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真夏に告別式の知らせが届き、喪服を出してみて『この暑さで上着まで着るの?』と思った方も多いはずです。
結論から言うと、夏の告別式の服装も、基本は「黒で、肌の露出を控える」です。半袖のワイシャツや半袖のワンピースは、上着を羽織る前提なら使える場面が多いんです。
ここでは、男女別の夏の服装と、会場の中・移動中・火葬場の3つの場面で上着と暑さ対策をどう考えるかを紹介しますね。
夏の告別式の服装も「肌の露出を控える」が基本
告別式の服装は、夏でも黒を基調にして肌の露出を控えるのが基本です。暑い時期は、移動中は上着を脱ぎ、式の間は羽織るなど、場面で調整していきましょう。
葬儀の業界団体の案内では、服装の基本は季節を問わず同じです。全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)は、「黒を基調とした落ち着いた色合い」「光沢・装飾の少ないデザイン」「肌の露出を控える」を挙げています。
全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)も、女性の略装について「ノースリーブや襟ぐりの大きなデザインは不向き」と説明しています。夏だからといって、袖のない服や胸元の開いた服にしないようにしたいですね。
『でも、真夏の告別式で上着を着たままは本当につらい』と思いますよね。ここで大事なのは、ずっと着ていなくてもいいということです。式の間だけ整え、移動中や待ち時間は無理をしない、と考えると楽になります。
色は黒、光沢と飾りは控えめ、肌の露出は少なめ。この3つは夏も冬も同じです。変えてよいのは、上着を着る時間や、生地の厚さのほうなんです。
夏の喪服は何を着ればいい?
告別式に着る喪服は、季節で格が変わるわけではありません。全互協は、ブラックスーツは準喪服で、通常の葬儀では会葬者も喪主もこれを着ることが多いと説明しています。
手持ちの喪服が厚手で暑い時は、上着を脱げる時間を増やすのが現実的です。新しく用意するなら、夏も着やすい薄手の生地のものを選んでおくと、次の機会も楽になりますよ。
3つの場面で考える夏の装い表
夏の告別式では、ずっと同じ格好でいる必要はありません。会場の中・移動中・火葬場の3つの場面に分けて、上着と暑さ対策を考えてみましょう。
| 場面 | 上着の扱い | 暑さ対策 |
|---|---|---|
| 会場の中(受付から出棺まで) | 羽織る。式の間は脱がないほうが落ち着く | 会場に着いたら汗を拭き、扇子やハンカチは膝の上に |
| 移動中(駅から会場、会場の外) | 脱いで腕にかけてよい | 日傘や汗拭きシートを使い、会場の手前で上着を着る |
| 火葬場や出棺の見送り | 外で待つ時間は、周りに合わせて調整する | 日陰に入る、飲み物をこまめに飲む |

表のとおり、上着を着ていたいのは「式の間」です。移動中まで我慢して着ている必要はないので、会場に入る少し前に羽織れば大丈夫ですよ。
出棺の見送りで外に立つ時は
告別式の最後には、外で出棺を見送る場面がありますよね。夏の日差しの下で待つこともあるので、周りの参列者の様子を見ながら、上着の扱いを合わせると安心です。
喪主や遺族が上着を着ている時は、一般の参列者も着ておくほうが落ち着きます。迷ったら、短い時間だけ羽織っておきましょう。
冷房の効いた会場では
真夏でも、式場の中は冷房がよく効いていることがあります。外との温度差で、式の途中に寒く感じる方もいるはずです。
上着を羽織っておけば、冷房の対策にもなります。女性は、黒の薄手のストールをバッグに入れておくと、待ち時間に肩からかけられて便利です。
夏の告別式の服装:男性の場合
夏の告別式の服装で男性が迷うのは、ワイシャツの袖と上着のことですよね。
男性は、黒の喪服に白無地のワイシャツ、黒無地のネクタイが基本です。半袖のワイシャツは上着の下なら見えにくいですが、上着を脱ぐ場面では袖が目に入るので、迷ったら長袖を選んでおきましょう。
全葬連の案内では、男性の服装は「黒の礼服」「白無地のワイシャツ」「黒無地のネクタイ」「黒の靴下」「黒の革靴(光沢控えめ)」とされています。袖の長さについて決まった記載は見当たりません。
告別式のワイシャツは半袖でもいい?
『上着を着るなら、下は半袖でも分からないのでは』と考える方も多いですよね。確かに、上着を着ている間は袖口が少し見えるだけです。
ただ、受付や移動中、食事の席などで上着を脱ぐと、半袖のワイシャツは目に入ります。上着を脱ぐ時間が長くなりそうな日は、長袖を選んでおくと安心です。
| 服装の組み合わせ | 考え方 |
|---|---|
| 喪服+長袖の白無地ワイシャツ | 上着を脱いでも落ち着いて見える |
| 喪服+半袖の白無地ワイシャツ | 上着を着ている間は目立ちにくい。脱ぐ場面では袖が目に入る |
| 上着なしで半袖のワイシャツだけ | 改まった場では軽く見えやすい |
ネクタイやベルト、靴下は夏も黒
暑いとネクタイを外したくなりますが、式の間は締めておきましょう。全葬連の案内では、男性は「ネクタイピンやカフスは外す」「ベルトは黒で装飾のないもの」とされています。
靴下も、夏だからと短いものや明るい色にせず、黒の無地にしておきます。座った時に足首が見えにくい長さだと落ち着きますよ。
告別式の服装で男性が夏にできる工夫は、上着を脱げる時間を作ることです。移動中は上着を手に持ち、会場の手前で着るだけでも、だいぶ楽になりますよ。男性の服装全体は告別式の男性の服装で紹介しています。
夏の告別式の服装:女性の場合
夏の告別式の服装で女性が迷うのは、半袖のワンピースとストッキングのことが多いですよね。
女性は、黒のワンピースやアンサンブル、スーツで、ひざが隠れる丈のものが基本です。半袖のワンピースは、ジャケットやボレロを羽織れば式の間も落ち着いて見えます。
全葬連は、女性の服装として「黒のワンピース」「スーツ」「アンサンブル」「ひざが隠れる丈」を挙げています。避けたいものとしては「胸元が開いた服、ミニスカート、光沢素材、素足」とされています。
告別式に半袖のワンピースで行ってもいい?
告別式の服装に夏の女性向けの決まりがあるわけではありません。半袖のワンピースでも、黒で光沢がなく、ひざが隠れる丈なら、上着を羽織ることで改まった装いになります。
喪服のワンピースとジャケットが組み合わせになっているアンサンブルなら、移動中はジャケットを脱ぎ、式の間だけ羽織る使い方ができます。
夏でもストッキングは必要?
『夏のストッキングは暑いから、素足でもいいかな』と思う日もありますよね。ただ、全葬連は女性の服装に「黒のストッキング」を挙げ、避けたいものに「素足」を入れています。
暑い日は、薄手の黒のストッキングを選ぶと少し楽になります。汗で伝線しやすいので、替えを1足バッグに入れておくと安心ですよ。
学生や子どもの夏服は?
全葬連の告別式の案内では、子どもや学生は制服、または黒や紺など地味な服とされています。夏服の制服で参列する場合も、制服であれば改まった服装として考えて大丈夫です。
制服がない時は、白や黒、紺など落ち着いた色の服を選びましょう。子どもの服装の考え方は子どもと告別式に参列する時で紹介しています。
女性の服装全体は告別式の女性の服装で紹介しています。
知恵袋でよくある相談:夏の喪服の悩み
Yahoo!知恵袋にも、夏の告別式の服装についての相談がたくさん寄せられています。閲覧の多い相談から3つ選び、要点をまとめてお答えしますね。
夏に親族の通夜や告別式に出る時、半袖の喪服でジャケットを着なくてもマナー的に大丈夫か、という相談です。
親族は、一般の参列者より改まった装いが求められる立場です。全互協は、喪主や親族、近親者は正喪服で改まった気持ちを示すとしています。
式の間はジャケットを羽織り、控室や移動中に脱ぐ、という使い分けにしておくと安心です。親族は出棺の見送りや火葬場まで同行することも多いので、脱ぎ着しやすい上着だと楽に過ごせます。
夏の告別式でも、喪服のワンピースの上にジャケットを着るのか、アンサンブルを着るのかという相談です。
式の間は羽織っておくほうが落ち着きます。ワンピースが半袖なら、なおさら上着で肌の露出を控えておきたいところです。
暑い日は、移動中はジャケットを手に持ち、会場に入る前に羽織りましょう。
真夏の通夜や告別式で、喪服の上着の下に半袖のワイシャツを着てもいいか、という男性の相談です。
上着を着ている間は、半袖でも目立ちにくいです。ただ、上着を脱ぐ場面では袖が見えるので、脱ぐ時間が長くなりそうな日は長袖を選んでおきましょう。
真夏の通夜や告別式で、女性は礼服のワンピースを着ないといけないのか、ほかの服でもいいのかという相談です。
全葬連は、女性の服装として黒のワンピースのほかに、スーツやアンサンブルも挙げています。ワンピースでなくても、黒で光沢がなく、ひざが隠れる丈なら落ち着いた装いになります。
暑さが心配な時は、上着を脱ぎ着しやすい組み合わせを選んでおくと、場面ごとに調整しやすいですよ。
夏の告別式で用意しておきたい物
真夏の告別式は、服装だけでなく持ち物でも暑さ対策ができます。

- 黒や白など落ち着いた色のハンカチ(汗拭き用に多めに)
- 黒や紺の無地の扇子
- 薄手の替えのストッキング
- 香りの少ない汗拭きシート
- 移動中に使う日傘(黒や紺など落ち着いた色)
扇子は、式の最中にあおぐと目に入りやすいので、待ち時間や移動中に使うようにしておきましょう。汗拭きシートは、香りの強いものだと周りに届くことがあります。
暑さで上着を脱いだまま、焼香の列に並んでしまうことがあります。焼香の前には、上着を羽織り直しておくと落ち着いて見えます。
例えば、会場の前でこんなやり取りになることもあります。
「暑いから、ここまで上着は持ってきたよ」
「中に入る前に着ておこうか」
喪服の格や、季節を問わない基本の選び方は告別式の服装で紹介しています。
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よくある質問
夏の告別式でも上着は着るべきですか?
式の間は羽織っておくほうが落ち着きます。移動中や待ち時間は脱いで手に持ち、会場に入る前に着るようにすると楽に過ごせます。
告別式に半袖のワイシャツで行ってもいいですか?
上着を着ている間は目立ちにくいですが、上着を脱ぐ場面では袖が見えます。脱ぐ時間が長くなりそうな日は、長袖の白無地のワイシャツを選んでおきましょう。
夏の告別式で女性は素足でもいいですか?
全葬連は、女性の服装に黒のストッキングを挙げ、避けたいものに素足を入れています。暑い日は薄手の黒のストッキングを選ぶと少し楽になります。
夏の告別式でネクタイを外してもいいですか?
式の間は、黒無地のネクタイを締めておくほうが落ち着きます。移動中や控室では、上着と一緒にゆるめるなど、場面で調整しましょう。
夏の告別式で女性がノースリーブのワンピースを着てもいいですか?
全互協は、ノースリーブや襟ぐりの大きなデザインは不向きとしています。着る場合は、上から羽織れるジャケットを合わせ、式の間は脱がないようにしましょう。
まとめ
- 夏の告別式の服装も、黒を基調に肌の露出を控えるのが基本
- 上着は式の間に羽織り、移動中や待ち時間は脱いで調整する
- 男性の半袖ワイシャツは上着の下なら目立ちにくいが、脱ぐ場面では袖が見える
- 女性はひざが隠れる丈で、夏も薄手の黒のストッキングを合わせる
- 扇子や汗拭きシートは、式の最中ではなく待ち時間や移動中に使う





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