね。全葬連は葬儀の女性の服装として黒のストッキングを挙げており、避けたいものに素足を入れています。

地域や家によって考え方の違いはあるかもしれません。それでも、業界団体の解説に沿って黒のストッキングを履いていけば、失礼と受け取られる心配はまずないでしょう。

自分や家族のもしもの時のために

服装を調べていると、『自分の家族の時はどうするんだろう』と思うこともありますよね。

夜中や休日でも電話で相談できる葬儀社を一つ知っておくと、いざという時に慌てずにすみます。服装のことも、葬儀社に聞けば喪家の地域の考え方を教えてもらえます。

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よくある質問

告別式に黒のパンツスーツで参列してもいいですか?

一般の参列者なら、黒の無地で光沢がなく、きちんとした形のものを選べば落ち着いた装いになります。親族として出る時や年長の親族が多い式では、ワンピースやアンサンブルにしておくと安心です。

告別式のストッキングは何デニールがいいですか?

業界団体の解説では、デニールの数字ははっきり示されていません。肌がうっすら透ける薄手の黒ストッキングを選ぶ人が多く、厚手のタイツはカジュアルに見えると考える人もいます。

冬の告別式でタイツを履いてもいいですか?

寒い時期にタイツで参列する人もいます。気になる場合は、移動中はタイツにして会場で薄手の黒ストッキングに履き替えると安心です。

告別式のワンピースは半袖でもいいですか?

腕が大きく出ない袖なら、暑い時期に選ぶこともあります。全互協はノースリーブは不向きとしているので、袖なしの場合は上着を羽織りましょう。

パールのネックレスは付けたほうがいいですか?

付けなくても失礼にはあたりません。全互協は結婚指輪以外は付けないのが本来とし、全葬連は一連のパールは可としています。付けるなら一連のものにしましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 告別式の女性の服装は、黒のワンピース・スーツ・アンサンブルが基本
  • 上衣・丈・袖・ストッキング・小物の5つの部位を順に確かめる
  • ストッキングは黒で、素足は避ける。迷ったら薄手を選ぶ
  • パンツスーツは、黒で光沢がなくきちんとした形なら一般の参列で選べる
  • 靴とバッグは黒で光沢のないもの、アクセサリーは控えめに
  • 通夜と告別式の両方に出るなら同じ喪服でかまわない
告別式ガイド

告別式ガイド 編集部

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