子どもと告別式に参列する時|服装・制服とマナー

子どもと告別式に参列する時の服装を紹介する記事のアイキャッチ。たたんだ制服と黒い子ども靴

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急に告別式に出ることになり、『子どもには何を着せればいいの?』と、クローゼットの前で手が止まっている方もいるはずです。

結論から言うと、告別式の子どもの服装は、制服があれば制服、なければ黒や紺などの地味な服で大丈夫です。大人のような喪服を新しくそろえなくてもかまいません。

この記事では、乳幼児から大学生までの4段階で服装と過ごし方の注意を早見表にし、子どもと一緒に参列する時のマナーを紹介しますね。

目次

告別式の子どもの服装は「制服があれば制服」が基本

先に結論

学校の制服は、子どもにとっての正装です。制服があれば、告別式にはそのまま制服で参列できます。制服がない年齢の子は、黒・紺・グレーなどの地味な色の服を選べば十分です。

葬儀の業界団体である全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)は、告別式の解説の中で、子どもや学生の服装を年齢で分けて説明しています。

年齢の目安全葬連の説明
小学校低学年まで制服、または黒や紺など地味な平服
小学校高学年以上制服、または喪服に準じた服

ここでいう「平服(へいふく)」は、喪服ではない、ふだんの服のことです。ただし、ふだん着のままでいいという意味ではなく、色や柄を控えた落ち着いた服を指します。

『子ども用の喪服を買わないといけないのかな』と心配になりますよね。でも実は、子どもには大人と同じ喪服までは求められていないんです。

告別式は、故人と縁のあった人が最後のお別れをする儀式です。子どもにとっても、おじいちゃんやおばあちゃん、先生や友達に「さようなら」を伝える大事な場なんです。告別式そのものの意味は告別式とはで紹介しています。

大人の服装の考え方は告別式の服装で紹介しています。子どもの服も「黒・光沢なし・露出なし」を目安にすると、選びやすくなりますよ。

年齢別の早見表:乳幼児・小学生・中高生・大学生

子どもと告別式に出る時は、服装だけでなく、当日の過ごし方の注意も年齢で変わります。4つの段階に分けて早見表にしてみました。

年齢服装の目安当日の過ごし方で気をつけたいこと
乳幼児(2歳ごろまで)黒・紺・グレー・白など落ち着いた色の服泣いた時にすぐ外へ出られる席に座る
小学生制服、なければ白いシャツと黒や紺のズボン・スカート焼香の動きを前もって伝えておく
中学生・高校生学校の制服一人で参列する時は受付と焼香の流れを確かめる
大学生黒の礼服、なければ黒や紺の無地のスーツ大人と同じ参列者として香典や記帳の準備をする
告別式に参列する子どもの服装と過ごし方を、乳幼児・小学生・中高生・大学生の4段階で並べた早見表の図解

2歳など乳幼児の服装

2歳ごろまでの小さな子には、制服も喪服もありません。告別式の服装は、手持ちの服の中から落ち着いた色で、柄や飾りの少ないものを選べば大丈夫です。

例えば、紺のトレーナーにグレーのズボン、白いシャツに黒のカーディガンなどです。キャラクターの大きな絵や、光る飾りのついた服は控えておきましょう。

おむつ替えや食べこぼしに備えて、着替えを1組持っていくと安心です。着替えも同じように落ち着いた色にしておくと、汚れた時も慌てずにすみますよ。

小学生の服装

小学生で制服がある学校なら、制服で参列します。制服がない場合は、白いシャツやブラウスに、黒・紺・グレーのズボンやスカートを合わせる形が選びやすいです。

全葬連の説明では、小学校高学年になると「喪服に準じた服」も挙がっています。黒のワンピースや紺のブレザーなど、少し改まった服があれば、それを着せてもいいですね。

中学生・高校生の服装

告別式に中学生や高校生が参列する時は、学校の制服が基本です。学ランでもブレザーでも、セーラー服でも、その学校の制服をきちんと着ていけば失礼にはなりません。

気をつけたいのは、着こなしの部分です。シャツの裾を入れる、ボタンを留める、スカート丈を学校の決まりに戻す、といった整え方をしておきましょう。

大学生の服装

大学生になると制服がないので、大人と同じように考えます。黒の礼服があればそれ、なければ黒や紺の無地のスーツを選ぶ人が多いです。

就職活動で使う黒いスーツを持っている方も多いですよね。光沢のない無地なら、告別式でも落ち着いて見えます。大学生の服装の相談は告別式の服装の記事でも取り上げています。

制服がない・制服で迷う時のチェック

『制服はあるけれど、靴や靴下はどうしよう』と、細かいところで迷うこともありますよね。服と一緒に、足元や持ち物も確かめておきましょう。

出かける前の子どもの身だしなみチェック
  • 服は黒・紺・グレー・白など落ち着いた色か
  • キャラクターの大きな絵や光る飾りがないか
  • 靴は黒や紺など暗い色で、汚れを落としてあるか
  • 靴下は白・黒・紺など目立たない色か
  • 髪が長い子は、黒や紺のゴムでまとめてあるか

靴と靴下は暗い色の通学用でいい

業界団体の告別式の案内には、子どもの靴についての記載は見当たりません。制服で参列するなら、ふだんの通学用の靴で、黒や紺など暗い色のものを選んでおくと落ち着いて見えます。

光る飾りやライトの付いた運動靴、明るい色のスニーカーしかない時は、できるだけ地味なものを選び、汚れを落としておきましょう。大人の靴の選び方は告別式の靴で紹介しています。

制服がない時の組み合わせ

制服がない学校の子や、まだ小さい子は、次のような組み合わせが手持ちの服で作りやすいです。

手持ちの服組み合わせの例
白いシャツ・ブラウス黒や紺のズボン、スカートと合わせる
紺やグレーのセーター・カーディガン白いシャツの上に羽織る
黒や紺のワンピース白い靴下と黒い靴を合わせる
入学式や発表会で着た紺の服飾りのリボンやコサージュを外して着る
よくある失敗

入学式や七五三の服は、改まって見えても飾りが華やかなことがあります。リボンや光るボタン、明るい色のネクタイは外すか、別の物に替えておきましょう。

子どもと告別式に参列する時のマナーと過ごし方

子どもと一緒に告別式に出る時、親がいちばん心配なのは、式の最中に泣いたり騒いだりしないかですよね。前もって準備しておけば、慌てずにすみます。

子どもと参列する日の段取り
  1. 家を出る前に、静かにする場所だと短い言葉で伝えておく
  2. 会場には少し早めに着き、トイレをすませておく
  3. 出入口に近い席や、通路側の席に座る
  4. 焼香は親と一緒に前へ出て、親のまねをしてもらう
  5. 泣いたりぐずったりしたら、いったん席を外して落ち着かせる
子どもと告別式に参列する日の段取りを、家を出る前から式の最中まで順に示した図解

例えば、家を出る前にはこんなふうに声をかけておくといいですよ。

「今日はおじいちゃんにさようならを言いに行くから、お話は小さな声でね」
「うん。お花のところで手を合わせればいいの?」

焼香は親と一緒でいい

小さな子に焼香の作法を全部覚えてもらう必要はありません。親と一緒に前へ出て、手を合わせるだけでも、お別れの気持ちは十分に伝わります。

小学生以上なら、前の日に『おじぎをして、手を合わせて、もう一度おじぎ』と流れだけ伝えておくといいですよ。焼香のやり方は告別式の焼香のやり方で詳しく紹介しています。

最後までいられそうにない時は

小さな子を連れていると、出棺まで待つのが難しい日もありますよね。全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)は、告別式だけに参列する場合、焼香が終わったらそのまま帰ってもかまわないとしています。

同じ案内には、できれば最後までいて出棺を見送るように、ともあります。子どもの様子を見て、無理なら焼香をすませたところで静かに失礼しましょう。

子どもの様子考え方の例
落ち着いて座っていられる出棺の見送りまで一緒にいる
途中で飽きてきた席を外して、ロビーなどで静かに待つ
泣きやまない・眠ってしまった焼香をすませたら、遺族に目礼して失礼する

帰る時は、遺族に長く話しかけず、目礼する程度で大丈夫です。後日、改めてお悔やみを伝える機会もありますよ。

静かに過ごすための持ち物

乳幼児や小学校低学年の子は、式の間じっと座っているのが難しいこともあります。音の出ない小さなおもちゃや絵本、汚れにくいおやつがあると、待ち時間をしのぎやすいです。

火葬場では人数の決まりがあることも

火葬場によっては、入れる人数に決まりがあります。例えば京都市中央斎場の案内では、待合所と収骨室は10名以内で、別に小学生までの子ども2名と介助者1名まで、とされています。子どもと火葬場まで行く時は、喪家や葬儀社に確かめておきましょう。

学生が一人で参列する時

中学生や高校生が、先生や同級生の告別式に一人や友達同士で行くこともありますよね。受付ではおじぎをして「この度はご愁傷様です」と短く伝え、芳名帳に名前を書きます。

「この度はご愁傷様です。〇〇中学校の△△です」
「ありがとうございます。こちらにお名前をお願いします」

香典を持っていくかどうかは、学校から案内がある場合が多いです。学校や家族と相談して決めておくと安心です。参列の流れ全体は告別式の参列マナーで紹介しています。

知恵袋でよくある相談:子どもの服装と参列

Yahoo!知恵袋にも、子どもと告別式に出る時の相談がたくさん寄せられています。閲覧の多い相談から3つ選び、要点をまとめてお答えしますね。

相談1:2歳の子の服装はどうすればいい?

夫の祖母の通夜と告別式に、2歳の男の子を連れて出席することになり、何を着せればいいか知りたい、という相談です。

2歳の子には、黒・紺・グレーなどの落ち着いた色の服を選べば大丈夫です。全葬連も、小学校低学年までは黒や紺など地味な平服としています。

わざわざ子ども用の喪服を買わなくても、手持ちの服で十分です。着替えを1組と、静かに遊べる物を持っていくと当日が楽になりますよ。

相談2:子どもの同級生が亡くなった。中学生の服装は?

学校からの連絡で同級生の訃報を知り、中学生の子どもを通夜や告別式に行かせる時の服装を知りたい、という相談です。

中学生は、学校の制服で参列すれば大丈夫です。同級生の告別式では、学校から服装や集合について案内があることも多いので、まず連絡を確かめておきましょう。

親が一緒に行く時は、親も落ち着いた服装で付き添います。子どもにとってはつらい場面なので、帰ってから話を聞いてあげることも大事ですね。

相談3:夏の学ランは半袖のワイシャツでいい?

男子中学生の制服は学ランだけれど、夏の告別式は夏用のズボンと半袖のワイシャツで行ってもいいのか、という相談です。

制服は学校が決めた服なので、その季節に着ている夏の制服で参列してかまいません。ワイシャツは白で、汚れやしわがないものを選び、裾はきちんと入れておきましょう。

夏の暑い時期の装い全体は夏の告別式の服装で紹介しています。

家族のもしもの時のために

子どもの服装を準備しながら、『自分の家族の時は、どこに相談すればいいんだろう』と気になった方もいるかもしれません。夜中や休日でも電話で相談できる葬儀社を一つ知っておくと、いざという時に慌てずにすみます。

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よくある質問

告別式に中学生は制服で行ってもいいですか?

制服で大丈夫です。学校の制服は子どもにとっての正装なので、学ランやブレザーをきちんと着ていけば失礼にはなりません。

告別式の高校生の服装も制服でいいですか?

高校生も学校の制服が基本です。ボタンを留め、シャツの裾を入れ、スカート丈を学校の決まりに戻すなど、着こなしを整えておきましょう。

告別式に大学生は何を着ていけばいいですか?

制服がないので大人と同じように考え、黒の礼服、なければ黒や紺の無地のスーツを選びます。就職活動用の黒いスーツでも、光沢のない無地なら落ち着いて見えます。

2歳の子の告別式の服装に、子ども用の喪服は必要ですか?

必要ありません。黒・紺・グレーなど落ち着いた色で、柄や飾りの少ない手持ちの服で十分です。

まとめ

この記事の要点
  • 告別式の子どもの服装は、制服があれば制服が基本
  • 小学校低学年までは黒や紺など地味な平服、高学年以上は制服か喪服に準じた服
  • 中学生・高校生は制服を整えて着る。大学生は黒の礼服か無地のスーツ
  • 靴や靴下も暗い色にそろえ、華やかな飾りは外しておく
  • 子連れの時は出入口近くの席に座り、焼香は親と一緒でいい
告別式ガイド

告別式ガイド 編集部

告別式の意味と流れ、時間と日程、服装・香典・焼香・挨拶などの参列マナー、喪主・遺族の準備と葬儀社の選び方までを、急な知らせでも落ち着いて動けるように整理している情報サイトです。 公式サイト

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