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告別式の会場に着いて受付の列に並びながら、『香典を渡す時、何て言えばいいんだっけ』と急に不安になった方もいるはずです。
結論から言うと、告別式の香典は受付で袱紗から出し、「ご霊前にお供えください」と短く添えて両手で渡すのが基本です。長いあいさつはいりません。
この記事では、場面ごとの渡し方とひと言、通夜と告別式のどちらで渡すかをお伝えしますね。
告別式の香典の渡し方の基本
受付で記帳し、袱紗から香典袋を出して、表書きを相手に向けて両手で渡します。言葉は「ご霊前にお供えください」「お香典です」のような短いひと言で十分です。
全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)は、受付で芳名帳に名前と住所を書き、香典は言葉とともに袱紗から取り出して両手で差し出すと説明しています。受付で会葬御礼を受け取るのも、この時です。
告別式の香典の渡し方は、流れで覚えると迷いません。
- 受付の前で一礼し、短くお悔やみを伝える
- 芳名帳に名前と住所を書く
- 袱紗を開いて香典袋を取り出し、袱紗を畳んで袋の下に敷く
- 表書きが相手から読める向きにして、両手で差し出す
- 会葬御礼を受け取り、一礼して式場へ進む

記帳と香典のどちらが先かは、会場によって案内が違うこともあります。受付の人の声かけに合わせれば大丈夫ですよ。
告別式の受付とは
告別式は、故人に最後のお別れを告げる儀式で、一般の参列者も加わります。会場の入口に受付が置かれ、記帳と香典の受け取りをするのがよくある形です。
告別式全体の意味は告別式とは?で、受付での記帳の書き方は告別式の受付での挨拶と記帳で紹介しています。
香典を渡す時の言葉の例文
『何か気の利いたことを言わなきゃ』と思いますよね。でも実は、香典を渡す時の言葉は短いほうがいいんです。
全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)は、取り込んでいる時なので、ごく短い言葉ですませると説明しています。月並みでも「この度は御愁傷さまです」で構いません。
全葬連が紹介している言葉をもとに、組み合わせやすい例文を表にしました。
| 場面 | 例文 |
|---|---|
| 受付で最初に | 「この度は、まことにご愁傷さまでございます」 |
| 香典を差し出す時 | 「ご霊前にお供えください」 |
| もう少し短く | 「お香典です」 |
| 改まって言う時 | 「心ばかりですが、お受け取りください」 |
| 突然の知らせだった時 | 「突然のことで、まだ信じられません。心よりお悔やみ申し上げます」 |
例えば受付では、こんな流れになります。
「この度は、まことにご愁傷さまでございます。ご霊前にお供えください」
「恐れ入ります。こちらにご記帳をお願いいたします」
避けたい言葉
お悔やみの場では、不幸が重なることを連想させる言葉を避けるのがマナーとされています。全互協は、重ね言葉として次のような言葉を挙げています。
「重ね重ね」「たびたび」「返す返す」「ますます」「再三」などの重ね言葉は使わないようにします。亡くなった時の様子を尋ねることも、遺族の悲しみを深めるので控えましょう。
声は落とし、短く伝えて次の人に受付を譲るくらいがちょうどいいですよ。
キリスト教式の告別式では、仏教の言葉である「冥福」「供養」「成仏」などは使わない、と全互協は説明しています。キリスト教式なら「安らかな眠りをお祈りいたします」のような言い方にしておくと安心です。
告別式で香典を渡すタイミング
『通夜と告別式、どっちで渡すの?』という迷いはとても多いですよね。結論から言うと、両方に出るならどちらか一方で渡せば大丈夫です。
全葬連は、通夜と告別式の両方に出る時は、香典はどちらか一方に包むのが一般的と説明しています。告別式に持参し、通夜には持参しないことが比較的多いそうです。
| 参列のしかた | 香典を渡すタイミング |
|---|---|
| 告別式だけ出る | 告別式の受付で渡す |
| 通夜だけ出る | 通夜の受付で渡す |
| 通夜と告別式の両方に出る | どちらか一方で渡す(告別式が比較的多い) |
| 訃報を聞いてすぐ弔問する | その場では持っていかず、通夜か告別式で渡す |
全葬連は、最近は両方に持参したり、多めに包んで通夜で渡したりするケースも増えていると紹介しています。どちらで渡しても失礼にはあたりません。
通夜で渡した後、告別式の受付では?
通夜で香典を渡し、翌日の告別式にも出る時は、告別式の受付では記帳だけで大丈夫です。気になる時は、受付でひと言伝えておきましょう。
「昨夜の通夜でお香典をお渡ししております。本日もお参りさせていただきます」
こう添えておけば、受付の人も記帳の整理がしやすくなります。
香典辞退と案内された時
案内に「香典は辞退します」とある時は、香典を渡さないのが基本の考え方です。持っていくか迷う時の考え方は香典辞退の告別式でまとめています。
亡くなった直後の弔問では持っていかない
全互協は、訃報を聞いてすぐ弔問する時に香典を持っていくと、不幸を予期していたようでかえって失礼にあたると説明しています。香典は、通夜か告別式に改めて持っていきましょう。
通夜と告別式どちらに出るかの考え方は通夜と告別式はどっちに行く?でまとめています。
受付あり・受付なし・遺族に直接・後日の例文表
告別式の香典を渡す時は、いつも受付があるとは限りません。場面ごとの動きとひと言を並べました。

| 場面 | 渡す時の動き | ひと言の例 |
|---|---|---|
| 受付あり | 記帳して、袱紗から出して両手で渡す | 「ご霊前にお供えください」 |
| 受付なし | 式の前後に喪主か遺族に声をかけて渡す | 「心ばかりですが、ご霊前にお供えください」 |
| 遺族に直接 | 袱紗を開き、袋を袱紗の上にのせて差し出す | 「この度は御愁傷さまです。お香典です」 |
| 後日 | 先方の都合を聞いてから弔問し、霊前に供える | 「遅くなりましたが、ご霊前にお供えください」 |
受付が混んでいる時
告別式の受付は、開式の直前になるほど列が長くなりがちです。全葬連は、混雑している時は、お悔やみの言葉は焼香の際に遺族に直接伝えるよう説明しています。
受付ではひと言で香典を渡し、長い話は控えましょう。夫婦で参列する時は、全葬連の説明どおり芳名帳を夫婦連名で書くと、記帳も1回ですみます。
受付がない時
家族葬など小さな告別式では、受付を置かないこともあります。その時は、式が始まる前か終わった後に、喪主や遺族に直接手渡します。
浄土宗の案内では、渡す時に袱紗を開き、香典袋を袱紗の上にのせて渡すよう紹介されています。遺族が忙しそうな時は、無理に引き止めず、ひと言だけで渡しましょう。
『式の前と後、どっちがいいの?』と迷ったら、遺族の様子を見て、落ち着いていそうな方を選べば大丈夫です。開式の直前は準備で慌ただしいことが多いので、少し早めに着いておくと声をかけやすくなります。
後日に渡す時
告別式が終わった後に訃報を知ることもありますよね。全互協は、知ったら遅れた理由を述べて、すぐ弔問に出向くよう説明しています。
その時は、先方の都合を確かめてから伺います。全互協は、香典は控えめにし、お返しの心配はしないよう書き添える配慮も紹介しています。
郵送で渡す時
遠方などで告別式に行けず、弔問も難しい時は、香典を郵送する方法もあります。全互協は、お金をまず香典袋に入れてから現金書留の封筒に入れ、喪主宛てに送るよう説明しています。
全互協は、香典を送る時はお悔やみの手紙も忘れずに添えるよう勧めています。「ご葬儀に伺えず申し訳ございません。心ばかりですが、ご霊前にお供えください」のように、短い言葉で十分です。
袱紗の扱いと、代理で渡す時
香典袋は、袱紗に包んで持っていきます。受付でどう開くかまで知っておくと、手元が落ち着きますよ。
- 香典袋を袱紗に包んで持ってきたか
- 列に並ぶ間に袱紗を出し、すぐ開ける状態にしたか
- 表書きが相手から読める向きで差し出せるか
- 渡した後、袱紗をしまって持ち帰るか
全葬連は、袱紗を畳んで金封の下に敷き、相手が受け取ったら袱紗をしまって持ち帰ると説明しています。袱紗の色や包み方は告別式の袱紗で詳しく紹介しています。
人の香典を預かって渡す時
上司や家族の香典を預かって告別式に出ることもありますよね。全葬連は、上司の代理なら本来の人の名前の左横に「代」、夫の代わりに妻が出るなら夫の名前の左下に小さく「内」と書くと説明しています。
受付ではこんなふうに伝えると、受け取る側も整理しやすくなります。
「〇〇の代理で参りました。〇〇からお預かりしたお香典です」
知恵袋でよくある相談:渡すタイミングと言葉
Yahoo!知恵袋には、告別式の香典の渡し方についての相談が多く寄せられています。閲覧の多い相談から3つを要約してお答えしますね。
通夜と告別式のどちらに香典を持っていけばいいのか分からない、という相談です。
両方に出るなら、どちらか一方で渡せば十分です。全葬連によると、告別式に持参することが比較的多いものの、最近は通夜で渡す人も増えています。
片方だけ出るなら、出る方の受付で渡しましょう。通夜で渡したなら、告別式では記帳だけで大丈夫です。
自分は通夜にも告別式にも出られないので、参列する人に香典を預けたい、その時どう渡してもらえばいいかという相談です。
香典を預けて代わりに渡してもらうことは、よくある方法です。袋には自分の名前を書いておき、預かった人が受付で「〇〇から預かってまいりました」と添えれば伝わります。
行けない時は、全互協が紹介しているように、弔電を打って香典を郵送する方法もあります。詳しくは告別式に行けない時は?で紹介しています。
受付で香典を差し出す時に、どんな言葉を添えればいいのか分からないという相談です。
「ご霊前にお供えください」か「お香典です」のひと言で十分です。その前に「この度は、まことにご愁傷さまでございます」と添えれば、きちんとした印象になります。
言葉に詰まっても、一礼して両手で差し出せば気持ちは伝わります。上手に話すことより、静かに丁寧に渡すことを大事にしてみてください。
もしもの時に頼れる先を知っておく
告別式に参列すると、『自分の家族の時は、何から始めればいいんだろう』と考えることもありますよね。夜中や休日でも電話で相談できる葬儀社を知っておくと、いざという時に慌てずにすみます。
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よくある質問
告別式で香典を渡す時の言葉は何がいいですか?
「ご霊前にお供えください」「お香典です」のような短いひと言で十分です。先に「この度は、まことにご愁傷さまでございます」と添えると丁寧です。
香典を渡すタイミングは、通夜と告別式のどちらですか?
両方に出るならどちらか一方で渡します。全葬連は、告別式に持参することが比較的多いと説明しています。
告別式で香典を渡す時、記帳が先ですか?
全葬連の説明では、受付で芳名帳に記入し、香典を渡す流れです。会場によって案内が違うこともあるので、受付の人の声かけに合わせましょう。
受付がない告別式では、いつ香典を渡しますか?
式が始まる前か終わった後に、喪主や遺族に直接渡します。遺族が忙しそうな時は、ひと言だけ添えて手短に渡すのが思いやりです。
袱紗は受付の人に渡しますか?
渡しません。袱紗を畳んで香典袋の下に敷いて差し出し、受け取ってもらったら袱紗はしまって持ち帰ります。
まとめ
- 告別式の香典は、受付で記帳し、袱紗から出して両手で渡す
- 渡す時の言葉は「ご霊前にお供えください」「お香典です」で十分
- 通夜と告別式の両方に出るなら、香典はどちらか一方で渡す
- 受付がない時は、式の前後に遺族へ直接、短いひと言で渡す
- 代理で渡す時は、袋に「代」や「内」を書き、受付でひと言添える





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