告別式の香典袋(のし袋)の選び方|水引の色と封筒

告別式の香典袋の選び方を紹介する記事のアイキャッチ。黒白の水引の香典袋と袱紗

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告別式の知らせを受けて、お店の売り場で香典袋を前に『どれを選べばいいの?』と手が止まってしまった方も多いはずです。

結論から言うと、告別式の香典袋は黒白か双銀(銀一色)の結び切りの水引が付いた物を選べば、まず困りません。あとは宗教に合う柄と表書きを確かめるだけです。

この記事では、香典袋を「水引の色・結び方・柄・宗教・包む量」の5つで選ぶ方法と、封筒でもいい場面をお伝えしますね。

目次

告別式の香典袋はどれを選べばいい?

先に結論

告別式の香典袋は、黒白か双銀の結び切りの水引が付いた不祝儀袋が一般的です。仏式なら黒白、神式なら白銀、キリスト教式なら白黒か双銀が主流とされています。

香典袋は、葬儀や告別式で香典を包む袋のことです。お店では「不祝儀袋」「のし袋」という名前で並んでいることもありますよね。

香典そのものは、故人にたむける線香や花の代わりに供えるもの、と全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)は説明しています。袋は、その気持ちを包む入れ物なんです。

『種類が多すぎて、どれが正解か分からない』という方もいるはずです。ただ、見るところは多くありません。

見るところ告別式で選ぶ物
水引の色黒白か双銀。白だけの物もある
水引の結び方結び切り(あわび結びも弔事に使える)
袋の柄無地が無難。蓮は仏式、百合や十字架はキリスト教式
表書き宗教に合う物。迷ったら「御霊前」が多く使われる
中袋付いている物が書きやすい

この表の上から順に確かめていけば、売り場で迷う時間はぐっと短くなりますよ。

お通夜と告別式で香典袋は変わる?

『お通夜用と告別式用で、袋を分けるの?』と迷う方もいますよね。通夜・告別式の香典袋は同じ物で大丈夫です。

全互協は、通夜から三十五日の法要までは「御霊前」と表書きした不祝儀袋を使うと説明しています。お通夜も告別式も、この期間に入るんです。

告別式のお香典袋は誰に渡すもの?

告別式は、故人に最後のお別れを告げる儀式です。一般の参列者も加わり、受付でお香典袋を渡してから焼香に進むのがよくある流れですよね。

告別式そのものの意味や、葬儀との関係は告別式とは?でまとめています。

水引の色と結び方で選ぶ

水引は、袋の真ん中にかかっている飾りのひもです。香典袋選びでいちばん目に入る所なので、ここを先に押さえておきましょう。

水引のポイント

色は黒白か双銀、結び方は結び切りが基本です。結び切りには「不幸が繰り返されないように」という願いが込められている、と全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)は説明しています。

黒白と双銀の結び切りの水引がかかった、告別式で使われる香典袋の写真

水引の色

全互協は、水引には白だけ、白と黒、銀があり、どれを使ってもかまわないとしています。全葬連は、黒白か双銀の結び切りが一般的だと説明しています。

そのほか、黒白に似た青白や、主に西日本で使われる黄白もあると全葬連は紹介しています。地域で使う色が違うこともあるので、親族の集まりなら家の人に聞いてみるのも手です。

宗教ごとの主流の色は、全葬連の説明では次のとおりです。

宗教主流の水引の色
仏式黒白
神式白銀
キリスト教式白黒または双銀

水引の結び方

結び方は、ほどけない「結び切り」が弔事向きです。全葬連は、結び切りは「繰り返してはならないこと」を表すとしています。

もう1つ、あわび結び(あわじ結び)も弔事に使えます。こちらは慶事にも弔事にも使う結び方だと全葬連は紹介しています。

よくある失敗

急いで買った袋が蓮の柄で、行ってみたらキリスト教式の告別式だった、ということも起こりえます。案内に宗教が書かれていない時は、柄のない無地の袋にしておきましょう。

柄と表書きは宗教で選ぶ

香典袋には、蓮の花や百合の花が描かれた物もあります。かわいらしい柄を選びたくなりますが、ここは宗教との組み合わせに注意したい所なんです。

柄と宗教の組み合わせ
  • 蓮の花の柄は仏式のみで使う
  • 百合の花や十字架の柄はキリスト教式だけで使う
  • 宗教が分からない時は、柄のない無地を選ぶ
  • 表書きが印刷済みの袋は、宗教に合う言葉かを見る

全互協も、蓮の花が印刷してある物は仏式のみ、百合の花の物はキリスト教だけなので気を付けるよう説明しています。

表書きの目安

表書きは、水引の上に書く言葉です。全互協によると、「御霊前」は宗教・宗派を問わず使えるとされています。

ただし浄土真宗では、亡くなった時点で仏さまになると考えるため、葬儀の時から「御仏前」を使い、「御霊前」は使わないと全葬連は説明しています。

宗教・宗派表書きの例
仏式(一般)御霊前・御香典・御香料
浄土真宗御仏前・御香典 など
神式御玉串料・御榊料・御神前
キリスト教式御花料(カトリックは御ミサ料も)

宗派が分からず『御霊前でいいのかな』と不安な時は、喪家や葬儀社に聞けば教えてもらえます。宗教ごとの細かい違いは告別式の香典は御霊前?御仏前?で詳しく紹介しています。

香典袋を選ぶ5項目チェック表

ここまでの話を、売り場でそのまま使えるチェック表にしました。上から順に見て、すべて当てはまれば安心です。

香典袋を水引の色・結び方・柄・宗教・包む量の5項目で選ぶチェック表の図解
項目確かめること迷った時の選び方
1 水引の色黒白・双銀・白など弔事の色か黒白か双銀
2 結び方結び切りかあわび結びか結び切り
3 柄宗教と柄が合っているか無地
4 宗教表書きが宗教に合っているか御霊前(浄土真宗は御仏前)
5 包む量袋の格が中身と釣り合うか水引が印刷された簡単な袋は少ない額向け

例えばこんな場面で

平日の朝、出勤前にコンビニで香典袋を買う場面を思い浮かべてみてください。棚には紅白の祝儀袋と、黒白の不祝儀袋が並んでいることが多いはずです。

「この袋で大丈夫かな」
「黒白で結び切り、柄は無地。表に御霊前と印刷されていれば、まず安心ですよ」

この3点を見るだけでも、ほとんどの告別式に対応できます。浄土真宗だと分かっている時だけ、「御仏前」や「御香典」の袋に変えましょう。

連名や代理で出す時も袋は1つ

会社の同僚と一緒に包む時や、上司の代わりに参列する時も、香典袋は1つにまとめます。名前の書き方だけが変わります。

出し方袋の数名前の書き方の目安
夫婦で1つ1つ夫婦連名、または夫の名前
少人数の連名1つ目上の人から順に右から書く
3名以上でまとめる1つ代表者の名前に「外一同」
上司の代理1つ本来の人の名前の左横に「代」
夫の代理で妻が出る1つ夫の名前の左下に小さく「内」

全互協と全葬連の説明をもとにまとめました。会社の慣習で書き方が決まっていることもあるので、職場でまとめる時は総務や上司に一度聞いてみてください。

「包む量」で袋の格を合わせる

意外と見落としやすいのが5つ目です。香典袋は、包む額に合わせて袋の格を選ぶもの、とよく言われます。

全葬連は、水引の色ごとに包む額の目安を分けて紹介しています。黒白や青白は比較的少ない額、双銀は多めの額に向くという考え方です。

また、包む額が大きい時は、印刷ではなく本物の水引の袋を選ぶよう全葬連は勧めています。逆に、少ない額を豪華な袋に包むと、中身と見た目が釣り合わなくなります。

『いくら包むかで袋まで変わるの?』と思いますよね。包む額そのものの考え方は、関係の深さや地域で変わるので、ここでは袋との釣り合いだけ意識してみてください。

封筒タイプの香典袋でもいい?

水引が印刷された封筒タイプの香典袋もありますよね。告別式で封筒を使っていいか、迷う方は多いです。

封筒タイプの考え方

水引が印刷された封筒タイプも香典袋の1つで、少ない額を包む時に使われます。包む額が大きい時は、本物の水引の袋にしておくと安心です。

白い無地の封筒は何に使う?

白い無地の封筒は、香典よりも、喪主がお寺に渡すお布施で使われることが多い物です。全葬連も、お布施は白封筒に入れて「御布施」と表書きすると説明しています。

参列者が告別式で渡す香典なら、水引の付いた香典袋か、水引が印刷された封筒タイプを選ぶほうが一般的です。

郵送する時の封筒

告別式に行けず香典を送る時は、封筒の使い方が少し変わります。全互協は、お金をまず香典袋に入れ、それを現金書留の封筒に入れて喪主宛てに送るよう説明しています。

香典を郵送する時の手順
  1. 香典袋に表書きと名前を書き、中袋にお金を入れる
  2. 香典袋ごと現金書留用の封筒に入れる
  3. 短いお悔やみの手紙を添える
  4. 郵便局の窓口から喪主宛てに送る

全互協は、お悔やみの手紙も忘れずに添えるよう勧めています。行けない時の連絡や渡し方は告別式に行けない時は?でまとめています。

知恵袋でよくある相談:香典袋の数と名前

Yahoo!知恵袋には、告別式の香典袋についての相談が多く寄せられています。閲覧の多い相談から、袋選びに関わる3つを要約してお答えしますね。

相談1:告別式の受付に出す香典袋は「御霊前」と「御仏前」のどっち?

売り場に両方の袋が並んでいて、告別式の受付ではどちらが合うのか分からないという相談です。

全葬連は、使い分けの目安は四十九日で、それより前は「御霊前」、後は「御仏前」と説明しています。迷った時は「御霊前」が無難とされています。

ただし浄土真宗では、葬儀の時から「御仏前」を使います。宗派が分かっている時だけ、そちらに合わせてみてください。

相談2:通夜と告別式の両方に出る時、香典袋は2つ用意する?

身内が亡くなり両方に参列する予定で、香典をどちらに持っていけばいいのか、袋はいくつ要るのかという相談です。

全葬連は、通夜と告別式の両方に出る時は、香典はどちらか一方に包むのが一般的だと説明しています。袋は1つで足ります。

告別式に持参し、通夜には持参しないことが比較的多いとも紹介されています。最近は通夜で渡す人も増えているので、どちらで渡しても失礼にはなりません。

相談3:妻の友人の告別式。面識のない夫の名前も書く?

亡くなったのは妻の友人で、夫は面識がなく、参列も妻だけという時の香典袋の名前の相談です。

参列するのが妻だけなら、香典袋の名前は妻の名前で書くのが自然です。夫婦で1つ包むなら、夫婦連名にする書き方もあります。

全葬連は、夫婦で参列する時は芳名帳も夫婦連名で書くのが一般的だとしています。連名や会社名の書き方は告別式の香典の書き方で見本と一緒に紹介しています。

家族のもしもの時に備えて

香典袋を選びながら『自分の家の時はどうするんだろう』と、ふと考えた方もいるかもしれません。夜中や休日でも電話で相談できる葬儀社を1つ知っておくと、いざという時に慌てずにすみます。

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よくある質問

告別式の香典袋は、コンビニの物でもいいですか?

黒白か双銀の結び切りの水引が付いた弔事用の袋なら、どこで買った物でも大丈夫です。柄と表書きが宗教に合っているかだけ確かめておきましょう。

告別式ののし袋とは、香典袋のことですか?

告別式でいう「のし袋」は、香典を包む不祝儀袋のことを指す場合がほとんどです。売り場では弔事用の表書きや黒白・双銀の水引を目印に選ぶと迷いません。

告別式の香典袋の中袋には何を書きますか?

全葬連は、中袋の表に包んだ額を漢数字で、裏に住所と名前を書くと説明しています。書き方の見本は香典の書き方で確かめられます。

告別式の香典袋の表書きは何で書きますか?

全葬連は、表書きは薄墨で書くのが正式なマナーとされ、薄墨の筆ペンでも問題ないと説明しています。別のページでは、最近は黒インクでも問題ないとも紹介されています。詳しくは告別式の香典は薄墨で書く?で紹介しています。

お通夜と告別式で香典袋は違いますか?

同じ物で大丈夫です。全互協は、通夜から三十五日の法要までは「御霊前」の不祝儀袋を使うと説明しています(浄土真宗は御仏前)。

まとめ

この記事の要点
  • 告別式の香典袋は、黒白か双銀の結び切りの水引が一般的
  • 蓮の柄は仏式、百合や十字架はキリスト教式。迷ったら無地
  • 表書きは「御霊前」が多く使われ、浄土真宗では「御仏前」
  • 水引が印刷された封筒タイプは少ない額向け。郵送は香典袋ごと現金書留へ
  • 通夜と告別式の両方に出ても、香典袋は1つでよい
告別式ガイド

告別式ガイド 編集部

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