告別式のお花(供花)の送り方|手配先・名札・届けるタイミング

告別式のお花(供花)の送り方を紹介する記事のアイキャッチ。白い花を中心にした供花

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訃報を受けて、『告別式にお花を送りたいけど、どこに頼めばいいんだろう』と調べている方も多いはずです。気持ちはあるのに、手順が分からないと動けませんよね。

結論から言うと、告別式のお花(供花)は「辞退されていないか」「宗教」「手配先」「名札」「届く時間」の5つを順に確かめれば、送り方で迷うことはほとんどありません。

この記事では、その5つを手配チェックリストにして、選び方や名札の書き方とあわせて紹介しますね。

目次

告別式のお花には何がある?供花・花輪・献花・別れ花

先に結論

告別式で見かけるお花には、外から贈られる「供花・花輪」と、式の中で使う「献花・別れ花」があります。参列者や知人が送るのは、このうち供花と花輪です。

供花は、辞書(デジタル大辞泉)では「仏または死者に花を供えること。また、その花」と説明されています。読み方は「くげ」で、「きょうか」とも読みます。

告別式の会場には、いろいろなお花があって、どれを誰が用意したのか分かりにくいですよね。この記事では、次の4つに分けて考えます。

お花の種類どんなもの用意する人
供花祭壇のまわりに飾る生花。贈り主の名前が添えられる親族・知人・会社など
花輪(花環)会場の外や入口に並べる大きな輪の飾り親族・知人・会社など
献花キリスト教式や無宗教式で、一人ずつ霊前に捧げる花喪主側
別れ花出棺の前に、祭壇の花を一輪ずつ棺に入れる花祭壇の花を使う

全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)は、献花の花は参列者が用意するのではなく喪主側が用意する、と説明しています。献花のやり方は告別式の献花のやり方で紹介しています。

別れ花は、告別式が終わって棺を祭壇から降ろしたあと、祭壇の花を一輪ずつ棺に入れるものだと全互協は説明しています。出棺までの流れは出棺とは?で紹介しています。

告別式で見かける供花・花輪・献花・別れ花の4つを、誰が用意するかで分けた図解

枕花とはどう違う?

もう一つ、「枕花(まくらばな)」という言葉もあります。辞書では「納棺する前の死者の枕もとに供える花」とされています。

つまり枕花は、亡くなってから納棺までの間に供えるお花です。告別式のお花とは時期が違うので、告別式に送るなら供花と考えておけば大丈夫です。

告別式の花とお通夜のお花の関係

通夜と告別式を同じ会場で続けて行う時は、通夜のために届いた供花が、そのまま告別式まで飾られることもあります。『お通夜と告別式、どっちにお花を送るの?』と迷ったら、まず喪家側に聞いてみてください。

告別式にお花を送る前に確かめること:手配チェックリスト

ここがこの記事でいちばん大事なところです。お花は大きくて目立つものなので、送る前の確認で失敗を防げます。

先に結論

お花を手配する前に、①辞退されていないか②宗教③手配先④名札⑤届く時間、の順に確かめます。分からない所は、喪家か式を担当する葬儀社に聞けば教えてもらえます。

告別式のお花の手配チェックリスト
  1. 案内状や連絡に「供花辞退」の言葉がないか見る
  2. 仏式・神式・キリスト教式・無宗教式のどれかを確かめる
  3. 喪家が手配先を決めているか、式場や葬儀社に聞く
  4. 名札に入れる名前(個人・連名・会社名)を決める
  5. 通夜と告別式のどちらに飾るか、何時までに届くかを確かめる
告別式にお花を送る前に、辞退・宗教・手配先・名札・届く時間を順に確かめる手配チェックリストの図解

1. 辞退されていないか

全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)は、訃報で伝える項目の一つに「香典・供花・弔電の辞退など」を挙げています。案内に辞退の言葉があれば、お花は送らずに気持ちだけを伝えましょう。

全互協は、無宗教葬では香典や供物を辞退するケースも多いと説明しています。家族葬で「お気持ちだけ」と書かれていることもあるので、文面をよく読んでみてください。辞退された時の気持ちの伝え方は香典辞退の告別式で紹介しています。

2. 宗教を確かめる

告別式の形によって、ふさわしいお花が変わります。全互協は、造花の花環を届けるのは仏式の習わしで、キリスト教式には使わないとしています。

宗教が分からない時は、案内状の式場名や、喪家に近い人に聞くと分かることがあります。詳しい選び方は次の章で紹介しますね。

3. 手配先を確かめる

告別式のお花は、どこに頼めばいいのか迷いますよね。手配先は、喪家が決めていることもあれば、式場ごとに受け付け方が違うこともあります。

いちばん確実なのは、式を担当している葬儀社に電話して聞くことです。

「〇〇家の告別式に供花をお送りしたいのですが、手配はどちらにお願いすればよいでしょうか」

こう聞けば、受け付けの方法や、そろえている花の種類を教えてもらえます。自分でなじみの花屋に頼みたい時も、持ち込みができるかを先に確かめておくと安心です。

申し込む時に手元に用意しておくこと
  • 故人の名前と、喪家(喪主)の名前
  • 式場の名前と住所
  • 通夜・告別式の日にちと開始時刻
  • 名札に入れる名前の表記
  • 自分の連絡先(届いたかの確認や、名前の問い合わせ用)

これだけそろっていれば、電話一本で手配が進みます。会社の昼休みなど、短い時間でも慌てずに済みますよ。

4. 名札に入れる名前を決める

供花には、贈り主の名前を書いた札が添えられます。全互協も、キリスト教式の花環や供花には、姓名を記したカードを添えると説明しています。

名前は会場で多くの人の目に入るので、表記を先に決めておきましょう。書き方は次の次の章で紹介します。

5. 届く時間を確かめる

お花は、祭壇を整える時間に間に合ってこそ飾ってもらえます。通夜に飾るのか、告別式の当日に飾るのかを喪家側に聞き、申し込む時に何時までに届くかを確かめましょう。

「告別式の開式に間に合うように届けたいのですが、いつまでに申し込めば大丈夫でしょうか」

こう聞いておけば、締め切りを過ぎてしまう心配がありません。訃報を受けた当日や翌朝など、できるだけ早めに動いておくと気持ちにも余裕が持てます。

よくある失敗
  • 供花辞退の一文を見落として送ってしまう
  • キリスト教式の告別式に、色の多い花や造花の花環を手配してしまう
  • 会社と個人で、同じ相手に重ねてお花を送ってしまう
  • 申し込みが遅れ、告別式の開式に間に合わない

告別式のお花の選び方:色・種類・宗教ごとの違い

『どんなお花がふさわしいの?』という迷いもよく聞きます。基本を押さえておけば、手配先に任せる時も安心です。

ここでの結論

告別式のお花は、白や淡い色の生花が基本です。派手な色や香りの強い花は避けます。キリスト教式は白一色、造花の花環は仏式の習わしと覚えておきましょう。

全葬連は、供花は白や淡い色の花を選び、派手な色の花や香りの強い花は避けましょうとしています。手配先に頼む時も「白を中心に」と伝えれば、まず外れません。

例えば、電話ではこんなやり取りになることが多いです。

「お花の色の希望はありますか」
「白を中心に、落ち着いた感じでお願いします。香りの強い花は避けてください」

細かな花の名前が分からなくても、色と雰囲気を伝えれば手配先が整えてくれます。

宗教ごとの違い

告別式の形ごとに、お花で気をつけたいことを表にしました。

告別式の形お花で気をつけたいこと
仏式白や淡い色の生花。造花の花環は仏式の習わしとして全互協が紹介
神式白や淡い色の生花を基本に。手配先や神社の案内に合わせる
キリスト教式白一色の生花。花環を贈るなら生花の花環。造花の花環は使わない
無宗教式遺族の考えで自由な祭壇にすることも。辞退がないか先に確かめる

キリスト教式について、全互協は、花の色は白一色に限られ、花環や供花には黒いリボンと姓名を記したカードを添えるとしています。プロテスタントの場合は贈り主の名前を出さないので、名刺か名前を書いたカードを封筒に入れて添える、という説明もあります。

キリスト教の告別式の流れはキリスト教の告別式で紹介しています。

宗教が分からない時は

案内状に宗教が書かれていないことも、よくありますよね。そんな時は、白や淡い色の生花を選んでおくと、どの形の告別式でも浮きにくいです。

手配先が式を担当する葬儀社なら、式の形に合わせたお花を用意してもらえることもあります。申し込む時に「宗教が分からないのですが」と正直に伝えてみてください。

告別式の花輪は今も送る?

花輪は、会場の入口などに並ぶ大きなお花です。全互協は、通夜・葬儀に造花の花環を届けるのは仏式の習わしと説明しています。

ただ、式場によっては外に並べる場所がないこともあります。花輪を考えている時は、手配の前に式場や葬儀社に置けるかどうかを聞いておきましょう。

生花と造花の考え方

告別式の祭壇まわりに飾る供花は、生花が中心です。葬儀費用の区分でも、全葬連は「生花祭壇」や「生花」を項目に挙げています。

一方で、花輪には造花のものもあります。どちらにするかは、手配先が用意している種類に合わせて選べば大丈夫です。

お花を選ぶ時のチェック
  • 白や淡い色を中心にしているか
  • 香りの強い花を入れていないか
  • キリスト教式なら白一色の生花にしているか
  • 置く場所に合った大きさか
告別式の祭壇の横に飾られた、白い菊やユリを中心にした供花の写真

名札の書き方と、花代の考え方

お花を頼む時にまず聞かれるのが、名札に入れる名前です。会場で多くの人が目にするので、誰からのお花か一目で分かる書き方にしておきましょう。

ここでの結論

名札の名前は、誰からのお花かが一目で分かる書き方にします。連名なら、香典袋と同じように目上の人から並べると落ち着きます。花代は手配先や大きさで変わるので、申し込む時に確かめましょう。

名札に入れる名前の例

手配先に伝える前に、次のように表記を決めておくとスムーズです。表記の決まりは地域や手配先で違うこともあるので、最後は手配先の案内に合わせてください。

贈る立場名札の表記の例
個人〇〇〇〇(フルネーム)
夫婦〇〇〇〇・△△
友人数人〇〇〇〇、△△△△(目上の人から)、または「〇〇高校同期一同」
会社株式会社〇〇 代表取締役 〇〇〇〇
部署株式会社〇〇 〇〇部一同
親族孫一同、兄弟一同 など

人数が多い時は、「〇〇一同」とまとめる形がよく使われます。会社としてお花を送るなら、社内で誰の名前を入れるかを先に決めておくと、二重の手配も防げます。

会社関係の告別式での段取りは会社関係の告別式で紹介しています。

告別式の花代はどう考える?

花代は、お花の大きさや種類、手配先によって変わります。この記事では金額の目安は書きませんが、申し込む時に「いくらのものがあるか」を聞けば教えてもらえます。

喪家が手配先を決めている場合、予算が合わないこともあるかもしれません。そんな時は無理をせず、弔電や香典など、別の形で気持ちを伝えても失礼にはなりません。

『お花代としてお金を包むのはどう?』と考える方もいますよね。ここは家や地域で考え方が分かれるところなので、包む前に喪家に近い人へ相談してみてください。

会社や団体で送る時

会社や団体でお花を送る時は、慶弔の規程で、送る相手や名札の書き方が決まっていることがあります。総務や上司に確かめてから手配すると安心です。

お花を持っていきたい時・間に合わない時、いただいた側のお礼

ここでは、少し迷いやすい場面を3つ取り上げます。送る側と受け取る側、どちらの立場でも参考にしてみてください。

ここでの結論

告別式にお花を手で持っていく時は、受付で渡してよいか先に確かめます。間に合わない時は弔電やお悔やみの手紙で気持ちを伝え、いただいた側は後日お礼状を送ります。

お花を手で持っていきたい時

告別式の当日に、花束を持って参列したいと考える方もいます。ただ、祭壇はあらかじめ整えられているので、当日持ち込まれた花を置く場所がないこともあります。

持っていく前に、喪家か葬儀社に「花束をお持ちしてもよいですか」と一言聞いておくと安心です。お供え物を持っていく時の考え方は告別式のお供え物で紹介しています。

告別式に間に合わない時

訃報を知ったのが遅く、告別式にお花が間に合わないこともありますよね。そんな時は、弔電を送ったり、後日お悔やみの手紙を出したりする方法があります。

弔電は、NTT東日本・西日本とも、午後2時までの申し込みで当日中に届けられると案内しています(一部の地域や商品は対象外のこともあります)。送り方と文例は告別式の弔電で紹介しています。

告別式に行けない時の連絡のしかたは告別式に行けない時は?で紹介しています。

お花をいただいた側のお礼

遺族の立場で供花や花輪をいただいたら、お礼のことも気になりますよね。全葬連は、香典や供花、弔電を受け取った場合は、後日お礼状を送りましょうと説明しています。

供花のお礼状の例

「このたびは亡父〇〇の葬儀に際し、ご丁重なご供花を賜り、誠にありがとうございました。おかげさまで、滞りなく葬儀を終えることができました。略儀ながら書中にてお礼申し上げます。」

全互協は、葬儀のあとに世話役から、香典や供物・供花の控えを引き継ぐよう説明しています。誰からどのお花をいただいたかは、この控えで確かめられます。

品物でのお返しを考える時は、香典返しの考え方が参考になります。くわしくは告別式の香典返しで紹介しています。

自分や家族のもしもの時のために

お花の手配を調べながら、『自分の家族の時は、どこに何を頼めばいいんだろう』と不安になった方もいるかもしれません。夜中や休日でも電話で相談できる葬儀社を知っておくと、いざという時に慌てずにすみます。

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知恵袋でよくある相談:告別式のお花

Yahoo!知恵袋にも、告別式のお花についての相談が多く寄せられています。閲覧の多い相談から3つ選び、要点をまとめてお答えしますね。

相談1:供花は親族などにお願いするもの?どこまで?

通夜・告別式に飾る生花(供花)を、親族などにお願いするものなのか、お願いするならどこまでか知りたい、という遺族側の相談です。

供花は、本来は贈る側の気持ちで出すものです。ただ、親族で「兄弟一同」「孫一同」のように名前を連ねて出す形もあるので、家ごとに考え方が違います。

迷った時は、年長の親族や葬儀社に、これまでの家の習わしを聞いてみてください。全互協も、葬儀の前に遺族が供物・供花の並べ方を確かめておくよう説明しています。

相談2:お通夜・告別式に持っていくなら、どんな花がいい?

通夜や告別式に花を持っていきたいが、どんな花が適しているのか知りたい、という相談です。

全葬連の説明どおり、白や淡い色で、香りの強くない花を選ぶのが基本です。キリスト教式なら白一色にしましょう。

持っていく前に、受け取ってもらえるかを喪家か葬儀社に聞いておくと安心です。手配先に頼む場合も「白を中心に」と伝えれば大丈夫ですよ。

相談3:葬儀社に電話したら思ったより高い。喪主の指定だそう

告別式に花を届けようと葬儀社に電話したところ、思っていた以上の値段だった。喪主の指定だというが、これはありなのか、という相談です。

祭壇のお花の並びをそろえるために、喪家が手配先を決めていることはあります。その場合は、まず指定に合わせるのが穏やかです。

ただ、予算が合わない時に無理をする必要はありません。弔電やお悔やみの手紙、香典など、自分に合う形で気持ちを伝えれば十分ですよ。

よくある質問

告別式のお花はどこに頼めばいいですか?

喪家が手配先を決めていることもあるので、まず式を担当する葬儀社に聞くのがいちばん確実です。自分で花屋に頼みたい時は、持ち込みができるかを先に確かめましょう。

告別式のお花はいつまでに届ければいいですか?

祭壇を整える時間に間に合うことが大切です。通夜と告別式のどちらに飾るかを喪家側に聞き、申し込む時に何時までに届くかを確かめましょう。

キリスト教の告別式に送るお花は?

全互協の説明では、白一色の生花です。造花の花環は仏式の習わしなので使わず、花環を贈るなら生花の花環にします。

供花辞退と書かれていても、お花を送っていいですか?

辞退と書かれている時は、送らないのが遺族への思いやりです。気持ちを伝えたい時は、お悔やみの言葉や手紙にしましょう。

お花をいただいたら、お礼はどうしますか?

全葬連は、供花を受け取った場合は後日お礼状を送るよう説明しています。品物を添えるかは、相手との関係や地域の習わしで考えましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 参列者や知人が送る告別式のお花は、供花と花輪
  • 送る前に、辞退・宗教・手配先・名札・届く時間の5つを順に確かめる
  • 白や淡い色の生花が基本。キリスト教式は白一色、造花の花環は仏式の習わし
  • 名札は誰からのお花か一目で分かる表記に。人数が多ければ「〇〇一同」
  • 間に合わない時は弔電や手紙で。いただいた側は後日お礼状を送る
告別式ガイド

告別式ガイド 編集部

告別式の意味と流れ、時間と日程、服装・香典・焼香・挨拶などの参列マナー、喪主・遺族の準備と葬儀社の選び方までを、急な知らせでも落ち着いて動けるように整理している情報サイトです。 公式サイト

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