告別式の男性の服装|スーツ・ネクタイ・ワイシャツ・ベルト

告別式の男性の服装を紹介する記事のアイキャッチ。衣桁にかけた黒い礼服と白いシャツ、黒いネクタイ

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急に告別式へ行くことになって、『黒いスーツならどれでもいいの?ネクタイは?』と迷っていませんか。普段はスーツを着慣れていても、お葬式となると細かいところが気になりますよね。

結論から言うと、告別式の男性の服装は「上着・シャツ・ネクタイ・ベルト・靴下・靴」の6つの部位を確かめれば大丈夫です。基本は黒の礼服に、白無地のワイシャツと黒無地のネクタイ、小物もすべて黒でそろえます。

この記事では、6つの部位のチェック表と、ブラックスーツとビジネススーツの違いを並べました。告別式がどんな式なのかは告別式とは?で紹介しています。

目次

告別式の男性の服装は「黒の礼服+白シャツ+黒ネクタイ」

先に結論

告別式の男性の服装は、黒の礼服、白無地のワイシャツ、黒無地のネクタイ、黒の靴下、黒の革靴が基本です。ネクタイピンやカフスは外し、ベルトも黒で飾りのないものにします。

全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)は、葬儀の男性の服装として、黒の礼服、白無地のワイシャツ、黒無地のネクタイ、黒の靴下、光沢をおさえた黒の革靴を挙げています。

全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)も、男性の服装はワイシャツが白で、ネクタイ・靴下・靴は黒としています。色の組み合わせは「白はシャツだけ、あとは黒」と覚えると簡単です。

『黒いスーツなら何でもいいのかな?』と思う方も多いはずです。実は、同じ黒でも礼服とビジネス用のスーツは別物なんです。この違いは後の章で詳しく見ていきます。

立場ごとのスーツの格

喪服には、正喪服・準喪服・略喪服の3段階の格があります。格とは、どれだけ改まった装いかという段階のことです。

格男性の服主に着る人
正喪服モーニング(ベストや小物まで黒)喪主・近い遺族
準喪服黒の礼服(ブラックスーツ)遺族・親族・一般の参列者
略喪服黒・紺・グレーなどのダークスーツ一般の参列者・急な参列

全互協は「ブラックスーツは準喪服ですが、通常の葬儀では、会葬者も喪主もこれを着ることが多いようです」と説明しています。一般の参列者なら、黒の礼服を一着持っていれば困りません。

立場と格の組み合わせは告別式の服装で表にしています。

立場ごとに男性が選びたい服

同じ男性の服装でも、故人との関係で選ぶ服は少し変わります。全互協は、喪主・親族・近親者は正喪服で改まった気持ちを示すとし、会葬者は遺族より仰々しくならないようにと書いています。

立場選びたい服ひとこと
喪主モーニングまたは黒の礼服本来はモーニング。黒の礼服を着ることも多い
故人の息子・孫などの親族黒の礼服ビジネススーツは避けたい
会社関係・取引先黒の礼服、なければダークスーツ遺族より目立たない装いに
友人・知人黒の礼服、なければダークスーツ急な参列なら地味な色の無地で
中学生・高校生学校の制服制服は学生の正装

全葬連は、小学校高学年以上の子どもや学生は、制服か喪服に準じた服としています。学生服やブレザーがあれば、そのまま参列して大丈夫です。

礼服がない・急な参列の時

『明日が告別式なのに礼服がない…』ということもありますよね。全互協は、会葬者は地味な色の清潔な服装なら許されるとし、男性はダークスーツに白いシャツ、黒か地味な色のネクタイとしています。

一般の参列者なら、黒や濃紺、チャコールグレーの無地のスーツで参列してかまいません。シャツとネクタイ、靴下と靴を告別式向けにそろえれば、全体はぐっと落ち着きます。

6つの部位で確かめる男性の服装チェック表

ここでの結論

上着・シャツ・ネクタイ・ベルト・靴下・靴の6つを順に見れば、告別式に合う装いかどうかすぐ分かります。

出かける前に鏡の前で確かめられるよう、告別式ガイド編集部で6つの部位に分けたチェック表を作りました。全葬連と全互協の説明をもとにしています。

男性の装いを上着・シャツ・ネクタイ・ベルト・靴下・靴の6つの部位に分けて確かめるチェック表の図解
部位合っている目安避けたい例
上着黒の礼服。光沢のない無地目立つストライプ、光る生地
シャツ白無地のワイシャツ色付き、柄入り、ボタンダウン
ネクタイ黒無地。光沢をおさえたもの柄入り、光沢の強い生地
ベルト黒で装飾のないもの大きなバックル、型押しの柄
靴下黒の無地白や柄の入った靴下
靴金具のないプレーンな黒の革靴エナメル、金具付き、スニーカー

全互協は、靴は金具のないプレーンな黒のものを履くと説明しています。全葬連も、靴はエナメルなど強い光沢は避けるとしています。

告別式の朝に確かめること
  • 上着とズボンにしわやほこりがないか見る
  • ワイシャツが白無地か、襟や袖口が汚れていないか見る
  • ネクタイピンやカフスを外す
  • 黒の靴下を履いているか確かめる
  • 靴を磨き、金具のないものか確かめる

前日の夜に並べておくと安心

告別式の朝は、思ったより時間がありません。前日の夜に、6つの部位をまとめて並べておくと、足りない物にすぐ気づけます。

前日の準備の順番
  1. 礼服をハンガーにかけ、しわやほこりを取る
  2. 白無地のワイシャツと黒無地のネクタイをそろえる
  3. 黒のベルトと黒の靴下を出しておく
  4. 黒の革靴を磨いておく
  5. 数珠・袱紗・香典・ハンカチをかばんに入れる

『ネクタイピンを付けたままだった』『靴下が紺だった』という小さな見落としも、並べてみると気づきやすくなります。

告別式のスーツ:ブラックスーツとビジネススーツの違い

ここでの結論

礼服のブラックスーツは冠婚葬祭のための服で、ビジネス用の黒いスーツとは格が違います。一般の参列者でビジネススーツしかない時は、黒や濃紺の無地で代わりにすることもできます。

「告別式 スーツ 男性」で迷うのは、手持ちの黒いスーツが使えるかどうか、という方が多いのではないでしょうか。

全葬連は「黒のビジネススーツで代用されることもありますが、本来は略式です」と説明しています。つまり、礼服がなければビジネススーツでも参列はできるけれど、格としては一段下がる、という考え方です。

ブラックスーツ(礼服)
  • 光沢をおさえた黒の生地で作られる
  • 冠婚葬祭のために作られた服
  • 親族としても一般の参列者としても着られる
  • 喪主が着ることも多い
黒のビジネススーツ
  • 礼服と並べると色味が違って見えることがある
  • 生地に光沢や織り柄があるものも多い
  • 一般の参列者なら代わりにできる
  • 親族として出る時は避けたい
ブラックスーツとビジネススーツの違いを、格・光沢・柄・向いている立場で並べた図解

スーツのボタンの留め方

「告別式 スーツ ボタン」と気にされる方もいますよね。上着のボタンは、立っている時は留めておくのが落ち着いた着方です。

シングルの上着なら、一番下のボタンは外したままにする着方が一般的です。座っている時は外してもかまいませんが、焼香に立つ時や遺族に挨拶する時は留め直しておくと、きちんとした印象になります。

ストライプや織り柄のスーツは?

手持ちの黒いスーツに、細いストライプや織り柄が入っている場合もあるでしょう。全葬連は服装の基本に「光沢・装飾の少ないデザイン」を挙げています。

離れて見て柄が分からない程度なら、一般の参列者として着ていく方もいます。はっきり柄が見える時は、無地のダークスーツを選ぶほうが安心です。

モーニングを着るのはどんな時?

モーニングは、男性の正喪服です。全互協によると、ベストは黒にし、ネクタイ・靴下・小物もすべて黒にそろえます。

全互協は、喪主は正式喪服のモーニングとしつつ、モーニングは昼間の礼装なので、それ以外ではブラックスーツを着用すると説明しています。一般の参列者がモーニングを着ることはまずなく、喪主や近い遺族が選ぶ服と考えておきましょう。

告別式のネクタイ・ワイシャツ・ベルト・靴の選び方

ここでの結論

ネクタイは黒無地で、結び方はシンプルにし、ネクタイピンやタイピンは外します。ワイシャツは白無地、ベルトと靴下と靴は黒でそろえ、光るものや飾りのあるものを避けます。

ネクタイの色

告別式のネクタイの色は、黒無地が基本です。全葬連は黒無地のネクタイを挙げ、全互協もネクタイは黒としています。

全互協は会葬者の服装として、黒か地味な色のネクタイとも書いています。とはいえ、告別式で黒の礼服を着るなら、ネクタイも黒でそろえると全体がまとまります。

『黒いネクタイを持っていない…』という時は、家族や知人に借りるのも一つの方法です。この機会に一本用意しておくと、次から慌てずにすみます。

ネクタイの結び方

告別式のネクタイの結び方に、業界団体が決めた形はありません。ただ、華やかさをおさえるために、シンプルな結び方にする人が多いです。

結び目の下にできる「えくぼ(ディンプル)」は、おしゃれとして作るものなので、告別式では作らずに結ぶ人が多くなっています。結び目は小さめにし、首元できちんと締めておきましょう。

落ち着いて見えるネクタイの整え方
  1. 結び目は小さめのシンプルな形にする
  2. 結び目の下にくぼみ(ディンプル)を作らない
  3. 首元まで締め、シャツの第一ボタンが見えないようにする
  4. 長さはベルトに軽くかかるくらいにそろえる

仕事の途中で参列する時のネクタイ

会社から告別式に向かう時は、黒無地のネクタイを持って出て、出発前に締め替える方法もあります。白無地のシャツと黒い靴で出勤しておけば、ネクタイを替えるだけで準備が整います。

『職場で浮かないかな』と気になる方は、上司に一言伝えておくと安心です。会社関係の告別式の考え方は会社関係の告別式で紹介しています。

ネクタイピン・タイピンは外す

「告別式 ネクタイピン」「告別式 タイピン」と調べる方へ。全葬連は、男性はネクタイピンやカフスは外すと説明しています。

ネクタイピンは光る金属のものが多く、告別式では目立ちやすいんです。焼香の時にネクタイが前に垂れるのが気になる方は、上着のボタンを留めておくと押さえられますよ。

ワイシャツは白無地のレギュラーカラー

全葬連は、白無地のワイシャツを挙げています。織り柄や色の入ったシャツは避け、真っ白な無地を選びましょう。

襟の形は、ボタンダウンはカジュアル寄りとされることが多いので、普通の襟(レギュラーカラー)にしておくと安心です。袖口がすり切れていないか、襟に汚れがないかも確かめておきましょう。

ベルトは黒で装飾のないもの

告別式のベルトについて、全葬連は黒で装飾のないものとしています。バックルが大きく光るものや、型押しの柄が入ったものは避けます。

金属のバックルが気になる方は、小さく控えめな形のものを選ぶと目立ちません。上着のボタンを留めておけば、ベルトはほとんど見えなくなります。

靴下と靴

靴下は黒の無地です。座った時や焼香で歩く時に足首が見えるので、白い靴下や柄入りは目立ちやすいところです。

靴は、全互協の言うとおり金具のないプレーンな黒の革靴にします。全葬連は光沢控えめとしているので、エナメルは避けましょう。詳しくは告別式の靴で紹介しています。

よくある失敗

スーツとネクタイは完璧なのに、普段のベルトや柄の靴下のまま出かけてしまうケースがあります。前日の夜に、6つの部位をまとめて並べておくと防げます。

アクセサリーや腕時計の考え方は告別式のアクセサリーで、持ち物全体は告別式の持ち物リストで確かめられます。

季節やシーンで男性の服装はどう変える?

ここでの結論

通夜と告別式の両方に出るなら同じ喪服でかまいません。季節に合わせて、シャツやコートで調整します。

通夜と告別式に続けて出る時

通夜の服装は、地味な平服でよいとする説明と、喪服が基本とする説明があり、業界団体の中でも考え方が分かれています。告別式と同じ喪服で通夜に出れば、どちらの考え方にも合います。

連日着る場合は、帰宅したらすぐハンガーにかけて形を整えましょう。ワイシャツは替えを用意しておくと、翌日もすっきり出かけられます。

冬のコート

全葬連は、冬場はコートも黒や紺など地味な色にすると説明しています。全互協によると、帽子やコート、手荷物は所定の場所に預けてから会場に入ります。

全葬連は通夜の解説で、殺生を連想させる革製品や毛皮は避けるのが望ましいとしています。毛皮の襟が付いたコートやマフラーは、告別式では控えておくと安心です。

夏の告別式

暑い時期でも、告別式では上着を着て参列するのが基本です。移動中は上着を脱いで手に持ち、会場に着いてから着るとよいでしょう。

汗をふくハンカチは、黒や白など落ち着いた色のものを用意しておきます。全葬連は、持ち物のハンカチを黒や白など落ち着いた色としています。

髪・ひげ・香りも整えておく

服装と一緒に見られるのが、髪やひげ、香りといった身だしなみです。全葬連は、男性も香水は控えると説明しています。

服以外の身だしなみ
  • 髪は額や耳まわりをすっきりさせ、整髪料は控えめにする
  • ひげは剃るか、整えておく
  • 香水はつけない
  • 爪を短く切りそろえておく

髪の整え方は告別式の髪型で、男性の場合も紹介しています。

黒の革靴と黒い礼服の袖口、白いワイシャツの袖が見える手元の様子

告別式の男性の服装でよくある相談に答えます

ここでの結論

「ストライプのビジネススーツでもいい?」「真夏は半袖ワイシャツでいい?」「リクルートスーツで出てもいい?」の3つが、閲覧の多い相談でした。

Yahoo!知恵袋の「告別式 服装 男性」「告別式 スーツ」の質問から、閲覧の多いものを3つ選び、要約して答えます。

相談1:礼服がない。薄いストライプの黒いビジネススーツでもいい?

礼服を持っていないので、普段着ている黒のビジネススーツ(薄いシャドウストライプ)で葬儀・告別式に出てもいいかという相談です。

答えは、一般の参列者なら、目立たない柄であれば着ていく人もいるです。全葬連は、黒のビジネススーツは代用されることもあるが本来は略式としています。

ただ、親族として出るなら、礼服を用意しておくほうが安心です。この機会に一着そろえておくと、次に慌てずにすみます。

相談2:真夏の告別式は、喪服の下に半袖のワイシャツでいい?

真夏の暑さで、喪服の下に半袖のワイシャツを着てもいいかという相談です。

上着を着ている間は、半袖でも外からはほとんど見えません。暑い時期に半袖を選ぶ人もいますが、式の間は上着を脱がずに過ごすのが落ち着いた着方です。

上着を脱ぐ場面が多くなりそうな時は、長袖にしておくと安心です。白無地であることは、半袖でも長袖でも変わりません。

火葬場への移動や会食で上着を脱ぐこともあるので、親族として一日参列する場合は長袖を選んでおくと、どの場面でも落ち着いて過ごせます。

相談3:祖父の告別式に、リクルートスーツで出てもいい?

祖父の告別式に、就職活動で使った黒いリクルートスーツで出てもいいかという相談です。

孫として出る場合は親族にあたります。全互協は、喪主・親族・近親者は改まった気持ちを示すとしているので、できれば黒の礼服を用意したいところです。

どうしても用意できない時は、黒の無地で光沢のないリクルートスーツに、白無地のシャツと黒無地のネクタイを合わせましょう。学生なら、学校の制服があれば制服で参列できます。

自分や家族のもしもの時のために

服装を調べていると、『親の時は自分が喪主になるのかな』と考えることもありますよね。

夜中や休日でも電話で相談できる葬儀社を一つ知っておくと、いざという時に慌てずにすみます。喪主の服装のことも、事前に聞いておけると心強いものです。

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よくある質問

告別式のネクタイは黒以外でもいいですか?

黒無地が基本です。全互協は会葬者について黒か地味な色のネクタイとも書いていますが、告別式で黒の礼服を着るなら黒でそろえると全体がまとまります。

告別式でネクタイピンは付けてもいいですか?

外していきましょう。全葬連は、男性はネクタイピンやカフスは外すと説明しています。

告別式のワイシャツはボタンダウンでもいいですか?

ボタンダウンはカジュアル寄りとされることが多いので、普通の襟(レギュラーカラー)の白無地を選ぶと安心です。

告別式のベルトはどんなものがいいですか?

全葬連は、黒で装飾のないものとしています。大きく光るバックルや型押しの柄は避けましょう。

スーツのボタンは留めたほうがいいですか?

立っている時は留めておくと落ち着いて見えます。シングルの上着なら一番下は外したままにし、座っている時は外してもかまいません。

まとめ

この記事の要点
  • 告別式の男性の服装は、黒の礼服・白無地のシャツ・黒無地のネクタイが基本
  • 上着・シャツ・ネクタイ・ベルト・靴下・靴の6つの部位で確かめる
  • 黒のビジネススーツは代用されることもあるが、本来は略式
  • ネクタイはシンプルに結び、ネクタイピンやカフスは外す
  • ベルト・靴下・靴は黒で、光るものや飾りのあるものを避ける
  • 通夜と告別式の両方に出るなら同じ喪服でかまわない
告別式ガイド

告別式ガイド 編集部

告別式の意味と流れ、時間と日程、服装・香典・焼香・挨拶などの参列マナー、喪主・遺族の準備と葬儀社の選び方までを、急な知らせでも落ち着いて動けるように整理している情報サイトです。 公式サイト

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