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叔父や祖母など、親戚の告別式に出ることになったものの、『親族として何をすればいいの?』『一般の参列と何が違うの?』と戸惑っていませんか。親族は迎える側にも近い立場なので、気になることが多いですよね。
結論から言うと、親族は一般の参列者より早く会場に入り、親族席で式に参列し、火葬場まで同行することが多い立場です。服装は喪服を選び、役割は遺族から頼まれたことを引き受ければ大丈夫です。
この記事では、立場別の服装・香典・役割の早見表と、当日の時間と流れ、親族席の座り方を紹介します。告別式そのものの意味は告別式とは?で紹介しています。
親族・親戚として告別式に出る時に押さえること
親族として告別式に出る時は、一般の参列者とは集合時刻・席・火葬場への同行が違います。いつ、どこに集まればいいかを遺族に確かめるのが最初の一歩です。
親族・親戚の告別式と一般の参列のいちばんの違いは、式が終わってからもお別れが続くことです。親族は、出棺のあと火葬場へ行き、骨上げや精進落としまで一緒に過ごすことが多いんです。
『どこまでが親族なの?』と思う方もいますよね。民法では、六親等内の血族、配偶者、三親等内の姻族を親族としています。
| 続柄 | 親等(民法の数え方) |
|---|---|
| 父母・子 | 1親等 |
| 祖父母・孫・兄弟姉妹 | 2親等 |
| おじ・おば(叔父・伯父など)・甥・姪 | 3親等 |
| いとこ | 4親等 |
| 配偶者の父母 | 1親等の姻族 |
ただ、民法の親族の範囲と、告別式で親族席に座る範囲は同じではありません。親族席にどこまで座るかは、家や地域の慣習と遺族の考えで決まります。
一般の参列と親族の違い
| 項目 | 一般の参列者 | 親族 |
|---|---|---|
| 会場に入る時刻 | 受付をすませて開式の前に着席 | 遺族が決めた集合時刻(一般より前が多い) |
| 席 | 祭壇に向かって左側など一般席 | 祭壇に向かって右側の親族席 |
| 焼香の順番 | 遺族・親族のあと | 喪主・遺族に続いて |
| 式のあと | 出棺を見送って帰る | 火葬場へ同行することが多い |
| 香典 | 受付で渡す | 受付で渡すか、遺族に直接渡すか家による |
親族として何時に入ればいいかは、家ごとに違います。「明日は何時に会場に入ればいい?手伝えることがあれば言ってね」と、前の日のうちに遺族に聞いておきましょう。
立場別の早見表:子・孫・兄弟・おじおば・いとこ
親族の中でも、故人との近さで服装の格や当日の役割は変わります。故人に近い立場ほど遺族として迎える側に回り、遠い立場ほど親族席で参列する形に近くなります。
『叔父の告別式と、祖父の告別式では、何が違うの?』と迷う方のために、立場ごとの目安を並べてみました。
| 立場 | 服装の格の目安 | 香典の考え方 | 当日の役割の例 |
|---|---|---|---|
| 子(喪主以外) | 正喪服か準喪服。喪主と格をそろえる | きょうだいや喪主と相談して決める | 遺影を持つ、弔問客への挨拶、会計の手伝い |
| 孫 | 準喪服。学生は制服 | 親とまとめるか、独立していれば別に包むか家族で相談 | 焼香、孫代表の挨拶を頼まれることも |
| 兄弟姉妹 | 準喪服 | 故人とのつき合いの深さで決め、兄弟で相談 | 親族代表の挨拶、棺を運ぶ手伝い |
| おじ・おば | 準喪服 | 親族の間の慣例を確かめる | 親族席で参列し、火葬場へ同行 |
| いとこ | 準喪服か略喪服 | 親と一緒にまとめるか相談 | 親族席で参列、案内があれば火葬場へ |

この表は目安です。故人と同居していた、生前に特に親しくしていたなど、関係によって役割が増えることもあります。
叔父・叔母の告別式に出る時
叔父の告別式は、親族の中では少し距離のある立場での参列になります。親族席に座り、焼香をして、火葬場へは遺族から声がかかれば同行する形が多いです。
『自分の親と一緒に行くべき?』と迷ったら、親に聞いてみるのがいちばんです。香典を家族でまとめるのか、別々にするのかも、そこで決めておくと受付で迷いません。
いとことして出る時
いとこは民法では4親等の親族です。親族席に座るかどうかは家によって違い、一般席で参列するよう案内されることもあります。
案内がなければ、自分の親と一緒に行動すれば迷いません。火葬場へも、遺族から声がかかった時に同行すれば十分です。
孫として出る時
孫は、葬儀によっては「孫代表」として挨拶やお別れの手紙を頼まれることがあります。例文や組み立て方は孫として告別式に出る時で紹介しています。
親族代表の挨拶を頼まれた時
全葬連Q&Aでは、遺族代表の挨拶は喪主かその代理の親族がするとされています。喪主が高齢などで挨拶が難しい時に、兄弟や子が代わりを務めることがあるんです。
挨拶の組み立てと例文は親族代表の告別式挨拶でまとめています。
親族の告別式の時間と流れ
親族の一日は、一般の受付より早い集合から始まり、告別式、出棺、火葬、骨上げ、精進落としまで続きます。式のあとの時間が長いので、予定は一日あけておくと安心です。
親族として告別式に出る日の流れを、時間の順に並べてみました。時刻や長さは式場や火葬場で違うので、出典のある所だけ例として載せています。
| 場面 | 親族がすること | 時間の目安・例 |
|---|---|---|
| 集合 | 控室に入り、遺族にあいさつ | 遺族が決めた時刻 |
| 受付開始 | 一般の参列者を迎える | 宇都宮市の資料では式開始の概ね60分前からが多い |
| 着席 | 親族席に座る | 全互協は式の10分前には着席と案内 |
| 告別式 | 読経・弔辞・焼香 | 続けて行う場合で1時間前後 |
| お別れ・出棺 | 棺に花を入れ、霊柩車を見送るか同乗する | 式のあとすぐ |
| 火葬 | 火葬場の控室で待つ | 南多摩斎場は約1時間20分、京都市中央斎場はおおむね60〜90分 |
| 骨上げ | 二人一組で遺骨を骨壷に納める | 南多摩斎場は収骨約15分 |
| 初七日・精進落とし | 法要と会食 | 全葬連は会食を1時間から1時間半くらいで切り上げると説明 |

告別式全体の時間の目安は告別式の時間は何時から?でも紹介しています。
告別式のあとのお別れと出棺
全互協は、告別式が終わると棺が祭壇から降ろされ、喪主、遺族、近親者、親しかった友人などが最後のお別れをすると説明しています。祭壇の花を一輪ずつ棺に入れることを「別れ花」と呼ぶそうです。
全葬連は、写真や本、千羽鶴など燃えやすい物は棺に入れられ、金属やガラスなど燃えにくい物は入れられないと説明しています。ただ、南多摩斎場のように本も入れないよう案内している火葬場もあります。入れたい物があれば、前もって葬儀社に確かめておきましょう。
そのあと、棺のふたを閉じる釘打ちを行う地域もあります。全互協は浄土真宗では行わないとしており、地域や宗派によって行わない所もあります。
出棺では、棺を遺族や近親者、親しかった友人などが霊柩車まで運びます。全互協は男性六人の手で運ぶと説明していて、親族の男性が頼まれることも多い役目です。
火葬場での親族の過ごし方
火葬場では、火葬炉の前で納めの式を行い、喪主から順に焼香します。全葬連は、焼香の順番は故人との関係が深い順と説明しています。
火葬を待つ間は、控室で親族どうし静かに過ごします。骨上げは、二人一組で一つの骨をはさむやり方と、箸から箸へ骨を渡すやり方があり、地域や火葬場で違います。
繰り上げ初七日と精進落とし
初七日は、亡くなった日を含めて7日目の法要です。全互協は、火葬のあとの還骨勤行に続けて、初七日を繰り上げて営むケースが一般的と説明しています。
そのあと、お世話になった人の労をねぎらう精進落としの会食が開かれます。
全互協は、精進落としでは僧侶や知人、手伝ってくれた人が上座に座り、遺族は末席に座ると説明しています。親族も、遺族側として僧侶やお手伝いの方をもてなす気持ちで座りましょう。
親族の告別式の服装と香典のマナー
親族は、一般の参列者より格の高い喪服を選ぶのが基本です。香典は、親族の間で金額や出し方をそろえることも多いので、親や兄弟と相談してから用意しましょう。
親族の服装は喪服が基本
全互協は、喪服には正・準・略の区別があり、喪主、親族、近親者は正喪服で改まった気持ちを示すと説明しています。一方で、遺族や近親者は準喪服や略式喪服でかまわないとも書いています。
ブラックスーツは準喪服で、通常の葬儀では会葬者も喪主もこれを着ることが多いと全互協は説明しています。親族ならブラックスーツやブラックフォーマルを用意しておけば、まず困りません。
- 男性は黒の礼服に白無地のワイシャツ、黒無地のネクタイ
- 女性は黒のワンピースかスーツ、ひざが隠れる丈、黒のストッキング
- 靴とバッグは光沢のない黒
- アクセサリーは結婚指輪のほかは一連のパール程度
- 子どもは制服か、黒や紺など地味な服
女性の和装の喪服は、全互協によれば、今はほとんど喪主と近親者のみになってきているそうです。立場ごとの喪服の選び方は喪主・遺族の告別式の服装で詳しく紹介しています。
親族の香典の考え方
香典の金額は、故人との関係の深さや地域、家の慣例で変わります。親族の場合は、兄弟やいとこどうしで金額をそろえることも多いので、ひとりで決めずに相談しておきましょう。
全葬連は、通夜と告別式の両方に出席する場合、香典はどちらか一方に包むのが一般的と説明しています。告別式に持参し、通夜には持参しないことが比較的多いそうです。
表書きは、全互協が宗教・宗派を問わず使えるとしている「御霊前」がよく使われます。浄土真宗では「御仏前」とするので、故人の家の宗派は前もって確かめておきましょう。香典の準備から渡し方までは告別式の香典で紹介しています。
親族だからと香典を持っていかず、あとで家族の中で出したかどうか分からなくなることです。受付で記帳しない時も、誰の名前で、いくら包んだかをメモしておくと、香典返しの時に遺族が困りません。
お通夜と告別式、親族のマナーの違い
お通夜も告別式も、親族のマナーの基本は同じです。ただ、お通夜は夕方から夜にかけて行われ、告別式は日中に行われて火葬まで続くことが多いのが違いです。
全互協は、喪主の正喪服であるモーニングは昼間の礼装なので、夜のお通夜ではブラックスーツを着ると説明しています。日中に行う告別式は、改まった喪服を着る場面だと考えておきましょう。
親族席の座り方と当日の役割
親族席は、祭壇に向かって右側です。故人に近い人ほど前に座り、焼香も喪主・遺族に続いて行います。受付は近親者以外に頼むのが一般的なので、親族は会計や案内などを手伝うことが多いです。
告別式の親族席の座り方
全互協は、近親者は祭壇に向かって右、その他の参列者は左に着席すると説明しています。全葬連も、祭壇に向かって右側に遺族が座るとしています。
| 席の位置 | 座る人の例 |
|---|---|
| 祭壇に向かって右・前の列 | 喪主、遺族(故人の配偶者・子) |
| 祭壇に向かって右・その後ろ | 故人の兄弟姉妹、孫、おじおばなど近い親族 |
| 祭壇に向かって右・後ろの列 | いとこなど少し遠い親族 |
| 祭壇に向かって左 | 世話役、友人・知人、会社関係の参列者 |
通夜の席について全互協は、棺に近い所から、喪主、肉親、近親者、友人、知人と故人と親しかった順に座ると説明しています。告別式でも、故人に近い人ほど前に座る考え方は同じです。

席の細かい決め方は告別式の席順で紹介しています。
親族が頼まれやすい役割
全互協は、受付係は近親者以外の人に頼むとしています。一方、香典を管理する会計係は、親族とその他から1名ずつ頼む例を挙げています。
- 会場で遺族と一緒に参列者を迎える
- 会計係として香典の管理を手伝う
- 出棺の時に棺を霊柩車まで運ぶ
- 火葬場で遺族と一緒に納めの式や骨上げをする
- 精進落としで僧侶やお手伝いの方をもてなす
『何を手伝えばいいか分からない』という時は、遺族か葬儀社の担当者に「何かできることはありますか」と聞いてみてください。頼まれたことを一つずつ引き受ければ十分です。
親族どうしでも気をつけたい言葉
親族の集まりだと、つい普段どおりの言葉が出てしまうこともありますよね。でも、遺族は気を張って一日を過ごしています。
全葬連は、「頑張ってください」「元気を出して」といった言葉は遺族の負担になりかねないとして、避ける表現に挙げています。亡くなった時のいきさつを何度も聞くのも控えましょう。
「何でも言ってね」「少し休んでね」のように、遺族を気づかう短い言葉のほうが、気持ちはまっすぐ伝わります。
親族控室での過ごし方
親族控室は、遺族が少し休める場所でもあります。久しぶりに会う親戚と話が弾むこともありますが、声の大きさには気をつけましょう。
遅れて控室に着いた時は、「遅くなりました。この度は」と短くあいさつすれば大丈夫です。
自分や家族のもしもの時に、夜中や休日でも電話で相談できる葬儀社を知っておくと、親族の連絡や段取りも慌てずに進められます。
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親族の告別式についてのよくある相談
喪主が挨拶できない時に親族の誰が挨拶するか、火葬場へはどこまでの親族が行くか、お通夜と違って告別式はどこまで残るか、という相談が多く見られます。
Yahoo!知恵袋に寄せられた相談を、内容を要約して紹介します。
高齢の喪主が挨拶できない。親族の挨拶は誰がする?
義母が亡くなり、高齢の義父が喪主になるけれど、挨拶ができる状態ではない、という相談です。
全葬連Q&Aは、遺族代表の挨拶は喪主かその代理の親族がすると説明しています。喪主の子や兄弟など、故人に近い親族が代わりに挨拶する形で問題ありません。
挨拶を始める時に「喪主に代わりまして、ひと言ごあいさつを申し上げます」と添えれば、参列者にも事情が伝わります。
告別式のあと、火葬場へはどこまでの親族が行く?
告別式のあとの火葬場へ、どこまでの親族が行くものなのか、という相談です。
全葬連は、火葬場へ同行するのは遺族や故人と特に親しかった友人などが一般的と説明しています。何親等までという決まりはありません。
火葬場によっては、来場できる人数や車の台数に上限がある所もあります。例えば京都市中央斎場は、待合所・収骨室の人数を10名以内としています。行くかどうかは、遺族の案内に従いましょう。
お通夜は焼香して帰ったけれど、告別式はどこまで残る?
お通夜では焼香をして帰ったけれど、告別式ではどこまで残ればいいのか、という相談です。
親族として出るなら、出棺まで残り、遺族から声がかかれば火葬場へ同行するのが一般的です。一般の参列者として出る場合も、全互協はできれば最後まで残り、出棺を見送るよう勧めています。
喪服を持っていない。親族の告別式に何を着ればいい?
親族に不幸があり、通夜と告別式に出ることになったけれど、喪服を持っていない、という相談です。
全葬連は、黒のビジネススーツで代用されることもあるけれど本来は略式と説明しています。全互協も、遺族や近親者は準喪服や略式喪服でかまわないとしています。
手持ちの黒いスーツやワンピースに、白無地のシャツ、黒のネクタイや靴、バッグを合わせれば、親族として出ても失礼にはなりません。これを機に一着用意しておくと、次に慌てずにすみますよ。
よくある質問
親族は告別式の何時に会場に入ればいいですか?
遺族が決めた集合時刻に合わせます。一般の受付より前に入ることが多いので、前の日のうちに遺族に聞いておきましょう。
叔父の告別式に、子どもを連れて行ってもいいですか?
連れて行ってかまいません。全葬連は、小学校低学年までの子どもは制服か黒や紺など地味な平服、高学年以上は制服か喪服に準じた服を挙げています。
仲人をしてくれた人の通夜や告別式では、親族席に座りますか?
仲人は民法上の親族ではないので、席は遺族や葬儀社の案内に従います。親しいおつき合いがあれば、通夜・告別式の両方に参列する方もいます。
親戚の告別式で、香典は通夜と告別式の両方に持っていきますか?
全葬連は、両方に出席する場合はどちらか一方に包むのが一般的で、告別式に持参することが比較的多いと説明しています。
親族は告別式の受付をしますか?
全互協は、受付係は近親者以外の人に頼むとしています。親族は会計係や案内など、遺族から頼まれた役割を手伝うことが多いです。
まとめ
- 親族は一般の参列者より早く会場に入り、火葬場まで同行することが多い
- 子・孫・兄弟・おじおば・いとこで、服装の格や役割の目安が変わる
- 親族席は祭壇に向かって右側で、故人に近い人ほど前に座る
- 親族の服装は喪服が基本で、準喪服や略式喪服でもかまわない
- 香典は親や兄弟と相談し、通夜と告別式のどちらか一方に包むのが一般的





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