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告別式を終えて少しほっとしたものの、『お世話になった人たちに、どうお礼をすればいいの?』と気になっている方も多いはずです。
結論から言うと、告別式のお礼は当日に済ませるもの(会葬礼状・挨拶・お寺へのお礼)と、後日にするもの(お礼状・挨拶回り・香典返し)の2段階で考えると分かりやすくなります。相手ごとに時期と方法を決めておけば、抜けや漏れも防げます。
この記事では、相手別のお礼の一覧表と、お寺への挨拶、礼状の文例をお伝えしますね。
告別式のお礼は「当日」と「後日」の2段階
一般の参列者へのお礼は、当日の会葬礼状と喪主の挨拶でほぼ済んでいます。後日のお礼は、お寺、世話役、弔電や供花をくださった方など、特にお世話になった相手にしぼって考えれば大丈夫です。
全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)は、一般の参列者には会葬礼状で挨拶とお礼に代えていると説明しています。会葬礼状は、通夜や告別式の時に受付などで渡すことが多くなったと葬儀辞典は紹介しています。
『参列してくれた全員に、あとでお礼状を出さないといけない?』と不安になりますよね。一般の参列者には、当日の会葬礼状と喪主の挨拶でお礼を伝えた形になっています。
| 時期 | お礼の方法 | 主な相手 |
|---|---|---|
| 告別式の当日 | 会葬礼状・会葬御礼品、出棺の挨拶 | 一般の参列者 |
| 告別式の当日 | お布施など、精進落としでのお礼の挨拶 | お寺、世話役、親族 |
| 告別式のあと | お礼状 | 弔電・供花・香典をくださった方 |
| 告別式のあと | 挨拶回り、お礼の品 | 世話役、会社、近所 |
| 忌明けのころ | 香典返しと挨拶状 | 香典をくださった方 |
告別式そのものの意味や流れは告別式とは?で紹介しています。
お礼の前に、受け取った物を確かめる
お礼の相手を漏らさないためには、まず当日の記録をそろえることから始めます。全互協は、精進落としのあとに、世話人や会計係から会葬者名簿、香典や供物・供花の控え、弔電や弔辞の綴り、弔問者の名刺などを引き継ぐよう説明しています。
- 芳名帳(会葬者名簿)
- 香典帳と、香典の控え
- 供物・供花の控え
- 弔電と弔辞
- 弔問者の名刺
相手別のお礼の一覧表:時期と方法
お礼の相手は、お寺、世話役、弔電や供花をくださった方、会社、近所、一般の参列者の6つに分けると考えやすくなります。相手ごとに、いつ・何で伝えるかを決めておきましょう。
業界団体や通信事業者の説明をもとに、相手別のお礼の時期と方法を一覧表にしました。地域や家の習わしで違うこともあるので、目安として使ってください。
| 相手 | 時期 | 方法 | 根拠になる説明 |
|---|---|---|---|
| お寺(僧侶) | 告別式までを一区切りに | お布施、必要なら御膳料・御車代 | 全互協 |
| 世話役・受付などの手伝い | 告別式の当日か、落ち着いてから | 御車代、目上の人には菓子折など | 全互協 |
| 弔電をくださった方 | 葬儀を終えてから1週間以内が目安 | 手紙のお礼状 | NTT東日本 |
| 供花・香典をくださった方 | 告別式のあと | お礼状、香典返し | 全葬連・全互協 |
| 会社・仕事関係 | 仕事に戻った時 | 直接の挨拶 | 状況に合わせて |
| 近所・町内 | 落ち着いてから | 直接の挨拶 | 状況に合わせて |
| 一般の参列者 | 告別式の当日 | 会葬礼状と喪主の挨拶 | 全互協 |

全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)は、香典や供花、弔電を受け取った場合は、後日お礼状を送るよう説明しています。会社や近所へのお礼は、決まった形があるというより、顔を合わせた時に直接伝えるのが自然ですね。
霊柩車や火葬場の係への心付け
全葬連は、心付けは霊柩車の運転手や火葬場(公営を除く)の係員に渡すもので、地域や状況によって異なるので事前に確認するよう説明しています。
公営の大和斎場のように、心付けは一切受け取らないとしている所もあります。渡すかどうかは、葬儀社の担当者に確かめてみてください。
お寺へのお礼と挨拶
お寺へのお礼は、通夜から告別式までのお礼をまとめて、お布施として渡すのが基本です。表書きは宗派で違うことがあるので、迷ったら「御布施」にしておくと安心です。
全互協は、僧侶へは枕経や通夜、葬儀のお礼をまとめて「御経料」あるいは「御布施」として渡すと説明しています。臨終の立ち会いや枕経などから告別式までを一区切りとして、いったんお礼をするとしています。
ただし、浄土真宗本願寺派や真宗大谷派では「御経料」は使わないとされています。宗派で違う点があるので、表書きは「御布施」にしておくと迷いません。
| 包むもの | どんな時に | 表書き |
|---|---|---|
| お布施 | 通夜から告別式までのお礼 | 御布施 |
| 御膳料 | 精進落としをすすめたが、僧侶が辞退した時 | 御膳料 |
| 御車代 | 交通費が必要と思われる時 | 御車代(御車料) |
全葬連は、僧侶が会食に同席しない場合は、御膳料と御車代を包んで渡すと説明しています。お布施の額は、地域やお寺、つきあいによってさまざまだと全互協は書いており、僧侶に直接聞いてもよいとしています。
お布施の包み方と渡し方は告別式のお布施で詳しく紹介しています。
お寺への挨拶の言葉
お布施を渡す時や、後日お寺に挨拶に伺う時は、短い言葉で感謝を伝えれば十分です。
「このたびは、心のこもったお勤めをいただき、ありがとうございました。おかげさまで、無事に父を見送ることができました。どうぞお納めください」
後日伺う時は、「先日はお世話になりました。今後の法要についても、ご相談させてください」と、四十九日などの予定の相談を兼ねると話がしやすいですよ。
礼状(お礼状)の書き方と文例
弔電や供花、香典をくださった方へのお礼状は、手紙で送るのが一般的です。NTT東日本は、弔電へのお礼状は葬儀を終えてから1週間以内を心がけるよう説明しています。
NTT東日本は、弔電をいただいた遺族側は、手紙で結構なのでお礼状を届けることが一般的だとしています。全葬連も、香典や供花、弔電を受け取った場合は、後日お礼状を送るよう説明しています。
- 弔電・供花・香典へのお礼
- 告別式を無事に終えたことの報告
- 生前のお付き合いへの感謝
- 本来は伺ってお礼を言うべきところを書面で失礼する、というお詫び
- 差出人として喪主の名前

弔電へのお礼状の文例
拝啓
このたびは 亡父 〇〇の葬儀に際しまして ご丁寧なご弔電を賜り 誠にありがとうございました
おかげさまで 告別式を滞りなく済ませることができました
生前に賜りましたご厚情に 改めて深く感謝申し上げます
本来であれば 拝眉の上お礼を申し上げるべきところ 略儀ながら書中にてご挨拶申し上げます
敬具
令和〇年〇月〇日
喪主 〇〇〇〇
供花や香典へのお礼状は
供花をいただいた時は、文例の「ご丁寧なご弔電」を「お心のこもったご供花」に、香典の時は「ご丁重なご香典」に入れ替えれば使えます。
香典へのお礼は、忌明けのころに香典返しを贈る時に挨拶状を添える形もあります。全互協は、香典返しは葬儀の当日か、四十九日の忌明けが済んでから挨拶状を添えて贈ると説明しています。
『お礼状と香典返し、両方いるの?』と迷う方もいますよね。香典返しの時期と方法は告別式の香典返しで、弔電のお礼の考え方は告別式の弔電でも紹介しています。
弔電をいただいた方へのお礼を、香典返しのタイミングまで待ってしまい、何週間も間があいてしまうことがあります。弔電だけをくださった方には、告別式が終わったら早めにお礼状を出しておきましょう。
挨拶回り:世話役・会社・近所へのお礼
世話役や受付を手伝ってくれた人、会社、近所へのお礼は、顔を合わせた時に直接伝えるのがいちばんです。世話役には御車代を渡すこともあり、目上の人にはお金より菓子折などが向いています。
全互協は、受付や接待などの世話役へのお礼について、係による差を設けず「御車代」として渡すと説明しています。世話役の代表が喪主より目上の時は、お金より菓子折などのほうがよいとしています。
| 相手 | お礼の言葉の例 |
|---|---|
| 受付・世話役をしてくれた人 | 「先日は受付を引き受けてくださり、本当に助かりました。ありがとうございました」 |
| 会社の上司・同僚 | 「このたびは、お休みをいただき、ご配慮ありがとうございました。今日からまたよろしくお願いいたします」 |
| 近所の方 | 「先日は父の葬儀に際して、いろいろとお気遣いいただき、ありがとうございました」 |
| 段取りを手伝ってくれた親戚 | 「おかげで、父を落ち着いて送ることができました。本当にありがとう」 |
受付係を頼まれた人の側から見た流れは告別式の受付係のやり方で紹介しています。
喪中はがきでお礼を添える
年末が近い時期には、喪中はがきでもお礼を伝えられます。日本郵便のコラムは、葬儀に参列していただいた方にも喪中はがきを送るのが礼儀で、葬儀の際にお世話になったお礼を書き添えておくとよいと紹介しています。
知恵袋でよくある相談:告別式のお礼
多いのは「段取りをしてくれた親戚へのお礼は?」「参列者全員にお礼の手紙を出すもの?」「全員に配ったギフトは香典返しになる?」という相談です。
Yahoo!知恵袋で閲覧の多い相談から3つを選び、要点をまとめてお答えしますね。
遠方に住んでいて、父の告別式の段取りを親戚が引き受けてくれた。どうお礼をすればいいか、という相談です。
全互協は、世話役の代表へのお礼として、喪主より目上の人にはお金より菓子折などがよいとしています。親戚が世話役を務めてくれたなら、直接会ってお礼を伝え、気持ちとして品物を添える形が自然です。
急いで告別式を終えたが、参列者にお礼状を出すべきか分からない、という相談です。
全互協は、一般の参列者には会葬礼状で挨拶とお礼に代えていると説明しています。当日に会葬礼状を渡していれば、全員に改めて出す必要はありません。弔電や供花、香典をくださった方には、全葬連の説明のとおり後日お礼状を送ります。
参列者全員に同じ品を渡したが、それを香典返しと考えていいのか迷っている、という相談です。
全互協は、香典返しを当日にその場で一律の品で手渡す「即日返し」というやり方を紹介しています。ただ、会葬御礼品と香典返しの線引きは出典によって揺れがあります。香典を特に多くいただいた方には、忌明け後に改めて品を贈る配慮も必要だと全互協は説明しています。
お礼の段取りも葬儀社に相談できる
会葬礼状や香典返しの手配は、葬儀社に相談しながら進められます。これから葬儀社を決める段階なら、夜中でも電話で相談でき、お礼の品の手配まで任せられる所を選んでおくと安心です。
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告別式のあとの段取り全体は告別式のあとにすることで紹介しています。
よくある質問
告別式のお礼状は、いつまでに出せばいいですか?
NTT東日本は、弔電へのお礼状は葬儀を終えてから1週間以内を心がけるよう説明しています。供花や香典へのお礼も、告別式が終わったら早めに出しておくと安心です。
一般の参列者にも、告別式のお礼状は必要ですか?
全互協は、一般の参列者には会葬礼状で挨拶とお礼に代えていると説明しています。当日に会葬礼状を渡していれば、改めて出さなくてかまいません。
お寺へのお礼の表書きは何と書きますか?
全互協は「御経料」か「御布施」としていますが、浄土真宗本願寺派や真宗大谷派では「御経料」は使わないとされています。迷ったら「御布施」にしておくと安心です。
受付を手伝ってくれた人へのお礼は?
全互協は、世話役へのお礼は係による差を設けず「御車代」として渡すと説明しています。目上の人には、お金より菓子折などのほうがよいとしています。
まとめ
- 告別式のお礼は、当日のお礼と後日のお礼の2段階で考える
- 一般の参列者へは、当日の会葬礼状と喪主の挨拶でお礼を伝えた形になる
- お寺へは、通夜から告別式までのお礼をまとめてお布施で渡す
- 弔電・供花・香典をくださった方へは、後日お礼状を送る
- 弔電へのお礼状は、葬儀を終えてから1週間以内が目安
- 世話役には御車代、目上の人には菓子折などでお礼をする





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