葬儀の事前相談・資料請求|告別式の形を前もって家族で決めておく

葬儀の事前相談と資料請求を紹介する記事のアイキャッチ。座卓に資料とメモ帳、湯のみが置かれている

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親が高齢になってきて、「もしもの時、葬儀はどうしたらいいんだろう」と気になり始めた方もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、葬儀の事前相談は「家族で希望を話す」「葬儀社に相談して資料や見積りをもらう」の2段階で進めると、無理なく準備できます。

この記事では、家族で話すためのチェックシートと、事前相談・資料請求の進め方をお伝えします。

目次

葬儀の事前相談とは?前もってしておく理由

先に結論

葬儀の事前相談は、亡くなる前に葬儀社へ希望を伝え、プランや見積りを聞いておくことです。契約まではしなくてかまいません。

国民生活センターは、もしもの時に慌てないよう、前もって幅広く情報を集め、葬儀社へ事前相談しておくよう勧めています。

葬儀の業界団体である全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)も、電話やメールで予約し、形式・規模・予算・希望を伝えて見積もりを頼む、という進め方を紹介しています。

『まだ元気なのに、葬儀の話なんて縁起でもない…』と感じる方も多いはずです。

ただ、公正取引委員会が2005年に公表した調査では、多くの人が亡くなってから、料金を比べる余裕がないまま葬儀社を決めていると指摘されていました。前もって話しておくことは、送る家族の負担を軽くする準備でもあるんです。

事前相談で聞いておけること

事前相談では、亡くなった直後に慌てて聞くことになる内容を、落ち着いて確かめられます。

聞いておけることもしもの時に助かる理由
夜中や休日の電話先亡くなった直後に、迷わず連絡できる
安置できる場所病院や施設から、どこへ移すかがすぐ決まる
考えている形のプランと中身プランに含まれない物を前もって知っておける
おおよその見積り家族で費用の考え方をすり合わせられる
近くの式場や火葬場日程や移動のことを想像しやすくなる

事前相談・生前予約・生前契約の違い

似た言葉がいくつかあるので、違いを見ておきましょう。

言葉どんなことか
事前相談葬儀社に希望を伝え、プランや見積りを聞いておく。契約するかどうかは別に考えられる
生前予約自分の葬儀の内容や費用、支払い方法などを、互助会や葬祭業者と決めておく(全互協)
生前契約終末期から葬儀、その後のことまでを、本人の意思で受託者と契約する(全互協)

全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)は、生前契約について、契約の内容を保証する仕組みがまだ完全とはいえないと説明しています。契約する時は、前もって情報を集め、よく検討するよう勧めています。

家族で話しておくチェックシート

ここが大事なところです

葬儀社に相談する前に、家族で「どんな告別式にしたいか」を話しておくと、相談がスムーズになります。全部決めなくても、方向性だけで十分です。

話しておくこと考える時のヒント決まらない時は
葬儀の形お通夜もする一般葬・家族葬か、告別式だけの一日葬か、儀式をしない直葬か候補を2つに絞っておく
呼ぶ範囲家族だけか、親族までか、友人や仕事関係の人も呼ぶかどうしても知らせたい人の名前だけ書き出す
宗教・宗派菩提寺(付き合いのあるお寺)があるか、宗派は何か親族の年長者に聞いておく
会場公営の斎場、葬儀会館、お寺、自宅のどこがよいか近くの斎場の名前だけ調べておく
予算の考え方どこにお金をかけ、どこを控えたいか優先したいことを一つだけ決める
喪主誰が務めるか配偶者、子の順で考えることが多い
家族で話しておく葬儀の形・呼ぶ範囲・宗教・会場・予算を並べたチェックシートの図解

『何から話せばいいのか分からない』という時は、上から順でなくてかまいません。話しやすい項目から埋めていきましょう。

告別式そのものの意味は告別式とは、葬儀の形の違いは一日葬とは、家族だけで送る場合の呼ぶ範囲は家族葬の告別式で詳しく紹介しています。

決めたことは1か所にまとめておく

話し合った内容は、家族の誰が見ても分かるように、ノートや紙1枚にまとめておきましょう。

書き留めておくと助かること
  • 葬儀社やお寺(菩提寺)の名前と電話番号
  • 知らせてほしい人の名前と連絡先
  • 遺影にしたい写真のありか
  • 希望する形と、呼ぶ範囲
  • 家族で決めた予算の優先順位

予算は「金額」より「優先順位」で話す

予算というと金額を決めなければと思いがちですが、最初は「何を大事にしたいか」で十分です。

例えば「祭壇は控えめでいいから、親族がゆっくり食事できる場は持ちたい」のような話し方です。費用がどう決まるかは告別式の費用はどう決まる?で紹介しています。

話を切り出す時の言い方

いきなり「葬儀はどうする?」と聞くのは、なかなか言い出しにくいですよね。

切り出し方の例

「この前、知り合いの家で葬儀があって、いろいろ大変だったみたい。うちも、もしもの時に困らないように、どうしたいか少しだけ聞いておいてもいい?」

本人と話す時は、一度で全部聞き出そうとしなくて大丈夫です。『縁起でもない』と言われたら、その日はそこで止めて、また別の機会に話してみてください。

本人の希望を聞く時は、「どんな人に来てほしい?」「好きな花はある?」のように、答えやすい質問から始めてみてください。

事前相談と資料請求の進め方

先に結論

家族の希望がまとまったら、資料請求で全体をつかみ、気になった葬儀社に事前相談をします。全葬連は、見積もりは少なくとも3社から取るよう勧めています。

事前相談の進め方
  1. 家族でチェックシートを話し合う
  2. 資料請求をして、プランの種類と中身を見比べる
  3. 気になる葬儀社に電話かメールで事前相談を申し込む
  4. 形・人数・宗教・予算を伝えて見積書をもらう
  5. 見積書を家族で見比べ、電話先を決めておく
葬儀の事前相談を、家族の話し合いから見積書の比較まで順番に並べた図解

国民生活センターは、葬儀社との打ち合わせは親族や第三者など複数で行うよう勧めています。事前相談の時も、できれば家族の誰かと一緒に聞きましょう。

全葬連は、事前相談で担当者の対応を確かめ、強引な勧誘をしてこないかを見るよう勧めています。相談したからといって、その葬儀社に決めなければいけないわけではありません。

よくある失敗

「家族葬」「一日葬」という言葉だけで相談してしまうことです。国民生活センターは、葬儀社によって取り扱う範囲が違うことがあるとして、人数や日数、料金の中身を具体的に確かめるよう勧めています。

互助会に入っている時は

家族が互助会に入っているなら、事前相談のついでに契約の中身も確かめておきましょう。公正取引委員会の2005年公表の調査は、積立を終えた後のサービスや、解約した時に戻る積立金の額などの条件をよく理解しておくことが望ましいとしていました。

積立でまかなえる範囲と、それ以外にかかる物を分けて説明してもらうと、家族で費用の話がしやすくなります。

最初の電話で聞くことや見積書の読み方は、葬儀社の選び方にまとめています。

資料請求ができる葬儀の相談先

前もって資料を取り寄せておくと、家族で同じ資料を見ながら話し合えます。ここでは、資料請求が無料でできる2つのサービスを紹介します。どちらが上ということはなく、知りたいことによって向き不向きがあります。

1日葬や家族葬の資料を、家族に気づかれにくい形で受け取りたい場合

ソファミ(旧:家族葬のこれから)は、直葬・火葬式・1日葬・家族葬のプランを案内しています。無料の資料請求があり、資料は「お葬式と分からない封筒で郵送」とされています。

本人に気をつかいながら準備したい方に向いています。お客様相談ダイヤルは通話無料で、24時間365日対応です。申し込む前に、個人情報の扱い(プライバシーポリシー)も一度読んでおくと安心です。

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もしもの時の連絡先として、葬儀の相談先を知っておきませんか

ソファミ(旧:家族葬のこれから)は、家族葬や一日葬などのプランを案内している葬儀サービスです。24時間電話で相談でき、資料請求もできます。

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対応エリアやプランの内容は公式サイトでご確認ください。

一般葬から火葬式まで、人数の目安で形を比べたい場合

よりそうお葬式は、一般葬(〜100名程)、家族葬(1〜30名程)、火葬式(1〜10名程)に分けてプランを案内しています。資料請求はWEBから無料ででき、電話相談も24時間365日、通話・相談とも無料です。

呼ぶ範囲がまだ決まらず、人数から形を考えたい方に向いています。

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葬儀の進め方を、まとめて相談したい方に

よりそうお葬式は、全国で葬儀プランを案内している葬儀サービスです。24時間電話で相談でき、人数や形に合わせた進め方を相談できます。

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資料が届いたら見るところ

資料が届いたら、家族のチェックシートと並べて読んでみてください。

資料で確かめたいこと
  • 考えている形のプランがあるか
  • プランに含まれる物と、含まれない物
  • 安置の日数や式場の使い方
  • 夜中や休日の相談先の電話番号
  • 近くに使える式場や斎場があるか

気になった所に印をつけておけば、事前相談の時に聞くことがそのまま質問リストになります。

どちらも、火葬場に払う火葬料金はプランに含まれないと公式に書かれています。地元の葬儀社や、加入している互助会、JA・生協の共済に事前相談するのも、もちろん良い方法です。

知恵袋でよくある葬儀の事前相談の相談

Yahoo!知恵袋には、もしもの時に備えた相談も寄せられています。この記事に近いものを3つ選び、要点をまとめてお答えしますね。

相談1:高齢の父の、もしもの時の葬儀やお金のことを家族で話し合うことになった

高齢の父のもしもの時に備えて、葬儀やお金のことを身内で話し合うことになったが、何を決めておけばいいか、という相談です。

話し合いの場を持てたこと自体が、大きな一歩です。まずはこの記事のチェックシートの6項目を、分かる所から埋めてみてください。

お金のことは、誰が負担するかと、どこに重きを置くかを分けて話すと進めやすくなります。決まったことはメモに残し、家族みんなが見られるようにしておきましょう。

相談2:生活が苦しく、お寺で告別式だけを行う形を考えている

身内の最期が近いと分かり、生活が厳しいので、お寺で告別式だけを行う形を考えている、という相談です。

告別式だけを行う一日葬や、儀式をしない直葬など、形はいくつもあります。菩提寺がある場合は、お寺に早めに相談しておくと、家の事情に合わせた進め方を一緒に考えてもらえます。

亡くなった方が入っていた健康保険によっては、葬祭費や埋葬料を申請できます。費用と給付のことは告別式の費用の記事で紹介しています。

このほか、費用を誰が負担するかで悩む相談も見られます。

相談3:葬儀の費用を、親戚の人数で割って負担するもの?

喪主として葬儀を出す時、費用を親戚の人数で割って負担し合うものなのか、という相談です。

誰が費用を負担するかに決まりはなく、家ごとに話し合って決めます。あとで気まずくならないよう、事前相談の段階で「誰がどこまで出すか」を話しておくと安心です。

相続税がかかる場合は、相続人などが負担した葬式費用を遺産から差し引ける仕組みもあります(国税庁)。誰が払ったかが分かるよう、領収書は払った人の名前でもらっておきましょう。

よくある質問

葬儀の事前相談は、本人がいなくてもできますか?

できます。家族だけで相談してもかまいません。本人の希望が分かっていれば、それも伝えてみてください。

事前相談をしたら、その葬儀社に頼まないといけませんか?

その必要はありません。全葬連は、複数の葬儀社から見積もりを取って比べるよう勧めています。

資料請求をすると、家族にお葬式の準備だと分かってしまいますか?

サービスによっては、お葬式と分からない封筒で郵送すると案内している所もあります。気になる時は、申し込む前に送り方を確かめてみてください。

事前相談は、いつごろするのがいいですか?

決まった時期はありません。家族の誰かが気になり始めた時が、話し始めるきっかけになります。資料請求だけなら、気軽に始められます。

生前契約をする時に気をつけることはありますか?

全互協は、契約内容を保証する仕組みがまだ完全とはいえないとして、前もって情報を集めてよく検討するよう勧めています。契約書の内容と、解約する時の扱いを確かめておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 葬儀の事前相談は、葬儀社に希望を伝えてプランや見積りを聞いておくこと。契約まではしなくてよい
  • 葬儀社に相談する前に、形・呼ぶ範囲・宗教・会場・予算の考え方を家族で話しておく
  • 予算は金額より「何を大事にしたいか」の優先順位から話す
  • 資料請求で全体をつかみ、事前相談は家族の誰かと一緒に聞く
  • 生前契約は、内容と解約時の扱いをよく確かめてから決める
告別式ガイド

告別式ガイド 編集部

告別式の意味と流れ、時間と日程、服装・香典・焼香・挨拶などの参列マナー、喪主・遺族の準備と葬儀社の選び方までを、急な知らせでも落ち着いて動けるように整理している情報サイトです。 公式サイト

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