告別式の場所|斎場・葬儀会館・寺・自宅の違いと選び方

告別式の場所について紹介する記事のアイキャッチ。白い花が飾られた斎場のロビーと式場の入口

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告別式の場所を決める段階になって、『斎場と葬儀会館って何が違うの?』『お寺や自宅でもできるの?』と迷っている方もいるはずです。

結論から言うと、告別式の場所は「斎場(葬儀の専門式場)」「寺院」「自宅」などから、呼ぶ人数と火葬場への移動を軸に選ぶと決めやすくなります。

この記事では、4つの場所の違いを比べながら、公営斎場の決まりや場所を決める時のチェックをお伝えしますね。

目次

告別式の場所はどこで行う?主な4つ

先に結論

告別式の場所は、公営の斎場、民営の葬儀会館、寺院、自宅の4つが主な候補です。全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)は、故人の遺志、会葬者の人数、利便性などを考えて決めると説明しています。

全互協は、葬儀の式場として「斎場(葬儀の専門式場)、寺院、自宅、公共の集会所や公民館、ホテルなど」を挙げています。この記事では、告別式でよく使われる4つに絞って見ていきます。

場所どんな所か
公営の斎場市や複数の市でつくる組合が運営する。火葬場と式場の両方を備えた所もある
民営の葬儀会館葬儀社などが運営する専用の式場。控室や会食の部屋を備えた所もある
寺院菩提寺の本堂や会館を借りて行う
自宅住み慣れた家で、家族や近所の人に見送られて行う

『斎場』という言葉は、式場のことを指す場合と、火葬場を指す場合があって混乱しやすいですよね。南多摩斎場や大和斎場のように、火葬場と式場の両方を備えた施設を「斎場」と呼ぶことも多いんです。

告別式そのものの意味は告別式とは?でまとめています。

参列者として「斎場」と案内された時

参列する側は、案内にある斎場の名前と住所を確かめておけば大丈夫です。火葬場が同じ敷地にある斎場では、出棺のあと遺族は敷地内で火葬に移るので、参列者は見送ったあとに帰る形になります。

民営の代々幡斎場のように、来場は公共交通機関を利用し、自家用車は遠慮するよう案内している所もあります。車で行く予定の人は、駐車場があるかを先に確かめておきましょう。

4つの場所を「予約・火葬場との移動・人数・費用」で比べる

『結局うちはどこがいいの?』と迷った時は、予約のしかた、火葬場への移動、入れる人数、費用の考え方の4つで比べると違いがはっきりします。

比べ方の結論

火葬場と同じ所で行える公営斎場は移動が少なく、民営の葬儀会館は日程や設備の選択肢が広い傾向です。寺院や自宅は、故人や家族とのつながりを大事にしたい時の選び方です。

比べる点公営の斎場民営の葬儀会館寺院自宅
予約住民であることなど利用の条件がある所が多い。申し込み方は施設ごとに違う運営する葬儀社や、依頼した葬儀社に申し込む菩提寺に相談して日程を決める予約は不要。葬儀社と準備の段取りを決める
火葬場との移動火葬場と同じ施設なら移動がほとんどない別の場所の火葬場へ霊柩車で移る火葬場へ霊柩車で移る火葬場へ霊柩車で移る
人数式場の席数で決まる(例:南多摩斎場は椅子35脚から104脚の式場)式場の種類を選べる所もある本堂や会館の広さによる部屋の広さで限られる
費用の考え方住民かどうかで使用料が変わる所がある式場の使用料がプランに含まれるか見積りで確かめるお寺へのお礼や使用料を相談する式場を借りないぶん、部屋の準備や近所への配慮が要る
告別式の場所として、公営の斎場・民営の葬儀会館・寺院・自宅の4つを、予約・火葬場との移動・人数・費用の考え方で比べた図解

費用の具体的な見方は、告別式・葬儀の費用はどう決まる?で内訳とあわせて紹介しています。

寺院や自宅で行う時に気をつけたいこと

『お寺で告別式をしたいけれど、お願いしていいのかな』と迷う方もいるはずです。

寺院で行う時は、まず菩提寺に相談します。全互協も、日取りは僧侶の都合や火葬場の都合を考えて決めると説明しています。

全互協は、亡くなってすぐ寺などの式場に運ぶ場合、夜中は受け入れてもらえないこともあり、その時は病院の霊安室で預かってもらうと説明しています。

自宅で行う時は、全互協のとおり、葬儀社は真夜中でも病院から自宅へ遺体を移送してくれます。祭壇を置く部屋の広さ、参列者が並ぶ玄関まわり、近所への配慮などを葬儀社と一緒に確かめておくと安心です。

公営斎場で告別式をする時の決まり

公営斎場のうち、火葬場と式場を備えた所なら、移動の負担が少ないのが助かる点です。ただ、利用にはいくつか決まりがあります。

ここが大事なところです。

公営斎場の決まりの例

公営斎場では、「その施設で火葬する人に限る」「住民であることが条件」といった決まりがよく見られます。施設ごとに違うので、葬儀社を通して早めに確かめておきましょう。

施設(公式の案内)告別式の利用に関わる決まり
かわさき北部斎苑(川崎市)当斎苑で火葬する人の通夜・告別式のみ利用できる
倉敷市中央斎場当日の火葬が予定されていない告別式は使用できない。葬祭室は1日1組・18名以下程度
茅ヶ崎市斎場茅ヶ崎市斎場で火葬し、亡くなった人か喪主が茅ヶ崎市・寒川町に住んでいる場合に利用できる
南多摩斎場構成する5市の住民かどうかで使用料が変わる。告別式の開始は午前10時または10時30分
大和斎場4市でつくる組合が運営。社葬などの団体葬儀には使えない
市川市斎場火葬場は友引の日が休場。式場は友引の日も貸し出し業務だけ行う

南多摩斎場は、特定の葬祭業者を紹介することはできないとFAQで説明しています。そのうえで、市区町村によっては市民葬などの取り扱いがあるので、各市のホームページで確かめるよう案内しています。

公営斎場の告別式は午前が多い

公営斎場は、告別式の開始時刻が決まっていることがあります。南多摩斎場は午前10時または10時30分に告別式が始まり、その1時間後に火葬が始まる設定です。

かわさき北部斎苑も、告別式の時間帯を式場ごとに決めています。時刻が先に決まっている分、親族への連絡がしやすい面もあります。

時間の目安は告別式の時間は何時から?で紹介しています。

食事や待ち時間の過ごし方も場所で変わる

告別式のあとの会食や、火葬中の待ち時間をどこで過ごすかも、場所によって違います。『食事はどこでするの?』と、打ち合わせで迷う方も多いんです。

施設(公式の案内)飲食についての決まり
南多摩斎場火葬中の待合室は40人部屋を1室。飲食ができ、持ち込みも可(ゴミは持ち帰り)
代々幡斎場(民営)食事ができる。少人数なら式から食事まで一つの式場で行える式場もある
茅ヶ崎市斎場式場・遺族控室へのアルコール類・食事の持ち込みは禁止

精進落としをどこでするかは、式場の決まりを見てから決めると安心です。

火葬場が休む日に気をつける

友引の日に休む火葬場があります。全互協も、ほとんどの火葬場は正月三が日は休業し、友引を休業日にしている火葬場もあると説明しています。

斎場の空きと火葬場の休みで、告別式の日が決まることも多いんです。友引と火葬場の休みについては友引に告別式はできる?で詳しく紹介しています。

告別式の場所を決める時のチェック

どの場所にするか迷ったら、次の項目を家族で確かめてみてください。答えが出ていない項目は、葬儀社に相談すれば一緒に考えてもらえます。

場所を決める時のチェック
  • 呼びたい人数が入る広さがあるか
  • 火葬場までの移動はどのくらいか
  • 宗教・宗派に合った祭壇が用意できるか
  • 精進落としなどの会食をする場所があるか
  • 高齢の家族が休める控室があるか
  • 参列者の駐車場や駅からの道順は分かりやすいか
告別式の場所を決める時に確かめたい、人数・火葬場への移動・祭壇・会食・控室・交通の6つのチェック項目の図解

公営の式場でも、祭壇は宗教ごとに用意している所があります。千葉市斎場は、仏式・神式・キリスト教・日蓮正宗用・創価学会用の祭壇や厨子を用意していると案内しています。

家族葬のように人数が少ない時は、小さな式場を選ぶと落ち着いてお別れができます。家族葬の進め方は家族葬の告別式で紹介しています。

よくある失敗

「家から近いから」と式場を選んだら、火葬場が遠く、移動に時間がかかってしまうことがあります。式場と火葬場の距離も、場所選びの大事な条件です。

斎場選びは葬儀社への相談から

斎場や葬儀会館の手配は、葬儀社と相談しながら進めることが多いです。『どの斎場が空いているか分からない』という時も、葬儀社に希望の地域と人数を伝えれば候補を出してもらえます。たとえば、こんなやりとりです。

「家の近くで、親族中心の少人数で告別式をしたいと考えています」
「火葬場のある斎場の式場と、近くの葬儀会館の空きを調べてみますね」

夜中や休日でも電話で相談できる葬儀社を知っておくと、慌てずに場所を決められます。都道府県や現在地から葬儀場を探せる相談窓口もあります。

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知恵袋でよくある告別式の斎場の相談

Yahoo!知恵袋には、告別式の斎場についての相談が寄せられています。この記事に近い相談を3つ選び、要点をまとめてお答えしますね。

相談1:宿泊できる斎場で通夜から告別式まで。喪主や親族は泊まるべき?

仮宿泊ができる斎場で通夜と告別式を行う場合、喪主や親族は斎場に泊まるべきか、という相談です。

泊まらなければいけない決まりはありません。宇都宮市の資料では、民間の式場で通夜をする場合、5〜6名の遺族が滞在するケースが多いとされています。

ただ、公営斎場は決まりがさまざまです。南多摩斎場は防火・防犯上2名以上なら宿泊でき、倉敷市中央斎場は宿泊できません。

泊まるかどうかは、斎場の決まりと家族の体調で決めてかまいません。

相談2:京都の斎場は10人までと聞いた。告別式のあとはどうなる?

京都の斎場には10人までしか行けないと聞いた。告別式が終わったあと、火葬にはどう行くのか、という相談です。

京都市中央斎場は、告別ホールの利用は18名以内で、お別れのあと10名を超える来場者はそこで帰ると案内しています。待合所と収骨室は10名以内です。

告別式の式場から火葬場へ向かう人を、事前に10名以内に決めておくと当日慌てません。火葬場での流れは告別式のあとの火葬の流れを見てみてください。

相談3:火葬場と式場が一緒の斎場で告別式をしたら、別の火葬場は使えない?

火葬と葬儀が同じ所にある斎場で告別式をした場合、別の斎場で火葬することはできないのか、という相談です。

公営斎場には、その施設で火葬する人に限って式場を使えるという決まりがよくあります。かわさき北部斎苑や茅ヶ崎市斎場の案内にも、その施設で火葬することが利用の条件として書かれています。

別の火葬場を使いたい時は、民営の葬儀会館を式場にする方法もあります。どの組み合わせができるかは、葬儀社に相談してみてください。

よくある質問

斎場と葬儀会館は何が違いますか?

どちらも葬儀の専門式場ですが、公営の斎場は市や組合が運営し、火葬場を備えた所もあります。民営の葬儀会館は葬儀社などが運営し、式場の種類や設備を選べる所もあります。

公営斎場は誰でも使えますか?

施設ごとに条件があります。その施設で火葬する人に限る、住民であることが条件、住民以外は使用料が変わるなどの決まりがあるので、葬儀社を通して確かめてみてください。

告別式の場所は誰が決めますか?

喪主や家族が、葬儀社と相談して決めます。全互協は、故人の遺志、会葬者の人数、利便性などを考えて決めると説明しています。

自宅で告別式をすることはできますか?

できます。葬儀社は病院から自宅へも遺体を移送してくれます。部屋の広さや近所への配慮などを、葬儀社と一緒に確かめて準備しましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 告別式の場所は、公営の斎場・民営の葬儀会館・寺院・自宅の4つが主な候補
  • 予約・火葬場との移動・人数・費用の考え方の4つで比べると選びやすい
  • 公営斎場は「その施設で火葬する人に限る」「住民が条件」などの決まりがある
  • 場所を決める時は人数・火葬場への距離・祭壇・会食・控室・交通を確かめる
  • 斎場の手配は葬儀社と相談しながら進めるので、早めに相談しておくと安心
告別式ガイド

告別式ガイド 編集部

告別式の意味と流れ、時間と日程、服装・香典・焼香・挨拶などの参列マナー、喪主・遺族の準備と葬儀社の選び方までを、急な知らせでも落ち着いて動けるように整理している情報サイトです。 公式サイト

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