告別式の席順|喪主・遺族・親族・一般参列者の座る位置

告別式の席順を紹介する記事のアイキャッチ。祭壇の手前に左右に分かれて並ぶ椅子

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告別式の会場に入ったものの、『自分はどこに座ればいいの?』と迷ってしまうことはありませんか。遺族の側でも、親族の席をどう並べるかで悩む方は多いはずです。

結論から言うと、告別式の席順は祭壇に向かって右側に喪主・遺族・親族、左側に世話役や友人・知人が座るのが基本です。どちらの側も、祭壇に近い前の席ほど故人と縁の深い人が座ります。

この記事では、右側・左側・後方の3つのブロックに分けて、誰がどこに座るかをお伝えしますね。

目次

告別式の席順は「祭壇に向かって右が遺族」

先に結論

祭壇に向かって右側が遺族・親族の席、左側が世話役や友人・知人など参列者の席です。故人と縁の深い人ほど、祭壇に近い前の席に座ります。

全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)は、告別式では近親者が祭壇に向かって右、その他の参列者が左に着席すると説明しています。

全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)も、祭壇に向かって右側に遺族が座り、左側には世話役代表・世話役、友人・知人などが座るとしています。2つの団体の説明は、ほぼ同じなんです。

『右と左、どちらから見て?』と迷う方もいますよね。基準は「祭壇の方を向いて立った時」です。会場の入口から入ると、祭壇に向かって右手が遺族の席になります。

葬儀と告別式を分けて行う時は座り直すことも

全互協は、葬儀と告別式を区別して行う場合、告別式に移る時に、遺族側と友人・知人側が向き合う形で座り直すと説明しています。

続けて行う場合は、祭壇を向いたままの姿勢で行います。今は葬儀・告別式を続けて行うことが多いので、多くの場合は最初に座った席のままで大丈夫ですよ。

お通夜の席順との違い

お通夜の席も、全互協は祭壇に向かって右側に喪主・遺族・近親者、左側に葬儀委員長や世話役、友人・知人が座ると説明しています。基本の並びは、告別式と同じなんです。

比べる点お通夜告別式
右側喪主・遺族・近親者喪主・遺族・近親者
左側葬儀委員長・世話役・友人・知人・会社関係者世話役代表・世話役・友人・知人
一般の参列者到着順やグループ別係の案内に従って
座り直しなし葬儀と告別式を分ける時は向き合う形に座り直すことも

『お通夜で座った席に、告別式でも座っていい?』と迷ったら、基本の並びは同じなので、同じあたりの席に座れば大丈夫です。席を変える時は、係が案内してくれますよ。

着席のタイミング

全互協は、参列者は式の始まる10分前には席に着くと説明しています。早めに着いたら、係の案内を待って座りましょう。

右側・左側・後方の3ブロック配置表

ここでの結論

会場を「右側(遺族・親族)」「左側(世話役・関係の深い参列者)」「後方(一般の参列者)」の3つのブロックで考えると、自分の席がすぐに分かります。

全互協と全葬連の説明をもとに、会場を3つのブロックに分けて、誰がどこに座るかを表にしました。

ブロック座る人前の席から順に
右側(祭壇に向かって)喪主・遺族・親族喪主、故人の配偶者や子、孫、兄弟姉妹、おじおば、いとこ
左側(祭壇に向かって)葬儀委員長・世話役、友人・知人、会社関係者葬儀委員長や世話役代表、世話役、故人と特に親しかった友人
後方一般の参列者到着した順や、会社・グループごとにまとまって
告別式の会場を、祭壇に向かって右側の遺族・親族、左側の世話役・友人知人、後方の一般参列者の3つのブロックに分けて示した図解

全互協は、通夜の席について、一般の弔問客は到着順やグループ別に座るとしています。告別式でも、一般の参列者は係に案内された席に、順に詰めて座れば大丈夫です。

一般の参列者として座る時のポイント

『前の席が空いているけれど、座っていいのかな』と遠慮してしまうこともありますよね。前方の席は遺族や関係者の席になっている場合があるので、係の案内がなければ、後方から詰めて座るのが無難です。

一般の参列者として席に着く時
  • 係の案内があれば、その席に座る
  • 案内がなければ、後方の空いている席から詰めて座る
  • 会社の同僚と来た時は、まとまって座る
  • 通路側に荷物を置かず、膝の上か足元に置く

会社関係で参列した時の席

会社の上司や同僚と一緒に参列した時は、ばらばらに座らず、まとまって座っておくと焼香の時も動きやすくなります。

例えば、受付で「〇〇株式会社の者です」と伝えると、係が会社関係の席を案内してくれることもあります。案内がなければ、上司を通路から入りやすい席にして、同僚が並んで座れば十分です。

小さな子どもや車いすの人と一緒の時

小さな子どもを連れている時や、車いすの家族と参列する時は、出入口や通路に近い席を選んでおくと安心です。式の途中で席を立つことになっても、周りの人の焼香の邪魔になりません。

「子どもが一緒なので、出入口の近くに座ってもよろしいでしょうか」と、受付や係にひと言相談してみてください。

告別式の参列マナーで紹介しています。

遺族・親族席の並び方:喪主から故人に近い順

ここでの結論

遺族・親族席は、祭壇にいちばん近い席に喪主が座り、そこから故人と縁の深い順に並びます。最終的な並びは、喪主と葬儀社の担当者が決めるものです。

全互協は通夜の席順について、棺に近い所から、喪主、肉親、近親者、友人、知人と、故人と親しかった順に座ると説明しています。告別式の遺族・親族席も、この考え方で並べるのが一般的です。

千葉市斎場の案内でも、遺族が通夜・告別式の会場準備でする事として「席順や焼香順を決める」ことが挙げられています。迷う時は、喪主が葬儀社の担当者と相談して決めればいいんです。

迷いやすい組み合わせの考え方

実際に並べようとすると、『この人とこの人、どちらが先?』と迷う場面が出てきますよね。故人に近い順という考え方に沿って、よくある組み合わせを表にしてみました。

迷う場面考え方の例
喪主が長男で、故人の妻(母)が健在喪主の隣に母が座ることが多い。母を喪主より前にするかは家で決める
結婚して家を出た娘故人の子なので、子の並びに座る
子の配偶者自分の夫や妻の隣に座る
孫子の家族の並びか、子の列の後ろに座る
故人の兄弟姉妹と、子の配偶者故人との縁の深さで決める。家ごとの考え方で変わる

表の並べ方は、あくまで一つの目安です。地域や家の考え方、式場の席の数によっても変わるので、喪主や葬儀社の担当者が決めた席に座るのがいちばんです。

遺族側が席を決める時の手順

全互協は、遺族が式の前に確かめておくことの一つとして「席次、焼香順の確認」を挙げています。慌ただしい中でも、次の順に進めれば短い時間で決められます。

遺族・親族席の決め方
  1. 当日参列する親族の名前と人数を書き出す
  2. 喪主から、故人と縁の深い順に名前を並べる
  3. 葬儀社の担当者に、席の数と並びを伝える
  4. 焼香の時に名前を読み上げるかどうかを確かめる
  5. 開式前に、親族に自分の席を伝える

『親族の誰かが不満に思わないかな』と心配になる方もいますよね。並びに迷った時は、「故人に近い順に、葬儀社の方と相談して決めました」とひと言伝えておくと、受け止めてもらいやすくなります。

親族として告別式に出る時で紹介しています。

よくある失敗

席順を決めないまま式が始まり、親族どうしが遠慮し合って前の席が空いてしまうことがあります。遺族側は、開式前に名前を書いた紙を椅子に置くなど、席を決めておくと当日の混乱が少なくなります。

焼香の順番と、会食・移動の席

ここでの結論

焼香は、席順と同じく喪主から順に行うのが一般的です。会食(精進落とし)の席は逆で、僧侶やお世話になった人が上座、遺族は末席に座ります。

全互協は、葬儀・告別式を一緒に行う場合、焼香は僧侶の焼香のあと、喪主、遺族、親族の順で、続いて一般の参列者が席順に行うと説明しています。

告別式の焼香の順番
  1. 僧侶
  2. 喪主
  3. 遺族(故人の配偶者や子など)
  4. 親族
  5. 世話役や関係の深い参列者
  6. 一般の参列者(席の順に)
告別式の焼香の順番を、僧侶・喪主・遺族・親族・一般の参列者の順に並べた図解

席に座った順に焼香をすることが多いので、席順を決めることは、焼香の順番を決めることでもあるんです。全互協も、遺族が式の前に確かめておくこととして「席次、焼香順の確認」を挙げています。

焼香のやり方や回数は告別式の焼香のやり方で紹介しています。

会食(精進落とし)の席

全互協は、精進落としでは、上座に僧侶や知人、友人、お手伝いをしてくれた人が座り、遺族は末席に座って接待すると説明しています。

会食の席座る人
上座僧侶
上座に近い席世話役、お手伝いをしてくれた人、知人・友人
末席喪主・遺族

全葬連も、僧侶が同席する場合は最上座に案内すると説明しています。告別式の席とは逆になるので、遺族側は覚えておくと案内がスムーズです。

火葬場へ向かう車の順番

全互協は、火葬場へは霊柩車を先頭に、僧侶と喪主が乗った車、遺族の乗った車、その後にほかの親族や友人の乗ったマイクロバスが続くと説明しています。

誰がどの車に乗るかは、葬儀社の担当者や車両係が案内してくれることがほとんどです。告別式全体の進み方は告別式の流れで紹介しています。

知恵袋でよくある相談:告別式の席順

ここでの結論

多いのは「喪主を筆頭に親族はどう並ぶ?」「母が健在で長男が喪主の時の焼香の順は?」「焼香の順番に納得できない」という相談です。

Yahoo!知恵袋で閲覧の多い相談から3つを選び、要点をまとめてお答えしますね。

相談1:喪主を筆頭に、親族の席順はどう並べる?

お通夜と告別式で、喪主から親族までをどんな順で座らせればいいか知りたい、という相談です。

全互協の説明どおり、祭壇に向かって右側に、喪主から故人と縁の深い順に並べます。前の列に故人の配偶者や子、その後ろに兄弟姉妹やおじおば、さらに後ろにいとこ、という形が一つの目安です。

相談2:母が健在で、長男が喪主。焼香の順番はどうする?

父が亡くなり、長男が喪主を務めるが、母と長男のどちらが先に焼香するのか迷っている、という相談です。

全互協の説明では、焼香は喪主から順に行います。ただ、故人の配偶者を喪主の次にするか、喪主より先にするかは、家の考え方で決めてかまいません。葬儀社の担当者に希望を伝えておけば、名前を呼ぶ順番も合わせてもらえます。

相談3:焼香の順番に納得できなかった

義父の葬儀で、焼香の順番が思っていたものと違い、もやもやしている、という相談です。

席順や焼香の順番は、地域や家の考え方で違いが出やすいところです。開式前に喪主と葬儀社が順番を確かめ、親族にも伝えておくと、こうした行き違いは少なくなります。

すでに終わった式のことなら、喪主も慌ただしい中で決めたはずです。気持ちをぶつけるより、次の法要で席や順番を相談できるといいですね。

席順の相談も葬儀社にできる

席順や焼香の順番は、喪主がひとりで決めなくても、葬儀社の担当者と相談しながら決められます。これから葬儀社を決める段階なら、夜中でも電話で相談でき、席の決め方まで一緒に考えてくれる所を選んでおくと安心ですよ。

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喪主の当日の動きは告別式で喪主がやることで紹介しています。

よくある質問

告別式で遺族が座るのは、祭壇に向かって右と左のどちらですか?

右側です。全互協と全葬連は、祭壇に向かって右側に遺族・近親者、左側に世話役や友人・知人が座ると説明しています。

一般の参列者は、どこに座ればいいですか?

係の案内に従って座ります。案内がない時は、後方の空いている席から詰めて座ると無難です。

喪主はどの席に座りますか?

祭壇に向かって右側の、祭壇にいちばん近い前の席に座るのが一般的です。

開式に遅れて着いた時は、どこに座ればいいですか?

受付で遅れたことをひと言伝え、係の案内に従って後方の空いている席に静かに座ります。焼香の列が進んでいる時は、係に案内されるまで待ちましょう。

告別式の席順と焼香の順番は同じですか?

全互協は、焼香は喪主、遺族、親族の順で、続いて一般の参列者が席順に行うと説明しています。席順と焼香の順番はほぼ重なります。

まとめ

この記事の要点
  • 告別式の席順は、祭壇に向かって右が遺族・親族、左が世話役や友人・知人
  • 一般の参列者は後方に、到着順やグループごとに座る
  • 遺族・親族席は、喪主から故人と縁の深い順に並べる
  • 最終的な並びは、喪主と葬儀社の担当者が決める
  • 焼香は僧侶のあと喪主、遺族、親族、一般の参列者の順
  • 会食の席は逆で、僧侶やお世話になった人が上座、遺族は末席
告別式ガイド

告別式ガイド 編集部

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