告別式に行けない時は?欠席の連絡と香典・弔電・後日の弔問

告別式に行けない時の対処を紹介する記事のアイキャッチ。机に置かれた白い便箋と袱紗

当サイトの記事は編集部が法令や公的機関・業界団体・宗派の公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内に葬儀サービスへの案内(広告)を含みます。

告別式の知らせを受けたけれど、どうしても仕事や遠方の予定で行けない。『欠席したら失礼かな』『何をすれば気持ちが伝わる?』と悩んでいませんか。

結論から言うと、告別式に行けない時は、弔電・香典の郵送・代理の参列・後日の弔問のどれかで気持ちを伝えれば大丈夫です。この記事では、4つの手段を間に合う期限と遺族の負担で比べて、欠席の連絡の例文まで紹介します。

目次

告別式に行けない・行かない方がいい時は?まず結論から

先に結論

告別式に行けない場合は、弔電を打って香典を郵送する、お悔やみの手紙を書く、弔電を打って代理を立てる、といった方法があります。告別式に間に合わなかった時は、遺族の都合を聞いてから後日に弔問しましょう。

全互協(全日本冠婚葬祭互助協会)は、お通夜にも葬儀・告別式にも参列できない時の方法として、弔電と香典の郵送、お悔やみの手紙、弔電と代理の3つを挙げています。行けない時のための方法が、ちゃんと用意されているんです。

『行けないなら、何もしない方がかえって迷惑をかけない?』と考える方もいるかもしれません。でも、遠くからでも気持ちを届ける方法を選べば、遺族にも伝わりますよ。

告別式に行けない場合によくある事情

告別式は日中に行われるので、仕事や家の用事と重なってしまうこともありますよね。告別式にいけない場合の事情は人それぞれで、どれも珍しいことではありません。

よくある事情考えたい手段
仕事が休めない前夜のお通夜に行く、または弔電と香典の郵送
遠方で移動が間に合わない弔電と香典の郵送。落ち着いてから後日の弔問
家族の都合で家を空けられない家族に代理で参列してもらう
告別式が終わってから知った遺族の都合を聞いて後日の弔問

お通夜なら行けそうな時は、通夜と告別式はどっちに行く?も読んでみてください。告別式がどんな式なのかは告別式とは?で紹介しています。

告別式に行かない方がいい時もある

反対に、行けるけれど行かない方がいい時もあります。遺族が参列する人を限っている時です。

告別式に行かない方がいいとされる場面
  • 「家族葬で」「近親者のみで」と案内されている
  • 参列や弔問を辞退すると書かれている
  • 出産や結婚式などの慶事を間近に控えている(全互協は弔問を遠慮するよう説明)

家族葬などで参列を控える時も、香典や弔電の辞退が書かれていなければ、送る形で気持ちを伝えることはできます。辞退と書かれていたら、そのとおりにしましょう。妊娠中の参列で迷う時は、妊娠中に告別式に参列する時で考え方を紹介しています。

行けない時の4つの手段を、期限と遺族の負担で比べる

ここでの結論

告別式に間に合わせたいなら弔電、気持ちを形で残したいなら香典の郵送とお悔やみの手紙、顔を出したいなら代理か後日の弔問です。どれを選ぶかは、間に合う期限と遺族の負担で考えましょう。

行けない時の手段は1つではありません。間に合う期限と、遺族にかかる手間を並べて比べてみました。

手段間に合う期限の目安遺族の負担向いている場面
弔電告別式の開始前に届くように受け取るだけ。式で読まれることも告別式の日に気持ちを届けたい時
香典の郵送告別式の後でも送れる受け取りと香典の整理、お返しの手配香典を渡したいが行けない時
代理の参列告別式の当日ふつうの参列者と同じ家族や同僚が代わりに行ける時
後日の弔問遺族の都合がつく日自宅での応対が必要親しい間柄で、直接お悔やみを伝えたい時
お悔やみの手紙告別式の後でも送れる読むだけ香典の辞退がある時や、言葉で伝えたい時
告別式に行けない時の弔電・香典の郵送・代理・後日の弔問を、間に合う期限と遺族の負担で比べた図解

NTT西日本は、お通夜に間に合わない時は葬儀・告別式に、それにも間に合わない時は弔電かお悔やみの手紙を初七日までに送るよう案内しています。告別式の前なら弔電、あとなら手紙や後日の弔問、と覚えておくと迷いません。

組み合わせで考えるのもあり

全互協の挙げる方法のように、2つを組み合わせることもよくあります。例えば、告別式の当日に弔電を届け、香典は現金書留で送る、という形です。

親しい間柄なら、それに加えて、落ち着いた頃に弔問に伺うのもいいですよね。

告別式の欠席の連絡はどうする?

ここでの結論

欠席の連絡は、訃報を知らせてくれた人や、会社なら上司に伝えるのが基本です。喪家に直接連絡する時は、長電話を避けて、お悔やみと欠席を短く伝えましょう。

『行けないことを、遺族に伝えないといけない?』と迷う方も多いはずです。告別式は出欠の返事を集める会ではないので、知らせてくれた人に伝えておけば十分なことがほとんどです。

全互協は、喪家に電話をかける時は取り込み中なので、よほど親しくない限り長々とお悔やみを言うのは避け、用件を簡潔に伝えるよう説明しています。

欠席を伝える言葉の例

相手や手段ごとに、欠席の連絡の例をまとめました。名前の部分は自分に合わせて変えてください。

相手・手段例文
知らせてくれた友人(電話)「知らせてくれてありがとう。告別式は仕事でどうしても行けなくて。弔電を送らせてもらうね」
喪家(電話)「このたびはご愁傷さまでございます。告別式に伺えず申し訳ありません。改めてお参りさせてください」
会社の上司(メール)「〇〇様の告別式ですが、私は出張のため参列できません。弔電の手配をお願いできますでしょうか」
友人(LINEなどのメッセージ)「このたびは本当に残念です。告別式に行けなくてごめんね。落ち着いたら、お線香をあげに行かせてほしい」

全葬連(全日本葬祭業協同組合連合会)は、遺族への連絡でSNSのメッセージは避けるよう説明しています。LINEなどで送る時も、個別のメッセージで、短くしておきましょう。

連絡の言葉では、全互協が慣習として挙げる重ね言葉(重ね重ね、たびたび、返す返す、再三など)は避けておきましょう。「重ね重ね申し訳ありません」と言いそうな時は、「本当に申し訳ありません」に言い換えれば大丈夫です。

欠席の理由はくわしく書かなくていい

欠席の理由を長く説明すると、かえって遺族に気をつかわせてしまいます。「どうしても都合がつかず」くらいで十分です。

会社関係の告別式に行けない時

会社関係の告別式では、自分一人で決めず、上司や総務に会社としての対応を確かめておきましょう。会社として弔電を送ったり、代表者が参列したりすることもあります。

身内の告別式で仕事を休みたい時は、忌引き休暇が使えるかを確かめてみてください。厚生労働省のモデル就業規則の解説では、慶弔休暇は法律で義務とされた休みではなく、会社が任意に設ける制度とされています。日数や対象の親族は会社ごとに違うので、就業規則を見るか総務に聞いてみましょう。

上司の代理で参列を頼まれた時の書き方は、このあとの代理の見出しで紹介しますね。

弔電・香典の郵送・代理の頼み方

ここでの結論

弔電は告別式の開始前に届くよう、喪主あてに送ります。香典は香典袋に入れてから現金書留で喪主あてに送り、お悔やみの手紙を添えます。代理で参列する時は、本来来る方の氏名の横に「代」と書きます。

ここでは、行けない時によく使う3つの手段の具体的な手順を見ていきます。

弔電を送る

弔電は、NTT東日本・NTT西日本ともに、インターネットか電話(115)で申し込めます。両社とも、午後2時までに申し込めば当日中に届けられると案内しています(一部の地域や商品は対象外のこともあります)。

NTT東日本は、弔電はできればお通夜の前まで、遅くても葬儀・告別式の前までに届くよう手配すると案内しています。一方で、NTT西日本は、届くのが早すぎると斎場に受け取ってもらえない場合があるとしています。

弔電を申し込む前に確かめること(NTT東日本の案内より)
  • お通夜・葬儀(告別式)の日にちと時間
  • 会場(斎場)の名前と住所
  • 故人の名前
  • 喪主の名前と、喪主と故人との続柄
  • 故人の宗教・宗派

宛名は喪主にするのが一般的です。喪主の名前が分からない時は「故〇〇様 ご遺族様」とする形を、NTT東日本は紹介しています。

差出人は、遺族が分かるようにフルネームで書きます。NTT東日本は、告別式で読み上げられる時のために、名前にふりがなを付けておくと親切だとしています。

故人の呼び方は、喪主から見た続柄で変わります。NTT東日本・西日本の案内から、よく使う敬称を抜き出しました。

故人(喪主から見て)敬称の例
父ご尊父様、お父様
母ご母堂様、お母様
夫ご主人様
妻ご令室様、奥様
祖父・祖母ご祖父様、ご祖母様
息子・娘ご令息様、ご令嬢様

NTT東日本は、神道やキリスト教の弔電では「冥福」「供養」「成仏」などの仏教の言葉はふさわしくないとしています。浄土真宗でも「冥福」「霊前」は使わないと書いているので、宗教が分かる時は文例を選ぶ時に気をつけましょう。

年末年始(12月31日から1月3日)は両社とも配達をしていないので、その時期は特に早めに確かめましょう。文例や敬称の選び方は告別式の弔電で詳しく紹介しています。

香典を郵送する

全互協は、香典を郵送する時は現金書留にし、お金はまず香典袋に入れてから書留用の封筒に入れ、喪主あてに速達で出すよう説明しています。お悔やみの手紙も忘れずに添えるよう書いています。

香典を郵送する手順
  1. 香典袋に表書きと名前を書き、お札を入れる
  2. 短いお悔やみの手紙を書く
  3. 香典袋と手紙を、郵便局で現金書留の封筒に入れる
  4. 喪主あてに送る(全互協は速達で出すよう案内)
告別式に行けない時に、香典を現金書留で郵送する手順を示した図解
香典に添える手紙の例

「このたびは突然のお知らせに、言葉もありません。心よりお悔やみ申し上げます。本来ならば伺うべきところ、遠方のため叶わず申し訳ございません。心ばかりですが、同封のものをご霊前にお供えください。」

告別式に行けない時に香典に添えるお悔やみの手紙の便箋と封筒の写真

表書きは、全互協は「御霊前」なら宗教・宗派を問わず使えるとしていますが、浄土真宗では「御仏前」とする説明もあります。香典の書き方や金額の考え方は、告別式の香典で詳しく見ています。

代理で参列してもらう

全互協は、訃報を受けた本人が不在や遠方で行けない時は、家の人などが代理で出席するか、弔電でお悔やみを述べて、後日改めて弔問に出向くよう説明しています。

代理の人は、受付で「本日は〇〇の代理で参りました」と伝えます。頼んだ側は、香典と一緒に、代理を頼んだことを伝える短い言葉を預けておくと安心です。

代理で参列する時の言葉の例

「本日は〇〇の代理で参りました。〇〇からも、心よりお悔やみ申し上げますとのことです」
「〇〇はどうしても都合がつかず、本日は私が伺いました」

全葬連によると、上司の代理なら本来来る方の氏名を書いてその左横に「代」、夫の代わりに妻が行くなら夫の氏名の左下に小さく「内」と書きます。

告別式に行けなかった場合の、後日の弔問

ここでの結論

告別式に行けなかった場合は、遺族の都合を確かめてから弔問します。告別式が終わってから亡くなったことを知った時は、知るのが遅れたことを短く伝えて、すぐにお悔やみに伺うのがよいとされています。

『告別式のあとに家まで行ったら、かえって迷惑?』と心配になりますよね。全葬連は、遺族が忙しい時はすぐの連絡を避け、数日置いてからにするよう説明しています。

まずは電話やメッセージで、伺ってもよいか、いつがよいかを聞いてみましょう。

「告別式に伺えなかったので、ご都合のよい時にお線香をあげに伺ってもよろしいでしょうか」
「ありがとうございます。週末なら家におりますので、どうぞ」

こんなふうに、相手に日にちを選んでもらう形にすると、負担をかけずにすみます。

弔問に伺った時のふるまい

告別式のあと、ご自宅には後飾りの祭壇(遺骨や位牌を安置する祭壇)が置かれていることがあります。全葬連は、忌明けまで後飾りの祭壇で弔問客に応対すると説明しています。

後日に弔問する時のチェック
  • 遺族に都合を聞いてから伺う
  • 服装は派手でない、落ち着いたものにする
  • お悔やみは短く伝え、亡くなった時の様子は聞かない
  • お線香をあげたら、長居をせずに失礼する
  • 香典を持っていく時は、お返しの心配はしないでほしいと伝える

全互協は、葬儀が終わってから不幸を知った場合について、先方の都合を確かめてすぐ弔問し、香典は控えめにして、お返しの心配はしないよう書き添えるとしています。

弔問の時にかける言葉も、短くて大丈夫です。

後日の弔問での言葉の例

「告別式に伺えず、申し訳ありませんでした。心よりお悔やみ申し上げます」
「お線香をあげさせていただいてもよろしいでしょうか」
「お疲れが出ませんように。本日はこれで失礼いたします」

玄関先でお悔やみを伝える形も

ご自宅に上がるのが負担になりそうな時は、玄関先でお悔やみを伝える形でもかまいません。全互協は、参列できずに早めに弔問する場合は、玄関先でお悔やみを述べるか、名刺にお悔やみの言葉を書いて取り次ぎの人に渡すよう説明しています。

遺族側の、告別式のあとのお礼やあいさつ回りについては、告別式後のお礼で紹介しています。

自分や家族のもしもの時のために

告別式に行けなかった経験から、『自分の家族の時は、どうやって知らせればいいんだろう』と考える方もいるはずです。いざという時に、夜中や休日でも電話で相談できる葬儀社を知っておくと、慌てずにすみます。

ソファミ(旧:家族葬のこれから)(PR)

もしもの時の連絡先として、葬儀の相談先を知っておきませんか

ソファミ(旧:家族葬のこれから)は、家族葬や一日葬などのプランを案内している葬儀サービスです。24時間電話で相談でき、資料請求もできます。

無料ソファミの公式サイトを見る

対応エリアやプランの内容は公式サイトでご確認ください。

知恵袋でよくある「告別式に行けない」相談

Yahoo!知恵袋には、告別式に行けない時の相談が寄せられています。閲覧の多い相談から3つ選んで、要点をまとめてお答えしますね。

相談1:仲のよい友達の祖父が亡くなった。お通夜や告別式に行くべき?行かない方がいい?

友達の祖父のお通夜と告別式の日程を聞いたけれど、故人とは面識が少なく、行くべきか迷っている、という相談です。

友達の祖父の場合は、故人より友達との関係で考えてみてください。全互協は、それほど親しくない友人・知人は、お通夜や告別式への参列だけでよいとしています。

行かないと決めても、失礼にはなりません。友達に「大変だったね。落ち着いたら話を聞かせてね」と声をかけるだけでも、気持ちは伝わります。

相談2:事情があって友人のお父さんの告別式に行けなかった。後から香典とお悔やみを届けるには?

今日が告別式だったけれど行けず、あとから香典を渡してお悔やみを伝えたい、という相談です。

まずは友人に連絡して、ご自宅に伺ってよいか、いつがよいかを聞きましょう。伺えない時は、香典を現金書留で送り、お悔やみの手紙を添える形でも大丈夫です。

伺った時は、後飾りの祭壇にお線香をあげさせてもらい、短くお悔やみを伝えて失礼しましょう。

相談3:告別式の日に行かず、次の日以降に故人の家に行くのはだめ?

告別式には行けなかったが、後日に故人の家を訪ねるのは失礼にならないか知りたい、という相談です。

後日の弔問は、失礼ではありません。全互協も、本人が行けない時は、後日改めて弔問に出向くよう説明しています。

ただ、告別式の翌日などは、遺族が片付けや手続きで忙しいこともあります。全葬連が言うように数日置いてから、都合を聞いて伺いましょう。

よくある質問

告別式を欠席する時、喪家に連絡しないと失礼ですか?

告別式は出欠の返事を集める会ではないので、訃報を知らせてくれた人や会社に伝えておけば十分なことがほとんどです。親しい間柄で喪家に連絡する時は、お悔やみと欠席を短く伝えましょう。

弔電は告別式の前日に届いても大丈夫ですか?

NTT東日本は、できればお通夜の前、遅くても告別式の前までに届くよう案内しています。ただ、早すぎると斎場で受け取ってもらえない場合もあるので、届け先が斎場の時は日にちを確かめておきましょう。

告別式が終わったあとに弔電を送ってもいいですか?

全葬連は、葬儀のあとに送る場合は「弔電」ではなく「お悔やみ電報」として送るよう説明しています。手紙で気持ちを伝えるのもよい方法です。

告別式に行けない時、お通夜だけでも行った方がいいですか?

行けるなら、お通夜でお別れをするのもよい方法です。全互協は、最近のお通夜は告別式に参列できない人のためのお別れの式という意味合いが強いと説明しています。

香典辞退と書かれていたら、行けない時は何もしなくていいですか?

辞退と書かれている時は、香典は送らないのが遺族への思いやりです。気持ちを伝えたい時は、お悔やみの手紙や、落ち着いてからの弔問を考えましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 告別式に行けない時は、弔電・香典の郵送・代理・後日の弔問で気持ちを伝える
  • 告別式の前なら弔電、あとなら手紙や後日の弔問が目安
  • 欠席の連絡は知らせてくれた人に。喪家への電話は短く
  • 弔電は告別式の開始前に届くよう、喪主あてに送る
  • 香典は香典袋に入れてから現金書留で送り、手紙を添える
  • 家族葬や参列辞退の案内がある時は、行かない方がいい
告別式ガイド

告別式ガイド 編集部

告別式の意味と流れ、時間と日程、服装・香典・焼香・挨拶などの参列マナー、喪主・遺族の準備と葬儀社の選び方までを、急な知らせでも落ち着いて動けるように整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次