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告別式が終わってほっとしたのもつかの間、『このあと何をすればいいんだろう』と落ち着かない方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、告別式のあとにすることは、参列者と遺族で大きく違います。参列者は出棺を見送って帰宅すれば一区切りです。遺族は火葬と法要を終えたあと、後飾りの準備や期限のある手続きへと進んでいきます。
この記事では、当日の帰宅後から告別式の次の日、1週間以内までの段取りを立場別にまとめますね。
告別式のあとはどう進む?参列者と遺族で違う
一般の参列者は、出棺の見送りまでで告別式は終わりです。遺族や親しい親族は、そのあと火葬場へ向かい、骨上げ、法要、会食と続きます。
全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)は、告別式だけに参列する人は、焼香が終わったら帰ってもかまわないとしています。そのうえで、できれば最後までいて出棺を見送るよう勧めています。
全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)は、火葬場へ同行するのは遺族や故人と特に親しかった友人などが一般的だと説明しています。
| 立場 | 告別式のあとの流れ |
|---|---|
| 一般の参列者 | 出棺を見送る、会葬御礼を受け取って帰宅 |
| 親しい友人 | 声をかけられたら火葬場へ同行、骨上げや会食に加わる |
| 親族 | 火葬場へ同行、骨上げ、還骨法要や初七日、精進落とし |
| 喪主・遺族 | 上記に加え、遺骨を迎えて後飾りに安置、手続きやお礼の準備 |
『自分はどこまで残ればいいの?』と迷ったら、案内してくれる遺族や葬儀社の人の声かけに従えば大丈夫です。
参列者が告別式から帰宅したあとにすること
参列者は、帰宅したら清め塩を使うかどうかを決め、喪服を手入れして片づければ一区切りです。会社員なら、休んだ分の連絡も済ませておきましょう。
帰宅したら清め塩
全互協は、死のけがれを家に持ち込まないよう、家に入る前に塩で身を清める風習があると説明しています。最近は、会葬礼状についている塩を使うケースが多いそうです。
ただし、浄土真宗では清めの考え方がなく、キリスト教式でも何もしないと全互協は説明しています。使い方や考え方は告別式から帰ったら清め塩で詳しく紹介しています。
喪服と持ち物の片づけ
帰宅後は、喪服を風通しのいい場所にかけておきましょう。香典の控えや会葬御礼の品も、ひとまとめにしておくと後で困りません。
- 清め塩を使う家なら、家に入る前に済ませる
- 喪服はハンガーにかけ、汚れがあればクリーニングへ
- 袱紗や数珠を元の場所に戻す
- 会葬御礼の品と礼状を確認する
- 休んだ職場に戻る日を伝えておく
告別式の次の日は普段どおりでいい?
『告別式の翌日に出かけたり、飲み会に行ったりしても不謹慎じゃない?』と気にする方もいますよね。参列者の立場なら、告別式の次の日の過ごし方に決まりはありません。
ただ、故人と近い関係だった時や、遺族と同じ職場の時は、にぎやかな集まりは少し控える人もいます。自分の気持ちと、周りとの関係で決めて大丈夫です。
告別式のために仕事を休んだ時は、翌日の出勤で上司や同僚にひと言お礼を伝えておくと、気持ちよく仕事に戻れます。
「昨日はお休みをいただき、ありがとうございました。おかげさまで最後まで見送ることができました」
会社の代表として参列した時は、告別式の様子や、遺族に香典を渡したことを上司に簡単に報告しておきましょう。
遺族が告別式のあと当日にすること
遺族は、骨上げのあとに遺骨を連れて帰り、後飾りに安置して還骨の法要を行います。火葬許可証(埋葬許可証)は納骨まで大切に保管します。
骨上げと許可証の受け取り
全互協は、骨上げが終わると係の人が骨壺を箱に納めて渡し、その中に火葬済みの印を押した、いわゆる埋葬許可証も入っていると説明しています。
この書類は、納骨の時に墓地や霊園へ出すものです。全葬連も、埋葬するまで大切に保管するよう説明しています。
後飾りに遺骨を安置する
全葬連は、白い布をかけた小机などで2段か3段の祭壇を作ると説明しています。仏壇があれば仏壇の前に、なければ北か西に置くそうです。
忌明けまでは毎日灯明を灯して焼香し、弔問に来た人もこの後飾りの前で迎えます。
告別式に来られなかった人が、後日自宅へお参りに来ることもあります。「わざわざありがとうございます。どうぞお線香をあげてやってください」と迎えれば十分ですよ。

還骨法要・初七日と会食
全互協は、遺骨を後飾りに安置したら還骨のお経をあげてもらい、最近はそれに続けて初七日の法要を繰り上げて営むのが一般的だとしています。そのあとに精進落としの会食を行います。
当日の初七日の流れは初七日を告別式と同じ日に行う繰り上げ法要で紹介しています。
告別式の当日の夜・翌日・1週間以内のチェックリスト
告別式のあとにすることを、時間の区切りと立場で一覧にしました。遺族は、期限のある手続きから順に手をつけると慌てません。
| いつ | 参列者 | 遺族 |
|---|---|---|
| 当日の夜 | 清め塩(使う家のみ)、喪服をかけておく | 遺骨を後飾りに安置、灯明と焼香、埋葬許可証を保管 |
| 告別式の翌日 | 普段どおりの生活に戻る。職場に出勤の連絡 | 葬儀社と精算や返却物の確認、お世話になった人への連絡 |
| 2日目以降 | 香典返しや礼状が届いたら受け取る | お寺への挨拶、近所や世話役へのお礼、香典の控えをまとめる |
| 1週間以内 | 葬儀に出られなかった人へ様子を伝える(頼まれた時) | 年金の届け出(必要な場合)、四十九日の日程の相談 |
遺族の場合、告別式の次の日は疲れが出やすい日でもあります。全部を一度に片づけようとせず、期限のあるものから進めていきましょう。
告別式の翌日から、手続きやお礼が一気に押し寄せます。兄弟姉妹や親族で「手続き担当」「お礼担当」のように分けておくと、喪主の負担がぐっと軽くなります。
お礼の伝え方は告別式後のお礼でまとめています。
告別式の翌日以降に遺族が進める手続き
告別式のあとの手続きには期限があるものがあります。起算日は「亡くなった日」ではなく「知った日」などの場合もあるので、表で確かめておきましょう。
亡くなってからの手続きは、法令や公的機関の案内で期限が決まっているものがあります。主なものを並べました。
| 手続き | 期限(各公式の記載) | 相談先 |
|---|---|---|
| 年金受給権者の死亡届 | 必要な場合、10日以内(国民年金は14日以内)。マイナンバーが収録されていれば原則不要 | 年金事務所 |
| 世帯主の変更 | 変更があった日から14日以内(届け出が要らない場合もある) | 市区町村 |
| 相続の承認・放棄 | 相続の開始があったことを知った時から3か月以内 | 家庭裁判所 |
| 準確定申告 | 相続の開始があったことを知った日の翌日から4か月以内 | 税務署 |
| 相続税の申告 | 相続税がかかる場合、知った日の翌日から10か月以内 | 税務署 |
| 埋葬料・葬祭費 | 2年で時効(加入していた健康保険で窓口が違う) | 健康保険の窓口、市区町村 |
死亡届は、亡くなったことを知った日から7日以内に出すと戸籍法で決まっています。火葬許可証を受け取るのに必要なので、告別式の前に葬儀社が代わりに手続きを進めていることが多いですね。
自分が届け出の対象かどうかは、家族の状況で変わります。市区町村、年金事務所、税務署の窓口で「この場合は必要ですか」と聞いてみてください。

全体の段取りは身内が亡くなってから告別式までにやることもあわせて見ておくと、抜けが防げます。
告別式のその後に続く法要と香典返し
手続きと並行して、四十九日の法要と香典返しの準備も始まります。『何から決めればいいの?』と迷ったら、まず四十九日の日程をお寺と相談するところからです。
全互協は、亡くなってから49日目の七七日を忌明けの日とし、この日に納骨するケースが多いと説明しています。地域によっては三十五日に納骨することもあるそうです。
香典返しについて全互協は、葬儀の当日に渡す即日返しか、四十九日の忌明けがすんでから挨拶状を添えて贈るのが一般的だとしています。三十五日に贈る人もいるそうです。
| 準備すること | 目安の時期 | 確かめる相手 |
|---|---|---|
| 四十九日の日程と会場 | 告別式のあと早めに | お寺 |
| 納骨の段取り | 四十九日に合わせることが多い | お寺、墓地や霊園 |
| 香典返し(後日返しの場合) | 忌明けのあと | 葬儀社、ギフトの手配先 |
| 挨拶状 | 香典返しに添える | 葬儀社 |
掛け紙は黒白の水引で、表書きは「志」や「忌明」とすると全互協は紹介しています。
告別式のあとについてよくある相談
Yahoo!知恵袋では、火葬場に誰が行けるのか、当日の法要で渡す袋の書き方、忌引き中の過ごし方についての相談が多く見られます。要約してお答えしますね。
告別式に出たあと、火葬場へ行けるのは家族や親せきだけなのか、という相談です。
全葬連は、火葬場へ同行するのは遺族や故人と特に親しかった友人などが一般的だと説明しています。決まりではありませんが、遺族から声をかけられた人が行くものと考えておきましょう。
火葬場によっては人数に上限があります。京都市中央斎場は、待合所や収骨室を10名以内と案内しています。
告別式に続いて行われる法要に参列する時、香典とは別に包む袋に何と書くのか、という相談です。
全互協は、通夜から三十五日の法要までは「御霊前」と表書きすると説明しています。当日に行う初七日の法要もこの期間に入るので、御霊前で迷いません。
浄土真宗では「御仏前」とされるので、宗派が分かれば合わせておきましょう。別に包むかどうか自体は地域の習わしで違うため、親族に確かめておくと安心です。
会社から忌引き休暇をもらったが、告別式の翌日に何をすればいいのか分からない、という相談です。
遺族なら、葬儀社との精算、お寺や世話役へのお礼、役所の手続きの確認にあてる日になります。体を休める時間もとってくださいね。
忌引き休暇は法律で決まった休みではなく、会社が就業規則で決める特別休暇だと厚生労働省のモデル就業規則は説明しています。日数や有給かどうかは会社ごとに違うので、就業規則で確かめておきましょう。
告別式のあとも相談できる先
告別式のあとの法要や後飾り、四十九日の準備は、葬儀を担当した葬儀社に相談できることが多いものです。自分や家族のもしもの時に、夜中や休日でも電話で相談できる葬儀社を知っておくと、慌てずにすみますよ。
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よくある質問
告別式のあと、参列者はすぐに帰っていいですか?
焼香が終わったら帰ってもかまいませんが、全互協はできれば出棺まで見送るよう勧めています。
告別式の翌日に遺族の家へお悔やみに行ってもいいですか?
遺族は手続きや片づけで忙しい時期です。行く前に電話などで都合を聞いてから伺いましょう。
告別式のその後、四十九日までは何をして過ごしますか?
後飾りに毎日手を合わせながら、手続きやお礼、四十九日の法要と納骨の準備を進めます。7日ごとの法要を家族で営む家もあります。
後飾りはいつまで置いておきますか?
忌明けまで置き、毎日灯明を灯して焼香すると全葬連は説明しています。片づけ方はお寺や葬儀社に確かめましょう。
告別式の後に届く香典返しには、お礼の連絡が必要ですか?
全互協は礼状は出さないのがしきたりとしていますが、全葬連はお礼状を送るよう説明しています。親しい間柄なら、電話やメッセージでひと言伝えると気持ちが伝わります。
まとめ
- 参列者は出棺の見送りで一区切り。帰宅後は清め塩と喪服の手入れ
- 遺族は遺骨を後飾りに安置し、還骨法要や初七日、会食へ
- 埋葬許可証は納骨まで大切に保管する
- 告別式の次の日からは、期限のある手続きを先に進める
- 手続きやお礼は家族で分担すると負担が軽くなる
告別式そのものの流れは告別式とは?で紹介しています。





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