告別式の読み方と言い換え|参列・列席の違い、英語での伝え方

告別式の読み方を紹介する記事のアイキャッチ。机の上の便箋と筆ペン、白い菊

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上司への連絡メールを書きながら、『告別式に「出席」でいいのかな、「参列」かな』と手が止まった方もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、告別式の読み方は「こくべつしき」です。告別式に行くことは「参列(さんれつ)」と言うのが一般的で、「出席」でも意味は通じます。

この記事では、告別式まわりの言葉の読み方と、参列・列席などの使い分け、英語での伝え方を、場面ごとの例文でお伝えしますね。

目次

告別式の読み方は「こくべつしき」

先に結論

告別式は「こくべつしき」と読みます。「告げる」「別れ」「式」の3つの字のとおり、別れを告げる式という意味です。

デジタル大辞泉では、「告別式(こくべつしき)」を「死者の霊に対し、親族や知人が最後の別れを告げる儀式」と説明しています。

『「こくべつ」と「こくべち」、どっちだっけ?』と一瞬迷う方もいますよね。正しくは「こくべつ」です。

「告別」だけでも、別れを告げるという意味の言葉なんです。

告別式の意味をもっと知りたい方は、告別式とはで葬儀との関係まで紹介しています。

告別式まわりの言葉の読み方

告別式の案内や当日の会話には、ふだん使わない言葉がたくさん出てきます。よく見かける言葉の読み方を表にしました。

告別式・会葬・参列・列席・喪主・出棺など、告別式まわりの言葉の読み方を並べた図解
言葉読み方意味
告別式こくべつしき参列者が最後のお別れをする式
葬儀そうぎ故人を送る儀式
通夜つや葬儀の前の夜のお別れ
会葬かいそう葬儀・告別式に参列すること
弔問ちょうもん遺族を訪ねてお悔やみを述べること
参列さんれつ式に加わること
列席れっせき式の席に連なること
喪主もしゅ葬儀を執り行う遺族の代表
出棺しゅっかん棺を式場から送り出すこと
執り行うとりおこなう式や行事を行う

「会葬」と「弔問」は読み間違えやすい

会葬は「かいそう」と読みます。会葬礼状や「ご会葬いただき」という喪主の挨拶で、よく耳にする言葉です。

弔問は「ちょうもん」と読みます。遺族を訪ねてお悔やみを述べることで、通夜や告別式の前に自宅へ伺う時などに使います。

「通夜」には読み方が2つある

デジタル大辞泉では、「つや」と「つうや」の2つの読みが載っています。お葬式の場面では「つや」と読み、「お通夜(おつや)」とも言います。

参列・列席・出席・参加はどう使い分ける?

『告別式に「出席」と書いたら失礼?』と気になりますよね。4つの言葉の使い分けを、早見表にまとめました。

使い分けの結論

自分が行くことを伝えるなら「参列」がいちばん無難です。「列席」は改まった言い方で、遺族側が参列者に向けて使うことが多いです。「出席」でも通じますが、「参加」はイベントのような響きがあるので避けておきましょう。

参列・列席・出席・参加の4つの言葉を、告別式で使えるかどうかと使う場面で比べた図解
言葉告別式でよく使う場面例
参列使える自分が行くことを伝える時「告別式に参列します」
列席使える遺族側の挨拶や改まった文面「ご列席の皆さま」
出席通じる職場への連絡などで「告別式に出席するため休みます」
参加避けたいイベントや会合告別式には使わないのが無難

「参列」は自分が行く時の基本の言い方

参列は、式に加わることを表す言葉です。告別式に行く時は「参列する」と言えば、どの相手にも失礼になりません。

「明日、祖母の告別式に参列するため、お休みをいただけますでしょうか」

職場への連絡なら、このくらいの一文で十分ですよ。

「列席」は迎える側の言葉として覚えておく

列席は、式の席に連なるという意味です。自分のことに使っても間違いではありませんが、喪主の挨拶で「ご列席の皆さま」と参列者に呼びかける時によく使われます。

『「告別式にご列席ください」と書いても大丈夫?』と迷う方もいますよね。遺族が案内状で参列をお願いする時は、「ご参列賜りますようお願い申し上げます」のほうがよく見かける言い方です。

「出席」と「参加」の扱い

出席は、会議や式などに出ることを広く表す言葉です。告別式に使っても意味は通じるので、職場の連絡などで使っても問題はありません。

一方、参加は、行事や催しに加わる響きが強い言葉です。告別式に「参加する」と書くと軽く聞こえることがあるので、「参列」に言い換えておくと安心です。

よくある失敗

訃報への返信で「お葬式に参加させていただきます」と書いてしまうことがあります。意味は伝わりますが、「参列させていただきます」に直すだけで、ぐっと落ち着いた印象になりますよ。

案内状・会話・メールで告別式を伝える例文

告別式の言葉は、相手や場面で少しずつ言い方を変えると伝わりやすくなります。ここでは、場面ごとの例文を表にしました。

例文の使い方

遺族が案内を出す時は「執り行います」、参列する側が伝える時は「参列します」が基本です。日時と場所を一緒に伝えると、相手が迷わずにすみます。

場面言い方の例
遺族が訃報で日程を知らせる「葬儀・告別式は 下記の通り執り行います」
遺族が参列をお願いする「ご多忙中とは存じますが ご参列賜りますようお願い申し上げます」
上司に休みをお願いする「〇〇の告別式に参列するため、〇日にお休みをいただけますでしょうか」
同僚に伝える「明日は告別式に参列するので、午前中は不在にします」
行けないことを伝える「あいにく告別式には参列できず、申し訳ございません」
日程を尋ねる「告別式の日時と場所を教えていただけますか」

「執り行う」の使い方

執り行うは「とりおこなう」と読み、式や行事を改まって行うことを表します。全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)が紹介している訃報の文例にも、「葬儀につきましては 下記の通り執り行います」という言い方が出てきます。

遺族側が使う言葉なので、参列する側が「告別式を執り行うと聞きました」と使うより、「告別式があると伺いました」と言うほうが自然です。

訃報の文面は句読点を使わないことが多い

全葬連は、訃報の文面では句読点を使わないのが一般的なマナーとされていると説明しています。理由は諸説あり、葬儀が滞りなく進むようにという意味を込めるとも言われます。

遺族として案内を出す時の文例は、告別式の案内・連絡の仕方でメールやLINEの例まで紹介しています。職場への連絡や休み方は会社関係の告別式もどうぞ。

告別式の連絡で避けたい言葉

告別式の連絡やお悔やみでは、言葉の言い換えにも気をつけたいですよね。全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)は、不幸が重なることを連想させる重ね言葉や、不幸を連想させる言葉は使わない慣習があると説明しています。

避けたい言葉言い換えの例
重ね重ね加えて
返す返すも思い起こせば
再び改めて
度々何度も、よく
死ぬ逝去される、他界される

言い換えの例は、全葬連が弔電の書き方として紹介しているものです。メールやLINEで告別式の連絡をする時も、同じように気をつけておくと安心ですよ。

案内の言葉選びに迷ったら

身内を亡くしたばかりで、案内の文面まで考えるのは本当に大変ですよね。心からお悔やみ申し上げます。

案内状や会葬礼状の文面は、葬儀社が用意してくれることも多いです。日程や式場の手配と一緒に相談しておくと、言葉選びで悩む時間を減らせますよ。

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告別式を英語で伝えるには

海外出身の同僚や、外国に住む友人に告別式のことを伝えたい時もありますよね。英語には、告別式だけを指すぴったりの1語はありません。

英語で伝える時の結論

お葬式全体は「funeral」、式そのものは「funeral service」と言えば通じます。告別式のニュアンスを足したい時は「farewell ceremony」と説明を添えると分かりやすいです。

日本語英語の例ひと言
お葬式・葬儀funeralいちばん広く通じる言い方
葬儀・告別式(式そのもの)funeral service日時を伝える時に便利
告別式の説明a farewell ceremony for the deceased最後のお別れの式と説明したい時
通夜wake葬儀の前の夜の集まり
お別れの会・偲ぶ会memorial service後日に開くお別れの会
参列するattend the funeral「参列する」の基本の言い方

英語の例文

場面英語の例意味
休みを伝えるI need to take tomorrow off to attend my grandmother’s funeral.祖母の告別式に参列するため、明日休みます
日程を伝えるThe funeral service will be held at 〇〇 hall.葬儀・告別式は〇〇ホールで行われます
お悔やみを伝えるPlease accept my deepest condolences.心からお悔やみ申し上げます
行けないことを伝えるI’m sorry I won’t be able to attend the funeral.告別式に参列できず申し訳ありません

「告別式」を説明したい時は、「It’s a ceremony where people say their final goodbye.(最後のお別れを言う式です)」と一文足すと伝わりやすくなります。

知恵袋でよくある告別式の言葉の相談

Yahoo!知恵袋には、告別式の言葉や連絡のしかたについての相談がよく寄せられています。この記事のテーマに近いものを、案内・連絡の相談から3つ選んでお答えしますね。

相談1:告別式の日程を、遺族にどう聞けばいい?

友人のお母さまが亡くなり、告別式に行きたいけれど日程が分からない。どう聞けば失礼にならないか、という相談です。

遺族に直接聞くより、まずは共通の友人や、訃報を伝えてくれた人に聞いてみるのがおすすめです。遺族は準備で忙しい時期なので、短く聞くのが思いやりになります。

「このたびはご愁傷さまです。告別式の日時と場所を教えていただけますか」

このくらいの一文で、気持ちも用件も伝わりますよ。

相談2:「葬儀・告別式」と連絡が来たが、どちらに行けばいい?

友人が亡くなり、葬儀と告別式の日程の連絡が来たけれど、2つの違いが分からない、という相談です。

今は、葬儀と告別式を続けて一つの式として行うのが一般的です。連絡に時間が一つだけ書かれていれば、その時間に行けば大丈夫です。

返信する時は「告別式に参列させていただきます」と書けば、言葉の使い方で迷わずにすみます。

相談3:親族の告別式で案内状がない時は、参列していい?

親族の告別式があるけれど、案内状が届いていない。参列したほうがいいのか、という相談です。

親族の場合、案内状ではなく電話などで日程を伝えられることも多いです。全葬連も、親族や親しい人にはできるだけ早く電話で知らせるのが基本としています。

日程を知っているなら、参列してかまいません。家族葬などで参列を控えてほしいと言われていないかだけ、喪主や家族に確かめておくと安心です。

よくある質問

告別式の読み方は何ですか?

「こくべつしき」と読みます。デジタル大辞泉では、死者の霊に対し、親族や知人が最後の別れを告げる儀式と説明されています。

告別式に「出席」と言っても失礼になりませんか?

意味は通じるので、職場の連絡などで使っても問題はありません。より落ち着いた言い方にしたい時は「参列」を使うと安心です。

告別式の「列席」はどんな時に使いますか?

喪主の挨拶で「ご列席の皆さま」と参列者に呼びかける時など、改まった場面で使われることが多い言葉です。

「執り行う」の読み方と使い方は?

「とりおこなう」と読み、式を改まって行うことを表します。遺族が訃報で「葬儀・告別式は下記の通り執り行います」と使うのが代表的な使い方です。

告別式は英語で何と言いますか?

告別式だけを指すぴったりの1語はありません。お葬式全体なら「funeral」、式そのものなら「funeral service」と言えば通じます。

まとめ

この記事の要点
  • 告別式の読み方は「こくべつしき」。別れを告げる式という意味
  • 自分が行くことは「参列」、改まった呼びかけは「ご列席の皆さま」
  • 「出席」でも通じるが、「参加」はイベントの響きがあるので避けたい
  • 「執り行う(とりおこなう)」は遺族が案内で使う言葉
  • 英語では「funeral」「funeral service」が伝わりやすい
告別式ガイド

告別式ガイド 編集部

告別式の意味と流れ、時間と日程、服装・香典・焼香・挨拶などの参列マナー、喪主・遺族の準備と葬儀社の選び方までを、急な知らせでも落ち着いて動けるように整理している情報サイトです。 公式サイト

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