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香典袋にお札を入れようとして、『向きはどっち?新札でもいいの?』と手が止まってしまった方もいるはずです。
結論から言うと、告別式の香典は新札を避けて、全部のお札の向きをそろえて中袋に入れるのが基本です。新札しかない時は、一度折り目を付ければ大丈夫です。
この記事では、お札の入れ方を「向き・そろえ方・新札の扱い・中袋がない時」の4つに分けて、手順でお伝えしますね。
告別式の香典のお札の入れ方は?
告別式の香典は、新札ではないきれいなお札を用意し、向きをそろえて中袋に入れます。中袋の表には包んだ額を漢数字で、裏には住所と名前を書きます。
香典は、故人に供える線香や花の代わりにささげるもの、と全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)は説明しています。お札の入れ方にも、その気持ちを丁寧に表す作法があるんです。
まずは4つのポイントを一覧で見てみましょう。
| 項目 | 告別式の香典での目安 |
|---|---|
| 向き | 全部のお札の向きを1つにそろえる |
| そろえ方 | 枚数が多い時も、端をそろえて重ねる |
| 新札の扱い | 新札は避ける。新札しかない時は折り目を付ける |
| 中袋がない時 | 袋に直接入れ、書く欄があれば住所・名前・額を書く |
『細かい決まりが多そうで不安…』と思いますよね。でも、新札を避けることと、向きをそろえることの2つを押さえれば、ほとんど迷いません。
告別式の香典の流れの中で
告別式では、受付で記帳し、香典を渡してから式に参列する流れがよくあります。お札を袋に入れるのは、その前の晩か当日の朝ですね。
告別式そのものの意味や当日の流れは告別式とは?でまとめています。
告別式の香典のお札の向きとそろえ方
告別式の香典のお札の向きは、いちばん迷いやすい所ですよね。結論から言うと、全国共通の細かい決まりがあるわけではなく、地域や家で言い方が違うこともあります。
いちばん大事なのは、入れるお札の向きを全部そろえることです。向きがばらばらだと、受け取った側が数えにくく、雑な印象にもなってしまいます。
よく紹介されるのは、お札の肖像が描かれた面を袋の裏側に向け、肖像が下にくるように入れる入れ方です。
ただ、家や地域によって別の向きで入れることもあります。親族の告別式なら、家の年長者に一度聞いてみると安心です。
- 入れるお札の表と裏を全部同じ向きにした
- 上下の向きも全部そろえた
- お札の端をそろえて重ねた
- 種類の違うお札を混ぜる時も向きをそろえた
例えばこんな場面で
前の晩、財布から出したお札を香典袋に入れる場面を思い浮かべてみてください。
「向きってどっちだっけ?」
「まず全部そろえれば大丈夫。どっち向きにするかは家の人に聞いてみよう」
こんなふうに、そろえることを先に済ませておけば、向きで迷っても慌てずにすみます。
告別式では、受付係から受け取った香典を会計係が記帳して管理する、と全葬連は説明しています。お札の向きがそろっていれば、係の人も一度で確かめられます。向きをそろえるのは、見えない所で手間を減らす気づかいでもあるんです。
告別式の香典に新札は使う?
『きれいなお札のほうが失礼がないのでは?』と思う方もいますよね。実は、告別式の香典では新札は避けるものとされています。
全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)は、新札は前もって準備していた印象があり、遺族が不快に思ってしまいかねないと説明しています。香典には旧札を用意するのがマナーとされているんです。
全互協も、香典には新札は使わないと説明しています。お祝いごとでは新札を用意するので、ちょうど逆の考え方ですね。
結婚式のご祝儀のために新札を用意していた、という時期に告別式が重なることもありますよね。財布の中の新札と使用済みのお札を分けておくと、うっかり入れ間違えるのを防げます。
| お札の状態 | 告別式の香典に使うか |
|---|---|
| ある程度きれいな使用済みのお札 | 使う |
| 新札 | 避ける。使うなら一度折り目を付ける |
| 極端に使い古された汚いお札 | 避ける |
| 破れたお札 | 避ける |
全葬連は、極端に使い古された汚いお札や破れたお札は避け、ある程度きれいな古札を用意するよう説明しています。古ければいいというわけではないんです。
新札しかない時は折り目を付ける
銀行から下ろしたばかりで、手元に新札しかないこともありますよね。全葬連は、新札しかない時は縦か横に一つ折り目を付けるよう説明しています。
- 新札を縦か横に、一度だけ軽く折る
- 折り目を広げて、平らに戻す
- 全部のお札の向きをそろえる
- 中袋に入れる

何度も折ったり、くしゃくしゃにしたりする必要はありません。一つ折り目があるだけで、前もって準備していた印象はやわらぎます。
包む額の数字で避けたいこと
全互協は、香典の額に4や9、偶数を使うのはタブーだと説明しています。全葬連も、偶数は「割り切れる」が別れを連想させ、4と9は「死」「苦」を連想させるから避けると説明しています。
ただし全互協は、偶数の中にも差し支えないとする例を挙げています。額そのものの考え方は、関係の深さや地域で変わるので、告別式の香典で全体の流れと一緒に確かめてみてください。
中袋がある時・ない時の入れ方
香典袋には、お札を入れる中袋が付いている物と、付いていない物があります。それぞれの入れ方を見ておきましょう。

中袋がある時
中袋は、お札を直接包む内側の袋です。全葬連は、中袋の表に包んだ額を漢数字で、裏に住所と名前を書くと説明しています。
表には包んだ額を漢数字で書きます。裏には住所と名前を書きます。受付の係や遺族が後で香典を整理する時に使うので、読みやすく書いておきましょう。
お札は向きをそろえて中袋に入れ、中袋を外袋で包みます。外袋の包み方や裏側の折り返しの向きは、袋に説明書きが付いていることもあるので、それに合わせてみてください。
包み終えたら、中袋がずれていないか、表書きの向きが正しいかを最後にもう一度見ておくと安心です。外袋の表書きや名前の書き方は告別式の香典の書き方で見本と一緒に紹介しています。
中袋がない時
コンビニなどで買った香典袋には、中袋が付いていない物もあります。その時は、向きをそろえたお札を外袋に直接入れます。
袋の裏に住所や名前、額を書く欄が印刷されていれば、そこに書き込みます。書く欄がない時も、誰からのどれだけの香典かが遺族に分かるよう、裏側の下のほうに小さく書いておくと親切です。
中袋がないからと、お札を裸のまま上着のポケットに入れて持っていくと、袋が折れたりお札がはみ出したりしてしまいます。お札を入れた香典袋は、袱紗に包んで持っていきましょう。
袋の種類による違いは告別式の香典袋の選び方で、袱紗の包み方は告別式の袱紗でまとめています。
郵送する時のお金の入れ方
告別式に行けず香典を郵送する時も、お札の入れ方は同じです。全互協は、お金をまず香典袋に入れてから現金書留用の封筒に入れ、喪主宛てに送るよう説明しています。
現金書留の封筒に、お札をそのまま入れるのではありません。香典袋に入れた状態で送り、お悔やみの手紙も添えましょう。
職場や友人でまとめて包む時
何人かでお金を出し合って1つの香典にする時は、集めたお札の中に新札が混ざっていないかを見ておきましょう。向きも、まとめる人が最後に全部そろえ直します。
まとめ役の人が「新札は避けてね」とひと言伝えておくと、あとで両替し直す手間も省けますよ。
お札を入れる4項目の手順
ここまでの内容を、前の晩にそのまま使える手順にしました。上から順に進めれば、迷わずに準備できますよ。
- 新札ではない、ある程度きれいなお札を用意する(新札しかなければ折り目を付ける)
- 全部のお札の表裏と上下の向きをそろえる
- お札の端をそろえて重ねる
- 中袋があれば中袋に入れ、表に額、裏に住所と名前を書く
- 中袋がなければ外袋に直接入れ、書く欄に住所・名前・額を書く
- 外袋で包み、袱紗に包んで持っていく
| 項目 | 確かめること | 迷った時は |
|---|---|---|
| 向き | 全部同じ向きか | 家の年長者や葬儀社に聞く |
| そろえ方 | 端がそろっているか | 机の上で軽くとんとんと整える |
| 新札の扱い | 新札が混ざっていないか | 一つ折り目を付ける |
| 中袋がない時 | 住所・名前・額が分かるか | 裏側に小さく書いておく |
知恵袋でよくある相談:お札と中袋の扱い
Yahoo!知恵袋には、告別式の香典のお札や中袋についての相談が多く寄せられています。閲覧の多い相談から3つを要約してお答えしますね。
告別式に持っていく御霊前の袋に、お札をどう入れればいいのか知りたいという相談です。
まずは新札ではないお札を用意し、全部の向きをそろえて中袋に入れます。向きは地域や家で言い方が違うこともあるので、迷ったら家の年長者に聞いてみてください。
中袋の表には額を漢数字で、裏には住所と名前を書きます。ここまでできていれば、受け取る側が困ることはありません。
受付を頼まれたけれど、受け取った香典はすぐに袋から出して額を確かめたほうがいいのか、という相談です。
全互協は、受付係が香典を受け取り、会計係が香典を管理すると説明しています。全葬連も、会計係が受付係から受け取った香典を記帳・管理すると紹介しています。
中身の確かめ方は、喪家や葬儀社の決めた方法に従うのがいちばんです。受付を頼まれた時の流れは告別式の受付係のやり方で紹介しています。
告別式に参列して香典を渡したけれど、中袋の書き方がこれでよかったのか気になっているという相談です。
全葬連は、中袋の表に額を漢数字で、裏に住所と名前を書くと説明しています。この3つが読みやすく書けていれば十分です。
もし書き忘れがあっても、受付で芳名帳に住所と名前を書いているので、遺族が誰からの香典か分からなくなることはまずありません。次の機会に気をつければ大丈夫ですよ。
もしもの時に頼れる先を知っておく
香典の準備をしながら、『自分の家族の時は、何から始めればいいんだろう』と考える方もいるかもしれません。夜中や休日でも電話で相談できる葬儀社を知っておくと、いざという時に慌てずにすみます。
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よくある質問
告別式の香典に新札を入れてもいいですか?
新札は避けるものとされています。新札しかない時は、縦か横に一つ折り目を付けてから入れましょう。
告別式の香典のお札の向きはどうしますか?
いちばん大事なのは、全部のお札の向きをそろえることです。向きは地域や家で言い方が違うこともあるので、迷ったら家の年長者や葬儀社に聞いてみてください。
告別式の香典のお金の入れ方で、中袋がない時は?
向きをそろえたお札を外袋に直接入れます。袋の裏に書く欄があれば、住所・名前・額を書いておきましょう。
通夜と告別式の両方に出る時、お札は2つの袋に分けますか?
分けなくて大丈夫です。全葬連は、両方に出る時は香典はどちらか一方に包むのが一般的だと説明しています。袋は1つ用意すれば足ります。
古いお札なら、どんなお札でもいいですか?
極端に使い古された汚いお札や破れたお札は避け、ある程度きれいな使用済みのお札を用意するのがよいとされています。
まとめ
- 告別式の香典は、新札を避けて、ある程度きれいなお札を用意する
- 新札しかない時は、縦か横に一つ折り目を付ける
- お札は表裏と上下の向きを全部そろえ、端をそろえて入れる
- 中袋の表には額を漢数字で、裏には住所と名前を書く
- 中袋がない時は外袋に直接入れ、書く欄に住所・名前・額を書く





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