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告別式に出ることになって、『会場に着いたら何をして、いつ帰ればいいの?』と不安になっていませんか。久しぶりの参列だと、式の中身を思い出せないという方も多いはずです。
結論から言うと、告別式の流れは「受付・着席、読経、焼香、閉式、お別れと出棺」の5つの場面でつかめば十分です。参列者がするのは、受付と焼香、そして出棺の見送りの3つだけなんです。
この記事では、その流れを場面ごとに追いかけ、参列者・遺族・親族がそれぞれ何をするかを1枚の表にまとめました。告別式そのものの意味は告別式とは?意味と当日に行うことで紹介しています。
告別式の流れは?まず全体像をつかもう
今は「葬儀」と「告別式」を続けて行う「葬儀・告別式」が一般的です。受付から閉式まではおおむね1時間前後で、そのあと棺とのお別れ、出棺、火葬へと進みます。
『告別式って何するの?』という方も、まずは全体の順番を見てみましょう。全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)が紹介している式次第をもとに、参列者の目線で並べました。
| 順番 | 場面 | 参列者がすること |
|---|---|---|
| 1 | 受付・着席 | 記帳と香典を渡し、式の始まる10分前には席に着く |
| 2 | 僧侶入場・開式の辞 | 黙礼や合掌で迎え、司会の言葉を聞く |
| 3 | 読経 | 静かに座って聞く(20〜30分ほど) |
| 4 | 弔辞・弔電 | 代表の方の弔辞と、読み上げられる弔電を聞く |
| 5 | 焼香 | 遺族・親族のあと、案内に従って順に焼香する |
| 6 | 僧侶退場・喪主挨拶・閉式の辞 | 席で聞き、出棺の準備を待つ |
| 7 | お別れ・出棺 | 式場の外などで棺を見送る |
全互協の説明では、読経までが本来の「葬儀」にあたる部分です。そのあとの焼香から閉式までが、参列者がお別れをする「告別式」の部分にあたります。

葬儀と告別式を続けて行う場合
全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)は、葬儀は宗教的な儀式、告別式は宗教的な意味合いのないお別れの場だと説明しています。本来は別の儀式ですが、大きな葬儀でなければ続けて行うのが一般的です。
続けて行う時は、遺族・親族の焼香に続いて、一般の参列者もそのまま席順に焼香します。席を移ることもなく、祭壇を向いたまま進むので、参列者は迷うことがほとんどありません。
葬儀と告別式を分けて行う場合
規模の大きな葬儀では、葬儀のあとに休憩をはさんで告別式に移ることがあります。全葬連が紹介している例では、葬儀のあとに20分程度の休憩が取られることが多いそうです。
- 開式から閉式まで1つの流れで進む
- 遺族・親族の焼香のあと一般の参列者が焼香する
- 座る向きは祭壇を向いたまま
- 葬儀のあとに休憩をはさむことが多い
- 告別式では読経のなかで一般の参列者が焼香する
- 全互協の説明では、遺族側と友人・知人側が向き合う形に座り直す
告別式のやり方は、宗派や式場、遺族の考え方によっても変わります。思い出の品を飾ったり、音楽やスライドで故人をしのんだりする式もあると、全葬連は紹介しています。
告別式の流れを順番に見る:受付から閉式まで
参列者が自分で動く場面は、受付と焼香の2回だけです。あとは席で静かに聞いていれば、司会や係の方が次の動きを案内してくれます。
『焼香の順番を間違えたらどうしよう』と緊張しますよね。実は、告別式は司会の案内に沿って進むので、全体の順番を知っていれば落ち着いて動けます。
ここからは、告別式の参列の流れを場面ごとに見ていきます。
受付・着席
会場に着いたら、まず受付で記帳し、香典を渡します。全互協は、式の始まる10分前には席に着くよう案内しています。
受付が始まる時刻は会場や地域で違います。宇都宮市の資料では、宇都宮市とその近郊では式開始のおおむね60分前から受付を始めるケースが多いとされています。
受付で添える言葉は短くて大丈夫です。例えばこんな言い方があります。
- 「このたびはご愁傷さまでございます」
- 「心よりお悔やみ申し上げます」
- 香典を渡す時は「ご霊前にお供えください」と一言添えて両手で

受付の細かな作法は告別式の受付での挨拶と記帳にまとめています。
僧侶入場・開式の辞
僧侶が入場したら、正座か起立をして、黙礼や合掌で迎えます。司会者が開式を告げると、いよいよ式の始まりです。
この時点で携帯電話は音が鳴らないようにしておきましょう。式の途中で鳴ってしまうと、静かな会場ではとても目立ちます。
読経
僧侶の読経は、全互協の説明で20〜30分ほどです。宗派によっては、この中で「引導を渡す」儀式が行われます。
参列者は静かに座って聞いていれば大丈夫です。お経の意味が分からなくても、手を膝に置いて故人をしのぶ気持ちでいれば十分なんです。
弔辞・弔電
弔辞は、故人と親しかった方が祭壇の前で読むお別れの言葉です。弔電は、参列できない方から届いたお悔やみの電報のことです。
全互協は、弔電は2、3通を司会者が読み上げ、残りは名前か通数だけを紹介すると説明しています。全葬連は弔辞・弔電とも3人程度が通常だとしています。
焼香
焼香は、抹香(粉の香)をつまんで香炉にくべ、故人に祈りをささげる作法です。全互協の説明では、僧侶の焼香のあと喪主、遺族、親族の順に進み、続けて一般の参列者が席順に焼香します。
- 順番が来たら席を立ち、僧侶と遺族に一礼する
- 焼香台の前で遺影を見て一礼し、合掌する
- 右手の親指・人さし指・中指で抹香をつまみ、香炉に静かに落とす
- もう一度合掌し、一歩下がって僧侶と遺族に一礼して席に戻る
回数は宗派で違い、全葬連は「回数はあまり重要視されず、故人を偲ぶ気持ちが大切」と説明しています。迷ったら前の人に合わせて1回で大丈夫です。手順の詳しい説明は告別式の焼香のやり方をどうぞ。
宇都宮市の資料によると、焼香の時に喪主・遺族が祭壇の脇に立ち、参列者へお礼の礼をすることが多いそうです。遺族に一礼されたら、こちらも黙礼で返しましょう。
僧侶退場・喪主挨拶・閉式の辞
焼香が終わると僧侶が退場し、喪主か遺族代表が挨拶をして、司会者が閉式を告げます。喪主の挨拶は、式の最後ではなく出棺の時に行う形もあります。
全互協の説明では、閉式の辞で「間もなく出棺の準備が整いますので、それまで控室でお待ちください」といった案内があります。一般の参列者はいったん式場の外に出て、出棺を待つ流れになることが多いです。
閉式のあと:お別れの儀・出棺・火葬へ
閉式のあとは、棺に花を入れる「お別れ」、棺を霊柩車へ運ぶ「出棺」、火葬場での「火葬」と進みます。一般の参列者は、出棺を見送ったら帰るのが一般的です。
『焼香が終わったら、もう帰っていいの?』と迷う方は多いですよね。全互協は、焼香のあとに帰ってもかまわないが、できれば最後までいて出棺を見送るよう勧めています。
お別れの儀(別れ花)
告別式が終わると、棺が祭壇から降ろされます。遺族や近い親族、親しかった友人が、祭壇に供えられていた花を一輪ずつ棺に入れていきます。これを「別れ花」と呼びます。
全葬連によると、最後の対面をするのは基本的に遺族ですが、親しかった友人なども希望すれば加わることができます。写真や手紙のように燃える物は棺に入れられますが、金属やガラスなどは入れられません。
全葬連は本を入れられる例に挙げていますが、南多摩斎場は本も入れないよう協力を求めています。入れたい物がある時は、葬儀社や火葬場に前もって確かめておきましょう。
釘打ち(行わない地域・宗派もある)
別れ花のあと、棺のふたを閉じて、小石で軽く釘を打つ儀式をすることがあります。全互協は「浄土真宗では行わない」と説明しており、宇都宮市の資料にも釘を打たない場合があると書かれています。
出棺
棺は遺族や親しかった男性など6人ほどの手で霊柩車へ運ばれます。棺のあとに喪主が位牌を、遺族が遺影を持って続きます。
棺の向きは足を先にすることが多いですが、全互協は「関西では頭が先」と説明しており、地域で違います。出棺の前後に喪主がお礼の挨拶をし、遺族が一礼して車に乗り込みます。
参列者は、合掌か黙礼をして霊柩車を見送りましょう。見送りの立ち位置やマナーは出棺とは?告別式の最後のお別れと見送りのマナーで詳しく紹介しています。
火葬・骨上げ・その後
火葬場へは、遺族や特に親しかった方が同行するのが一般的です。火葬場では「納めの式」として短い読経と焼香をし、火葬のあいだ控室で待ちます。
火葬が終わると、二人一組で箸を使ってお骨を骨壺に納める「骨上げ」をします。全葬連は、そのあと還骨法要、精進落としへと進む流れを紹介しています。火葬場での過ごし方は告別式のあとの火葬の流れにまとめました。
立場で変わる「その時、自分がすること」
同じ告別式でも、参列者・遺族・親族では、同じ時間にしていることがまったく違います。自分の列だけを縦に読めば、当日の動きが分かります。
告別式の流れの解説は、たいてい式の進行の順番だけを並べています。でも、知りたいのは『その時、自分は何をしていればいいのか』ですよね。
そこで、同じ流れを3つの立場に分けて並べてみました。
| 場面 | 一般の参列者 | 喪主・遺族 | 親族 |
|---|---|---|---|
| 開式前 | 受付で記帳・香典を渡し、10分前には着席 | 葬儀社と最終確認、届いた弔電の名前を確かめる | 早めに会場に入り、親族席に着く |
| 読経 | 席で静かに聞く | 祭壇に近い席で聞く | 遺族に続く席で聞く |
| 弔辞・弔電 | 聞く | 弔辞を読む方にお礼の礼をする | 聞く |
| 焼香 | 案内に従って焼香し、遺族に一礼 | 最初に焼香し、そのあと参列者に返礼する | 遺族に続いて焼香する |
| 閉式 | いったん式場の外で待つ | 出棺の準備に移る | 遺族と一緒にお別れの支度をする |
| お別れ・出棺 | 式場の外で見送る | 別れ花、位牌・遺影を持って霊柩車へ | 別れ花、棺を運ぶ手伝いをすることも |
| 出棺のあと | 帰宅する | 火葬場へ向かう | 火葬場へ同行することが多い |

一般の参列者の場合
参列者の動きはシンプルです。受付・焼香・見送りの3つを押さえておけば、ほかの時間は座って式に気持ちを向けていれば大丈夫です。
告別式の流れのマナーで迷いやすいのは、焼香のあとの過ごし方です。全互協は、遺族を見かけても目礼程度にとどめるよう勧めています。長く話しかけるより、短いお悔やみと一礼で気持ちは伝わります。
喪主・遺族の場合
喪主や遺族は、式のあいだに参列者へ返礼をし、閉式後は出棺の支度に移ります。挨拶のタイミングは、閉式の前か出棺の時か、葬儀社の進行によって違います。
例えば、葬儀社の担当者との確認はこんな形になります。
「喪主の挨拶は、出棺の前でよろしいですか?」
「はい、霊柩車に棺を納めたあとに、皆さまの前でお願いします」
親族の場合
親族は、遺族に近い席で式に出て、焼香も遺族のすぐあとに行います。出棺の時に棺を運ぶ役を頼まれたり、火葬場へ同行したりすることが多いので、時間には余裕を持っておきましょう。
お通夜から告別式までの流れと1日のスケジュール
一般的には、亡くなった翌日にお通夜、その次の日に葬儀・告別式という順番が多いです。ただ、日程は火葬場や式場の空き、友引、年始の休みで後ろにずれることがあります。
お通夜と告別式の流れを、日を追って見てみましょう。全互協は、亡くなった当日の夜に近親者だけで仮通夜を行い、翌日に本通夜を行うのが普通だと説明しています。
| 日 | 主なこと | 参列する人 |
|---|---|---|
| 亡くなった日 | 安置、葬儀社や寺院への連絡、仮通夜(近親者のみ) | 家族・近親者 |
| 翌日 | 納棺、お通夜(通夜式) | 家族・親族・弔問に来る方 |
| 翌々日 | 葬儀・告別式、出棺、火葬、骨上げ、精進落とし | 家族・親族・一般の参列者 |
全互協は、火葬は亡くなってから24時間を過ぎてから行う、という以外に日程の法的な決まりはないと説明しています。寺院の都合や火葬場の空き、遠方の親族が着くまでの時間などを考えて決めます。
告別式の日のタイムスケジュール
告別式当日のスケジュールは、火葬場の予約時刻から逆算して組まれます。全互協も「葬儀・告別式の時間は、火葬場の予約状況と関係している」と説明しています。
例えば南多摩斎場の案内では、第一式場の告別式は午前10時から、火葬は午前11時からと決められています。これを当てはめると、1日はこんな形になります。
| 時間の目安 | 場面 |
|---|---|
| 開式の1時間前ごろ | 受付が始まる(宇都宮市資料の例) |
| 開式の10分前 | 参列者が着席(全互協) |
| 午前10時 | 開式、読経、弔辞・弔電、焼香、閉式 |
| 閉式後 | お別れ、出棺 |
| 午前11時 | 火葬開始(南多摩斎場の例) |
| 火葬のあと | 骨上げ、還骨法要、精進落とし |
開始時刻や1日の所要時間については、告別式の時間は何時から?でくわしく紹介しています。
火葬が先になる地域もある
告別式のあとに火葬、という順番がすべてではありません。全互協は、関東北部より北の地域では、先に火葬をしてお骨で葬儀を行う「骨葬」をすることもあると説明しています。
国立歴史民俗博物館の研究報告に載った論文(2015年)でも、2つの形があると紹介されています。「通夜、葬儀・告別式、火葬」の順と、「通夜、火葬、葬儀・告別式」の順です。地域の順番は通夜・葬儀・告別式の順番で確かめられます。
遺族は葬儀社と流れを決めていく
遺族の側から見ると、告別式の流れは葬儀社との打ち合わせで決まっていきます。式場、火葬場の予約、宗派に合わせた式次第、挨拶のタイミングまで、担当者と一つずつ決めるのが普通です。
- 式次第と喪主挨拶のタイミングを確かめる
- 席次と焼香の順番を決める
- 弔辞を頼む方と、読み上げる弔電を選ぶ
- 火葬場へ同行する人数と車を手配する
- 棺に入れたい物が火葬場で受け付けてもらえるか聞く
身内が亡くなった時に、夜中や休日でも電話で相談できる葬儀社を一つ知っておくと、慌てずに流れを決められます。参列する立場の今のうちに、自分や家族のもしもの時の相談先を見ておくのも一つの方法です。
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告別式の流れについてのよくある相談
初めての参列で多いのは「何をするのか分からない」「火葬の前と後どちらか」「式のあとの食事は何と呼ぶか」という相談です。どれも地域と式の形で答えが変わります。
Yahoo!知恵袋には、告別式の流れについての相談がたくさん寄せられています。閲覧の多かった相談を、内容を要約して紹介します。
友人の親の告別式に初めて出る。何をすればいい?
友人のお父さんの告別式に出ることになったけれど、告別式がどんなものか分からない、という相談です。
参列者がすることは、受付で記帳と香典を渡す、焼香をする、出棺を見送る、の3つです。 そのほかの時間は、席で静かに式を見守っていれば大丈夫です。
友人には、焼香のあとか出棺を待つ間に、短く声をかけるくらいがちょうどいいでしょう。例えば「大変だったね。何かあったら言ってね」のような一言で十分です。
告別式は火葬の前?それとも火葬の後?
これまで出た告別式では祭壇にお骨があった、自分の地域とは順番が違うのか、という相談です。
答えは「地域によって違う」です。多くの地域では告別式のあとに火葬をしますが、先に火葬をする骨葬の地域もあります。全葬連は、火葬が済んでいて出棺がない場合は、喪主の挨拶を式の最後に行うと説明しています。
告別式のあとすぐの食事は「精進落とし」?
告別式や火葬のあとに出る食事は、精進落としと呼んでいいのか、という相談です。
全互協によると、精進落としは本来、四十九日の忌明けを待って行う最初の食事でした。今はほとんど葬儀と同じ日に行い、僧侶や手伝ってくれた方の労をねぎらう席になっています。宗派によっては「お斎(おとき)」とも呼ばれます。
よくある質問
告別式の流れは葬儀とどう違いますか?
本来、葬儀は僧侶が読経する宗教的な儀式で、告別式は参列者がお別れをする場です。今は2つを続けて行う「葬儀・告別式」が一般的で、参列者にとってはひと続きの流れと考えて大丈夫です。
告別式は何時間くらいで終わりますか?
開式から閉式までは、おおむね1時間前後が目安とされています。宇都宮市の資料では最後のお別れまで概ね60分程度の式が多いとされ、そのあと出棺に移ります。
告別式は焼香だけして帰ってもいいですか?
全互協は、焼香が終わったらそのまま帰ってもかまわないが、できれば最後までいて出棺を見送るよう勧めています。仕事などで途中で出る時は、読経中を避けて静かに席を立ちましょう。
キリスト教や無宗教の告別式も同じ流れですか?
大まかな流れは似ていますが、焼香の代わりに花を供える献花を行うことが多いです。式の中身は宗教や式場で違うので、会場の案内に従えば大丈夫です。
告別式に遅れそうな時はどうすればいいですか?
受付で一言おわびを伝えてから、静かに入場しましょう。到着の目安や連絡の仕方は告別式には何分前に行く?で紹介しています。
まとめ
- 告別式の流れは「受付・着席、読経、焼香、閉式、お別れと出棺」の5つでつかめる
- 開式から閉式までは1時間前後が目安で、そのあと出棺・火葬へ進む
- 参列者がするのは受付・焼香・出棺の見送りの3つ
- 同じ時間でも、参列者・遺族・親族ではしていることが違う
- お通夜の翌日に葬儀・告別式が多いが、火葬が先の地域もある
- 式の進行は火葬場の予約時刻から逆算して決まる





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