妊娠中に告別式に参列する時|考え方と当日の過ごし方

妊娠中に告別式へ参列する時の考え方を紹介する記事のアイキャッチ。座卓の上の袱紗と数珠と白い花

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妊娠中に訃報が届いて、『告別式に行ってもいいのかな』『周りから何か言われないかな』と悩んでいませんか。お別れはしたいけれど、自分の状況も気になりますよね。

結論から言うと、妊娠中の告別式は参列してもしなくても、どちらも失礼にはなりません。家族や遺族と相談し、無理のない形を選べば大丈夫です。

この記事では、参列するかを決める時に確かめたいことと、当日の過ごし方、参列を控える時のお悔やみの届け方を紹介します。告別式そのものの意味は告別式とは?で紹介しています。

目次

妊娠中に告別式に参列してもいい?

先に結論

妊娠中に告別式へ参列するかどうかに、決まったルールはありません。故人との関係と、会場や移動の条件を見て、家族と相談して決めましょう。

妊婦さんの参列については、地域や家によってさまざまな言い伝えを耳にすることがあります。この記事では言い伝えの中身には立ち入らず、参列の判断に役立つことだけをまとめます。

『家族に言われたことを気にしたほうがいい?』と迷う方もいるはずです。気になる言い伝えがあるなら、その家や地域の考えに合わせて家族と話し合えば十分なんです。

業界団体の考え方

全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)は、出産や結婚式といった慶事を間近に控えている場合は、弔問を遠慮しましょうと説明しています。お祝いごとを控えた人が無理をして駆けつけなくてもいい、という考え方ですね。

一方で、全互協は、告別式だけに参列する場合は決められた時間内に焼香すればよいとも説明しています。参列するなら、短い時間でお別れをする形もとれるということです。

故人との関係で考える

故人との関係考え方の例
自分の親や祖父母など近い家族参列したい気持ちを家族に伝え、席や移動を相談する
夫の親族夫や義家族と相談し、どこまで参列するか決める
友人や友人の家族焼香だけの参列や、後日の弔問も選べる
会社関係や知人参列を控え、弔電や香典でお悔やみを伝える方法もある

近い家族ほど、参列したい気持ちが強くなるものです。その気持ちを大事にしながら、無理のない参列の仕方を家族と探してみてください。

参列するか決める前に確かめたいこと

ここでの結論

参列するかを決める前に、会場・移動・滞在時間・服装の4つを順に確かめておくと、当日の不安が小さくなります。分からないことは、遺族か葬儀社に聞いてかまいません。

『行きたいけれど、当日どうなるか分からなくて不安』という時は、次のことを一つずつ確かめてみましょう。

参列前に確かめたいこと
  • 会場:斎場か寺か自宅か、椅子席か座敷か
  • 会場:控室や休める場所、お手洗いの場所
  • 移動:家から会場までの距離と手段、乗り換えの数
  • 移動:駐車場の有無、帰りの足
  • 滞在時間:告別式の開始と終わりの時刻、火葬場まで行くか
  • 服装:手持ちの黒い服で参列できるか、歩きやすい靴があるか
妊娠中に告別式へ参列するかを決める前に、会場・移動・滞在時間・服装の順に確かめることを並べたチェックリストの図解

会場を確かめる

斎場の式場は椅子席が多いですが、寺や自宅では座敷で行うこともあります。座敷の時は、椅子を用意してもらえるか、葬儀社に聞いてみてください。

控室やお手洗いの場所も、会場に着いたら最初に確かめておくと安心です。

滞在時間を確かめる

告別式は、葬儀と続けて行う場合で1時間程度が一般的とする用語集があり、宇都宮市の資料でも最後のお別れまで概ね60分程度の式が多いとされています。

火葬場まで行くと、さらに時間がかかります。南多摩斎場は火葬に約1時間20分、収骨に約15分と案内しています。

参列の仕方会場にいる時間の目安
焼香だけ受付から自分の焼香まで
出棺の見送りまで葬儀・告別式の1時間前後と出棺まで
火葬場までさらに火葬と骨上げの時間

どこまで参列するかを先に決めておけば、当日の動きも組み立てやすくなります。焼香だけで帰る時のふるまいは告別式の途中退席・途中参加で紹介しています。

移動を確かめる

遠方の告別式は、移動だけで長い時間がかかります。乗り換えや待ち時間も含めて、無理のない計画かどうか家族と一緒に考えてみましょう。

帰りが遅くなりそうな時は、家族に車で送り迎えを頼む、タクシーを呼ぶ時刻を決めておくなど、帰りの足を先に決めておくと安心です。初めて行く斎場なら、案内状の地図で入口や駐車場の場所も見ておきましょう。

心配なことがあれば、かかりつけの先生に相談しておくと、家族も安心して送り出せます。

妊娠中の告別式の服装と持ち物

ここでの結論

妊娠中の服装は、黒やダークカラーのゆったりしたワンピースやスーツで大丈夫です。靴はかかとの低い黒い靴を選び、肌の露出が少ない服装を心がけましょう。

『マタニティ用の喪服なんて持っていない』という方も多いですよね。手持ちの服で十分に整えられます。

全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)は、女性の服装として黒のワンピースやスーツ、アンサンブルで、ひざが隠れる丈を挙げています。全互協は、会葬者は地味な色の清潔な服装なら許されると説明しています。

項目選び方の例
服黒や紺、グレーのゆったりしたワンピースやアンサンブル
丈ひざが隠れる丈
ストッキング黒のストッキング。寒い時期は厚手の黒いタイツでも
靴かかとの低い、光沢のない黒い靴
バッグ光沢のない黒のバッグ
上着冬は黒や紺など地味な色のコート
妊娠中に告別式へ参列する時の服装(ゆったりした黒のワンピース、黒のストッキング、かかとの低い黒い靴、黒のバッグ)を並べた図解

全葬連は、肌の露出を控えることや、光沢や装飾の少ないデザインを選ぶことを基本としています。体型に合う喪服がなければ、黒や紺の手持ちの服を組み合わせて整えましょう。

女性の服装の選び方は告別式の女性の服装で詳しく紹介しています。

あると安心な持ち物

持っていくと安心な物
  • 数珠、袱紗に包んだ香典、ハンカチ
  • 飲み物
  • 羽織れる黒いカーディガンやストール
  • 母子健康手帳
  • 座布団の代わりになる薄いクッション

妊娠中に告別式に出る時の当日の過ごし方

ここでの結論

当日は、出口やお手洗いに近い席を選び、焼香のあとは休める場所で待つなど、自分のペースで過ごして大丈夫です。周りの人や係の方に、妊娠中であることを伝えておくと動きやすくなります。

席は出口に近い所に

一般の参列者として出るなら、後ろの端の席に座っておくと、途中で席を外す時も目立ちません。親族として出る場合は、遺族や葬儀社に「端の席にしてもらえますか」と頼んでみましょう。

例えば、受付でこんなふうに伝えておく方法があります。

「妊娠中のため、途中で席を外すかもしれません。端の席に座らせていただいてもいいですか」

焼香だけで帰る形もとれる

全互協は、告別式だけに参列する場合は決められた時間内に焼香すればよく、焼香が終わったらそのまま帰ってもかまわないと説明しています。最後まで残れない時も、焼香をすませて静かに退席すれば失礼にはなりません。

『途中で帰ったら、遺族にどう思われるか心配』と感じる方もいますよね。事情を家族から伝えてもらえば、遺族も分かってくれます。

まだ周りに妊娠を伝えていない時

親戚や職場に、まだ妊娠を伝えていない方もいますよね。その場合は、事情を知っている家族にだけ話しておき、席や動き方を手伝ってもらいましょう。

途中で帰る時や火葬場へ行かない時も、「所用がありまして」と短く伝えれば十分です。理由を細かく話す必要はありません。

火葬場へ行くかどうか

火葬場へ同行するのは、遺族や故人と特に親しかった人などが一般的だと全葬連は説明しています。親族であっても、火葬場まで行くかどうかは家族と相談して決めてかまいません。

火葬場に行く場合

火葬場には待合室があり、火葬の間はそこで待ちます。京都市中央斎場は、待合所で火葬終了までおおむね60分〜90分ほど待つと案内しています。座って休める場所があるか、前もって葬儀社に聞いておきましょう。

参列を控える時の伝え方とお悔やみの届け方

ここでの結論

参列を控える時は、遺族か参列する家族に早めに伝え、弔電や香典、後日の弔問でお悔やみを届けます。理由を細かく言わなくても、短いひと言で十分です。

参列を控えると決めても、お別れの気持ちを伝える方法はいくつもあります。

参列しない時にできること
  1. 参列する家族や遺族に、参列を控えることを伝える
  2. 弔電を告別式の前までに届くよう手配する
  3. 香典を家族に託すか、現金書留で送る
  4. 落ち着いた頃に、遺族の都合を聞いて弔問する

全互協は、通夜にも葬儀・告別式にも参列できない時は、弔電を打って香典を郵送する、お悔やみの手紙を書くといった方法を紹介しています。香典を郵送する時は、香典袋に入れてから現金書留の封筒に入れ、お悔やみの手紙も添えるよう説明しています。

参列を控える時のひと言の例

伝え方の例
  • 遺族へ:「この度はご愁傷さまです。事情があり参列を控えさせていただきます。心よりお悔やみ申し上げます」
  • 会社や知人へ:「やむを得ない事情で参列できず、申し訳ありません。弔電を送らせていただきます」
  • 家族に託す時:「私の分の香典もお願いできる?よろしく伝えてね」

行けない時の対応は告別式に行けない時は?でも詳しく紹介しています。

自分や家族のもしもの時に、夜中や休日でも電話で相談できる葬儀社を知っておくと、慌てずにすみます。

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妊娠中の告別式についてのよくある相談

ここでの結論

妊娠中に友人の親の告別式へ行くか迷う、妊娠中の服装はどうするか、義父の告別式で火葬場に行くか迷う、という相談が多く見られます。

Yahoo!知恵袋に寄せられた相談を、内容を要約して紹介します。

妊娠中、友達のお父様の通夜か告別式に出るか迷う

友達のお父様が亡くなり、妊娠中だけれど通夜か告別式に出ようか迷っている、という相談です。

友人の親の告別式なら、焼香だけで帰る形でも気持ちは伝わります。迷う時は、友達に香典を託すか、落ち着いてから声をかける方法もあります。

妊娠中の告別式の服装はどうすればいい?

妊娠中に知人が急に亡くなり、告別式に着ていく服が分からない、という相談です。

黒や紺のゆったりしたワンピースに、黒のストッキングとかかとの低い黒い靴を合わせれば大丈夫です。全互協も、会葬者は地味な色の清潔な服装なら許されるとしています。

夫の父の告別式、火葬場には行くべき?

夫の父が亡くなり、通夜と告別式に出るけれど、火葬場へ行くかどうか迷っている、という相談です。

火葬場へ行くかどうかは、夫や義家族と相談して決めてかまいません。行く場合は待合室で休めるか確かめておき、行かない場合は斎場で待つか、先に帰る形もとれます。

よくある質問

妊娠中に告別式に参列するのは失礼ですか?

失礼にはなりません。参列してもしなくてもかまわないので、故人との関係や会場の条件を見て、家族と相談して決めましょう。

妊婦が告別式に行く時の服装は?

黒や紺のゆったりしたワンピースやアンサンブルで大丈夫です。ひざが隠れる丈にし、かかとの低い黒い靴を合わせましょう。

妊娠中は告別式を焼香だけで帰ってもいいですか?

帰ってかまいません。全互協は、告別式だけに参列する場合は焼香が終わったらそのまま帰ってもかまわないと説明しています。

妊娠中に夫だけが告別式に参列してもいいですか?

かまいません。夫婦で参列できない時は、夫が参列して香典を夫婦の分として渡し、遺族に妻が来られなかったことを短く伝えてもらえば十分です。

参列できない時、香典はどうすればいいですか?

参列する家族に託すか、現金書留で郵送します。郵送する時はお悔やみの手紙を添えると気持ちが伝わります。

まとめ

この記事の要点
  • 妊娠中の告別式は、参列してもしなくても失礼にはならない
  • 会場・移動・滞在時間・服装を順に確かめて、家族と相談して決める
  • 服装はゆったりした黒のワンピースと、かかとの低い黒い靴で整える
  • 当日は端の席に座り、焼香だけで帰る形もとれる
  • 参列を控える時は、弔電や香典、後日の弔問でお悔やみを届ける
告別式ガイド

告別式ガイド 編集部

告別式の意味と流れ、時間と日程、服装・香典・焼香・挨拶などの参列マナー、喪主・遺族の準備と葬儀社の選び方までを、急な知らせでも落ち着いて動けるように整理している情報サイトです。 公式サイト

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