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大切な方が亡くなり、悲しむ間もなく『告別式の日程を、誰にどうやって知らせればいいの?』と考えなければならない。そんな状況の方も多いはずです。
結論から言うと、告別式の案内は親族や親しい人には電話、複数の人や遠方の人にはメール、改まった相手には書面の案内状と、相手で使い分けるのが基本です。伝える項目は、故人の名前、日時と場所、喪主の名前と連絡先の3つが中心になります。
ここでは、相手別の連絡表と、メール・LINE・案内状の文例をお伝えしますね。
告別式の案内・連絡は「電話とメール」が中心
告別式までの日数は限られているので、案内は電話やメールで早く届けるのが中心です。書面の案内状は、会社や町内への掲示や、目上の人・遠方の人への連絡に使います。
全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)は、訃報の連絡手段として、電話、メール、手紙の3つを挙げています。電話は最も早く直接伝えられるので、親族や親しい友人に向いているとしています。
メールは、複数の人や遠方の人に送る時に便利です。手紙は、目上の方や遠方の方に向いていると説明されています。
『案内状って、印刷して郵送するもの?』と思う方もいますよね。告別式までに日がない時は、郵送では間に合わないこともあります。そんな時は、案内状と同じ中身をメールで送る形にすると、早く届けられますよ。
SNSでの連絡は避けたほうがいい
全葬連は、SNSでの訃報連絡は基本的にマナー違反とされると説明しています。使う場合は、公開範囲を限定するか、個別のメッセージで送るようにとしています。
急いで知らせようとして、誰でも見られる投稿で告別式の日時と場所を知らせてしまうことがあります。LINEを使う時も、グループ全体ではなく、相手ごとの個別トークで送るようにしましょう。
相手別の連絡表:親族・友人・会社・近所
連絡する順番は、親族、親しい友人、勤務先、近所の順が基本です。親族や親しい人にはできるだけ早く、会社や近所には日程と形が決まってから知らせます。
全葬連は、訃報の連絡相手の優先順位の基本として、親族、特に親しかった友人・知人、勤務先・仕事関係者、近隣の方々、その他の順を挙げています。関係性や状況で順番を変えてもかまわないとしています。
| 相手 | 知らせる時期 | 手段 | 特に伝えること |
|---|---|---|---|
| 親族 | できるだけ早く | 電話 | 亡くなったこと、日程が決まり次第また連絡すること |
| 親しい友人・知人 | できるだけ早く | 電話かメール | 日程・場所、ほかの友人への連絡をお願いできるか |
| 勤務先・仕事関係 | 日程や形式が決まってから | 上司や人事担当者を通じて | 日程・場所、香典や供花を辞退するか |
| 近所・町内 | 日程が決まってから | 回覧板や掲示板など | 日程・場所、家族葬の場合はその旨 |
| 趣味の仲間・学校関係 | 日程が決まってから | メールや代表者への電話 | 日程・場所、代表者からの連絡のお願い |

故人が生前「すぐに知らせてほしい」と言っていた人には、できるだけ早く連絡するよう全葬連はすすめています。
友人への連絡を代表者にお願いする時
故人の友人の連絡先を、遺族が全部知っているとは限りませんよね。そんな時は、いちばん親しかった友人に連絡し、ほかの友人へ知らせてもらえるようお願いする方法もあります。
「突然のお願いで恐縮ですが 〇〇と親しかった皆さまにも 告別式の日程をお伝えいただけますでしょうか」
学校や趣味の会なら、代表の方や幹事の方にお願いすると、連絡が行き渡りやすくなります。
会社への連絡は社内の決まりに沿って
全葬連は、会社関係者への連絡は社内規定に従い、一般的には上司や人事担当者を通じて連絡するのが適切だと説明しています。
自分の勤め先に休みを願い出る時も、故人の勤め先に知らせる時も、まずは窓口になる人に連絡してみてください。
伝える項目と、メール・LINE・案内状の文例
告別式の案内に入れる項目は、全葬連が挙げる項目をそろえれば足ります。文面では重ね言葉などを避け、メールなら件名を【訃報】から始めて「ご返信は不要です」と添えます。
全葬連は、訃報で伝える項目として次のものを挙げています。死因については、伝えなくてもかまわないとしています。
- 故人の氏名(自分との続柄も)
- 亡くなった日
- 通夜・告別式の日時と場所、宗教や形式
- 喪主の氏名と連絡先
- 香典・供花・弔電を辞退する場合はその旨

連絡メールの文例
全葬連は、メールの件名は【訃報】から始め、故人の氏名と続柄を入れること、時候の挨拶は不要なこと、「ご返信は不要です」と添えることをすすめています。また、句読点を使わないのが一般的なマナーとされると紹介しています。
件名:【訃報】父 〇〇〇〇 逝去のお知らせ
〇〇様
父 〇〇〇〇が 〇月〇日に永眠いたしました
生前のご厚情に深く感謝し 謹んでお知らせ申し上げます
通夜・告別式は下記のとおり執り行います
通夜 〇月〇日 〇時から
告別式 〇月〇日 〇時から
場所 〇〇斎場(住所 〇〇)
喪主 〇〇〇〇(長男)
連絡先 〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
なお ご返信は不要です
LINEで個別に送る時の文例
親しい友人には、LINEの個別トークで知らせることもあるでしょう。短くても、日時と場所、喪主の連絡先はそろえておきます。
突然のご連絡で失礼します
母 〇〇が 〇月〇日に亡くなりました
告別式は 〇月〇日 〇時から 〇〇斎場で行います
ご都合がつけば お見送りいただけたらうれしいです
返信は気にしないでください
書面の案内状の文例
会社の掲示板や町内の回覧に出す時、目上の方に送る時は、書面の案内状にします。
〇〇〇〇儀 〇月〇日 永眠いたしました
ここに生前のご厚誼を深謝し 謹んでご通知申し上げます
なお 通夜ならびに葬儀告別式は 下記のとおり執り行います
通夜 〇月〇日 〇時より
葬儀告別式 〇月〇日 〇時より
式場 〇〇会館(住所 〇〇)
喪主 〇〇〇〇
亡くなった事情は書かなくてかまいません。全葬連も、死因は伝えなくてもよいとしています。
家族葬や香典辞退を知らせる時
全葬連は、香典返しをしない場合は、香典を辞退する旨を葬儀の案内状や死亡通知に明記しておくようすすめています。全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)も、無宗教葬にした時は、死亡通知に故人の遺志であることを書いておくと周囲の理解を得やすいと説明しています。
| 伝えたいこと | 文面の例 |
|---|---|
| 家族だけで行う | 「葬儀告別式は 故人の遺志により 近親者のみで執り行います」 |
| 香典を辞退する | 「誠に勝手ながら ご香典 ご供花の儀は 固くご辞退申し上げます」 |
| 喪服でなくてよい | 「当日は 平服でお越しください」 |
| 後日知らせる | 「葬儀は近親者のみで済ませました 生前のご厚誼に深く感謝申し上げます」 |
家族だけで行う時の呼ぶ範囲は家族葬の告別式で、「平服で」と書かれた時の服装は告別式の「平服で」とは?で紹介しています。
告別式のあとに知らせる相手には
家族葬などで告別式に呼ばなかった人には、式のあとに知らせることもあります。上の表の「後日知らせる」の文面のように、近親者で済ませたことと、生前のお付き合いへのお礼を伝えます。
年末が近い時期なら、喪中はがきで知らせる方法もあります。日本郵便のコラムは、喪中はがきは本来、新年の挨拶を控えることを伝える欠礼状だとしたうえで、故人が亡くなったことを知らない方にも送ることをすすめています。
告別式の連絡メールへの返信の仕方
告別式の連絡メールを受け取ったら、返信は短いお悔やみと、参列できるかどうかだけで十分です。「返信不要」と書かれていれば、無理に返さなくてもかまいません。
全葬連は、お悔やみの言葉は短く簡潔にし、重ね言葉や繰り返しを思わせる言葉を避けるよう説明しています。遺族は忙しいので、長い返信はかえって負担になってしまうんです。
| 相手 | 返信の例 |
|---|---|
| 友人から | 「知らせてくれてありがとう。心からお悔やみ申し上げます。告別式には伺います。返信は気にしないでね」 |
| 会社の同僚から | 「ご連絡ありがとうございます。心よりお悔やみ申し上げます。仕事のことはこちらで対応しますので、どうぞご家族との時間を大切になさってください」 |
| 取引先から | 「ご丁寧にご連絡をいただき、ありがとうございます。ご尊父様のご逝去に、謹んでお悔やみ申し上げます」 |
| 参列できない時 | 「心からお悔やみ申し上げます。あいにく告別式には伺えませんが、改めてお参りさせてください」 |
全葬連は、宗教や宗派が分からない時は「ご愁傷様です」「心よりお悔やみ申し上げます」のように、宗教を問わず使える言葉を選ぶようすすめています。
『メールで返して失礼じゃない?』と迷う方もいますよね。全葬連は、直接会うのが難しければ電話・手紙・メールでもよいとしています。ただし、SNSでのメッセージは避けるようにとしています。
参列できない時の連絡や香典の送り方は告別式に行けない時は?で紹介しています。
知恵袋でよくある相談:告別式の案内状
よく見られるのは「亡くなって翌日の告別式に、案内状をどう渡すの?」「案内状の文例は?」「案内状が来ないけれど参列していい?」という相談です。
Yahoo!知恵袋で閲覧の多い相談から3つを選び、要点をまとめてお答えしますね。
亡くなった翌日や2日後に式があるのに、親戚や関係者に案内状を事前に渡せるのか、という相談です。
日がない時は、親族や親しい人には電話で知らせ、まとめて知らせたい相手にはメールを使うと間に合います。書面の案内状は、会社の掲示や町内の回覧など、配る先が決まっている所に使います。
自分で案内状を作ることになり、文例を探している、という相談です。
この記事の「書面の案内状の文例」を土台にして、日時と場所、喪主の名前を入れ替えてみてください。全葬連は葬儀費用の内訳の例に案内状や礼状を挙げているので、作成を葬儀社に相談してみるのも一つの方法です。
親族が亡くなったと聞いたが、案内状がないので行ってよいか迷っている、という相談です。
親族への連絡は電話で済ませることもあるので、案内状が届かないからといって、来てほしくないわけではありません。気になる時は、喪主か近い親族に「告別式に伺ってもいいですか」と確かめてみてください。家族葬の場合は、遺族の意向に合わせましょう。
案内の段取りも葬儀社に相談できる
日程が決まらないと、案内も出せませんよね。式場と日程の調整や、案内の段取りは、葬儀社に相談しながら進められます。これから葬儀社を決める段階なら、夜中でも電話で相談できる所を選んでおくと、連絡の段取りも早く進みます。
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告別式までの準備の全体は告別式の準備でチェックリストにしています。
よくある質問
告別式の連絡は、いつ頃するものですか?
全葬連は、親族や親しい友人にはできるだけ早く、勤務先や仕事関係者には日程や形式が決まってから連絡するのが一般的だと説明しています。
告別式の連絡をメールで送ってもいいですか?
全葬連は、メールは複数の人や遠方の人に向いているとしています。件名を【訃報】から始め、「ご返信は不要です」と添えるとよいとされています。
告別式の通知に、死因は書くべきですか?
全葬連は、死因は伝えなくてもよいとしています。書く場合も、短い言葉にとどめてよいと説明しています。
告別式の案内メールに返信は必要ですか?
「返信不要」とあれば、無理に返さなくてかまいません。返す時は、短いお悔やみと参列できるかどうかだけで十分です。
まとめ
- 告別式の案内は、電話・メール・書面の案内状を相手で使い分ける
- 親族と親しい人にはできるだけ早く、会社や近所には日程が決まってから
- 伝える項目は、故人の氏名、日時と場所、喪主の名前と連絡先、辞退の有無
- メールは件名を【訃報】から始め、「ご返信は不要です」と添える
- SNSの投稿では知らせず、LINEは個別トークで送る
- 連絡メールへの返信は、短いお悔やみと参列の可否だけで十分





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