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喪服は用意できたのに、玄関で『この靴で大丈夫かな』と迷ってしまった方もいるはずです。
結論から言うと、告別式の靴は「黒・光沢なし・飾りなし」の3つがそろっていれば安心です。女性なら黒のプレーンなパンプス、男性なら黒のシンプルな革靴が基本なんです。
この記事では、靴を5つの項目で確かめる男女別の確認表と、手持ちの靴で迷った時の考え方を紹介しますね。
告別式の靴は「黒・光沢なし・飾りなし」が基本
告別式の靴は、黒で光沢がなく、金具などの飾りがないものを選びます。男女とも、この3つを満たしていれば大きく外れることはありません。
葬儀の業界団体の案内でも、靴の考え方はほぼそろっています。全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)は「靴は金具のないプレーンな黒のものを履きます」と説明しています。
同じ全互協の別のページには、「バッグと靴は黒で光沢のないものにします」とあります。全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)も、靴は「黒のシンプルなもの」で「エナメルなど強い光沢は避ける」としています。
つまり、告別式の服装で靴に求められるのは「目立たないこと」なんです。足元は意外と目に入る場所なので、喪服と同じくらい控えめにしておきたいですね。
なぜ光沢や飾りを避けるの?
告別式は、故人と最後のお別れをする場ですよね。光る素材や金具は、静かな式場の中で思った以上に目に入ります。
焼香で前に進む時や、出棺の見送りで並んで立つ時は、足元も人の目に触れやすい場面です。華やかさを出さないために、光沢や飾りを控える、と考えると分かりやすいですよ。
5項目でチェックする男女別の確認表
手持ちの靴を履いていけるかどうかは、5つの項目で確かめると迷いにくくなります。告別式の靴を女性用・男性用に分けて表にしてみました。
| 項目 | 女性の靴 | 男性の靴 |
|---|---|---|
| 色 | 黒 | 黒 |
| 素材 | 光沢のない革・合皮・布 | 光沢を抑えた黒の革靴 |
| つま先の形 | 丸すぎず尖りすぎない、プレーンな形 | 飾りのないまっすぐな形 |
| ヒールの高さ | 低めから中くらい。全葬連は3〜5cmを挙げている | かかとの低い通常の革靴 |
| 飾り | リボン・金具・ストラップの留め金が目立たないもの | 金具や装飾のないもの |

表のうち、ヒールの高さとつま先の形は、少し幅を持たせて考えて大丈夫です。迷った時に優先したいのは、色と光沢、飾りの3つなんです。
- 色は黒か(茶色や紺が混ざっていないか)
- エナメルのような強い光沢がないか
- 金具やリボンなど、目立つ飾りがないか
- かかとがすり減っていたり、汚れたりしていないか
- 長く立っていても歩きやすいか
告別式では、受付から焼香、出棺の見送り、火葬場への移動と、立ったり歩いたりする時間があります。見た目だけでなく、足が痛くならないかも大事なポイントですよ。
女性の靴:パンプスとヒールの高さ
告別式の靴で女性が迷うのは、ほとんどがパンプスの形とヒールの高さのことですよね。
告別式の女性の靴は、黒のプレーンなパンプスが基本です。ヒールは全葬連が3〜5cmを挙げていて、高すぎず、歩く時に音が響きにくいものを選びます。
全葬連の案内では、女性の服装の一つとして「黒のパンプス(3〜5cmヒール)」が挙げられています。黒のストッキングと合わせるのが一般的です。
ヒールが高い・低い時はどうする?
『手持ちのパンプスはヒールが少し高い』という方もいますよね。高めのヒールは、静かな式場で歩く音が響きやすく、長く立つと疲れやすいのが気になるところです。
反対に、ヒールのないフラットな靴でも、黒で光沢や飾りがなければ落ち着いて見えます。足が痛くなりやすい方や、親族として長い時間立つ方は、低めのヒールのほうが楽に過ごせますよ。
| 手持ちの靴 | 考え方 |
|---|---|
| 黒のプレーンなパンプスで、ヒールは低めから中くらい | そのまま履いて大丈夫 |
| 黒だがヒールが高め | 太めのヒールなら歩きやすく音も響きにくい。迷ったら低めの靴に |
| 黒のフラットシューズ | 光沢と飾りがなければ落ち着いて見える |
| ピンヒールやサンダル、ミュール | つま先やかかとが出るものは避けたい |
ストラップや留め金が付いている時は
ストラップ付きのパンプスは、脱げにくく歩きやすいので選ぶ方も多いですよね。ストラップ自体が目立たない黒なら、落ち着いた印象のままです。
気になるのは、留め金が銀色や金色で光る場合です。全互協は「金具のないプレーンな黒のもの」としているので、留め金が大きく目立つなら、別の靴にするか、目立たない靴を選んでおくと安心です。
ストッキングとの合わせ方
パンプスと一緒に考えておきたいのが、足元のストッキングです。全葬連は女性の服装として「黒のストッキング」を挙げ、避けたいものに「素足」を入れています。
『夏だし、素足にパンプスでもいいかな』と思う日もありますよね。ただ、告別式では素足は避けたいものとされているので、薄手の黒のストッキングを合わせておきましょう。伝線した時のために、替えを1足バッグに入れておくと安心ですよ。
男性の靴:革靴の形と靴下
告別式の靴で男性が迷うことは、女性ほど多くありません。それでも、ふだんの仕事用の靴をそのまま履いていいのか、気になる方はいるはずです。
告別式の男性の靴は、黒で光沢を抑えたシンプルな革靴が基本です。靴下も黒にそろえておきましょう。
全葬連の案内では、男性は「黒の革靴(光沢控えめ)」「黒の靴下」とされています。全互協も、略装の場合も「ネクタイ、靴下、靴は黒」としています。
仕事用の革靴で大丈夫?
『仕事用の黒い革靴しか持っていない』という方も多いですよね。黒で飾りの少ない形なら、仕事用の靴でも告別式に履いていけることが多いです。
| 靴の特徴 | 考え方 |
|---|---|
| 黒で、ひもで結ぶ飾りのない形 | 告別式に向いている |
| 黒で、つま先に穴飾りや切り替えがある | 飾りが目立つなら別の靴にしたい |
| 金具の付いた黒の靴 | 金具が目立つので避けたい |
| 茶色の靴、スニーカー、エナメル靴 | 告別式には向かない |
出かける前に靴を磨いておくと、光沢を足すのではなく、汚れを落とした清潔な印象になります。磨きすぎて強く光らせる必要はありませんよ。
靴下とベルトもそろえておく
靴が黒でも、靴下が柄物や明るい色だと、座った時や焼香で歩く時に意外と目に入ります。全葬連の案内のとおり、靴下は黒の無地にしておきましょう。
ベルトも、全葬連は「黒で装飾のないもの」としています。靴とベルトを黒でそろえると、足元から腰回りまで落ち着いた印象になりますよ。
男性の服装全体は告別式の男性の服装で、喪服から小物まで紹介しています。
知恵袋でよくある相談:告別式の靴の迷い
Yahoo!知恵袋にも、告別式の靴についての相談がたくさん寄せられています。閲覧の多い相談から3つ選び、要点をまとめてお答えしますね。
告別式に履く女性用の靴を探していて、ほかの人は葬儀用の靴を持っているのか、どうしているのかを知りたい、という相談です。
葬儀専用の靴を持っていなくても、黒で光沢と飾りのないパンプスなら、ふだんの靴でも代わりになります。手持ちの靴を表の5項目に当てはめてみてください。
今後のために用意するなら、靴売り場のレディースのフォーマル靴のコーナーで、黒のプレーンなパンプスを探してみてください。長く歩いても疲れにくいものを選んでおくと、急な告別式でも慌てずにすみます。
寒い時期の通夜や告別式に、黒いブーツを履いていっても大丈夫かという相談です。
業界団体の案内では、女性の靴として黒のパンプスが挙げられていて、ブーツについての記載は見当たりません。式場ではパンプスに履き替えると安心です。
雪道などで移動にブーツが欠かせない時は、パンプスをバッグに入れて持っていき、会場で履き替える方法があります。冬の装い全体は冬の告別式の服装で紹介しています。
黒でスエード素材のローヒールのパンプスを、通夜や告別式に履いていけるかという相談です。
スエードは光沢がないので、見た目は落ち着いて見えます。ただ、全葬連の通夜の案内には「殺生を連想させる革製品や毛皮は避けるのが望ましい」という記載もあります。
動物の毛足が目立つ素材が気になる方は、光沢のない布や合皮のパンプスにしておくと迷いがありません。考え方は地域や家によっても違うので、身内なら喪家に聞いてみるのも一つの方法です。
靴がない・雨の日など、当日の足元で困った時
告別式は急に決まることが多いので、靴の準備が間に合わないこともありますよね。ここでは、当日の足元で困りやすい場面ごとの考え方をまとめました。

- 手持ちの靴の中から、いちばん色が暗く飾りの少ないものを選ぶ
- 金具やリボンが外せるなら外しておく
- 汚れやほこりを落として、清潔に見えるようにする
- 時間があれば、黒のプレーンなパンプスや革靴を用意する
雨の日や雪の日は
雨の日は、移動中だけ長靴やレインシューズを履き、式場に着いてから履き替える方法があります。履き替えた靴は、ビニール袋に入れてサブバッグにしまっておくと周りを汚しません。
濡れた靴のまま式場に入ると、足元が冷えたり滑りやすくなったりします。替えのストッキングや靴下も一緒に持っていくと安心です。
履き慣れない新しい靴で行き、出棺の見送りや火葬場での移動中に足が痛くなってしまうことがあります。新しく買った靴は、前日に少し履いて慣らしておきましょう。
学生や子どもの靴は?
全葬連の告別式の案内では、子どもや学生の服装は制服、または黒や紺など地味な服とされています。靴についての記載は見当たりません。
制服で参列するなら、ふだんの通学用の靴で、黒や紺など暗い色のものを選んでおくと落ち着いて見えます。子どもと一緒に参列する時の考え方は子どもと告別式に参列する時で紹介しています。
荷物を入れるバッグの選び方は告別式のバッグ、女性の喪服やストッキングまで含めた装いは告別式の女性の服装で紹介しています。
例えば、平日に会社から直接向かう日なら、こんな準備になります。
「明日は会社から直接告別式に行くので、パンプスを紙袋に入れて持っていきます」
「職場で履き替えておけば、移動も楽だね」
『身だしなみの準備より、家族のもしもの時のほうが気がかり』という方もいるかもしれません。夜中や休日でも電話で相談できる葬儀社を一つ知っておくと、慌てずにすみます。
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よくある質問
告別式に履く女性の靴は、どんなパンプスがいいですか?
黒で光沢がなく、金具などの飾りのないプレーンなパンプスが基本です。ヒールは全葬連が3〜5cmを挙げていて、歩きやすく音が響きにくいものが安心です。
告別式にヒールのない靴で行ってもいいですか?
黒で光沢と飾りがなければ、フラットな靴でも落ち着いて見えます。長い時間立つ方や足が痛くなりやすい方は、低めの靴のほうが楽に過ごせます。
告別式の男性の靴は、仕事用の革靴でもいいですか?
黒で飾りの少ないシンプルな形なら、仕事用の革靴でも履いていけることが多いです。金具付きや茶色の靴、エナメルの靴は避けておきましょう。
告別式にブーツで行ってもいいですか?
業界団体の案内では女性の靴として黒のパンプスが挙げられていて、ブーツの記載は見当たりません。移動にブーツが必要な日は、パンプスを持っていき会場で履き替えると安心です。
告別式にエナメルの靴はだめですか?
全葬連は、エナメルなど強い光沢は避けるとしています。光沢のない革や合皮、布の靴を選んでおくと安心です。
まとめ
- 告別式の靴は「黒・光沢なし・飾りなし」が基本
- 女性は黒のプレーンなパンプス。ヒールは全葬連が3〜5cmを挙げている
- 男性は黒で光沢を抑えたシンプルな革靴と黒の靴下
- 迷ったら、色・光沢・飾りの3つを優先して確かめる
- 雨や雪の日は移動用の靴で行き、会場で履き替える





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