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告別式の案内に「13時から」と書かれていて、『告別式って午前中にやるものじゃないの?』と首をかしげていませんか。逆に、午前の式に仕事の都合で間に合うか心配な方もいるはずです。
結論から言うと、告別式は午後からでも珍しくありません。開始時刻は、そのあとに続く火葬場の予約時刻から逆算して決まるので、午前になるか午後からになるかは施設や空き状況しだいなんです。
この記事では、午前開始と午後開始で1日の動きがどう変わるかを見比べます。告別式全体の時間の目安は告別式の時間は何時から?で、告別式そのものの意味は告別式とは?で紹介しています。
告別式は午前中?午後から?開始時刻の決まり方
告別式は、午前10時前後に始まる例が多く見られます。ただ、正午や13時ごろの開始もよくあり、どちらが正しいということはありません。
まず、公営の斎場が案内している告別式の時刻を見てみましょう。
| 施設 | 告別式の時刻 | 火葬の時刻 |
|---|---|---|
| 南多摩斎場(東京都) | 午前10時、午前10時30分 | 午前11時、午前11時30分 |
| かわさき北部斎苑(川崎市) | 10時〜11時、12時〜13時(令和5年7月から9時30分・11時30分への繰り上げを依頼) | 同じ施設で火葬 |
同じ施設でも、式場によって午前の式と昼の式があるのが分かります。告別式の時間が午前か午後かは、式場の枠と火葬の枠の組み合わせで決まるんです。
なぜ火葬場の予約が基準になるの?
告別式のあとは、すぐに出棺して火葬場へ向かいます。そのため、火葬の時刻が先に決まり、そこから告別式の開始時刻が決まる、という順番になります。
全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)も、葬儀・告別式の時間は火葬場の予約状況と関係していると説明しています。
火葬場が受け付ける時間帯
火葬場は、日中の決まった時間帯しか火葬を受け付けていません。
| 火葬場 | 受付・火葬の時間(公式の案内) |
|---|---|
| 横浜市営斎場 | 9時から15時までの時間帯で、斎場ごとに火葬時間枠 |
| 札幌市の斎場 | 受付は9時30分から15時まで |
| 京都市中央斎場 | 午前10時から午後4時30分まで |
| 南多摩斎場 | 午前9時から午後3時まで、30分刻み |
火葬の枠が朝から午後の早い時間までなので、告別式も午前から昼すぎに始まる形におさまっていきます。
友引や遠方の親族も時刻に関わる
開始時刻を動かすのは、火葬場の枠だけではありません。全互協は、日取りを決める時に、僧侶の都合や遠方の親類が到着するまでの時間なども考えると説明しています。
例えば遠方の親族が当日の朝に移動してくるなら、午前の早い時刻より昼に近い時刻のほうが間に合いやすくなります。
友引を休みにしている火葬場では、休み明けに火葬の希望が集まりやすくなります。
札幌市は、友引の翌日に火葬の需要が集中することを理由に、友引の日の一部開場を始めたと案内しています。人気の時間帯が埋まれば、そのぶん告別式が午後からになることもあるわけです。
火葬場の予約枠から逆算すると見えること
午前開始なら火葬や会食まで昼すぎに終わり、午後からの開始なら全体が後ろにずれて夕方近くまでかかります。違うのは「1日のどこに式があるか」だけで、式の中身は同じです。
『午後からの告別式は、何か事情があるのかな』と思う方もいるかもしれません。実は、火葬場の空いている枠に合わせただけ、ということがほとんどです。
南多摩斎場の案内では、告別式の開始から1時間後に火葬が始まります。午前に始まる式場と、昼に始まる式場を見比べてみましょう。
| 場面 | 午前開始の例(南多摩斎場) | 昼開始の例(かわさき北部斎苑 第2式場) |
|---|---|---|
| 受付・着席 | 朝のうちに会場へ | 昼前に会場へ |
| 告別式 | 午前10時から | 12時から13時(11時30分への繰り上げを依頼) |
| 出棺 | 閉式後すぐ | 閉式後すぐ |
| 火葬の開始 | 午前11時 | 閉式後の枠 |
| 火葬・骨上げ | 昼ごろにかけて | 午後にかけて |
| 会食(ある場合) | 午後の早い時間 | 午後の遅い時間 |

火葬にかかる時間は施設で違います。南多摩斎場は火葬約1時間20分・収骨約15分です。京都市中央斎場は火葬終了までおおむね60分〜90分と案内しています。
午後から始まる式ほど、火葬場を出る時刻も遅くなるわけです。
- 遺族・親族は会食まで昼すぎに終えられることが多い
- 一般の参列者は午前の休みで参列しやすい
- 遠方の親族は前日に泊まる必要が出やすい
- 遠方の親族が当日の朝に移動しても間に合いやすい
- 一般の参列者は昼休みの前後に動くことになる
- 火葬や会食が夕方近くまでかかりやすい
12時から・13時から・11時からの告別式
12時からや13時からの告別式は、昼に始まる式場の枠や、火葬場の昼の枠に合わせたものです。11時からの式も同じ考え方で決まります。
案内の時刻を見て『この時間で合っているのかな』と不安になることもありますよね。よく見かける開始時刻ごとに見てみましょう。
告別式が12時からの場合
かわさき北部斎苑の第2式場は、もともと12時から13時を告別式の枠にしていました。今は11時30分への繰り上げを依頼していますが、昼に始まる告別式が公営の式場でも決まった枠になっていることが分かります。
告別式が13時からの場合
宇都宮市の資料によると、宇都宮市の火葬場で希望が最も多い時間帯は午前11時から午後1時です。人気の枠が埋まっていれば、その後ろの時間で火葬を予約し、告別式も13時からになることがあります。
身近なところでも、こんな会話になることがよくあります。
「告別式、13時からなんだね。午前中だと思ってた」
「火葬場の空いている時間に合わせたらしいよ」
告別式が11時からの場合
11時からの告別式なら、火葬は昼ごろの枠になります。南多摩斎場の組み方に当てはめると、開式から1時間ほどで火葬が始まるイメージです。
どの時刻でも、開式から閉式までは1時間前後が目安です。式の中身や進み方は告別式の流れで確かめられます。
夕方や夜の告別式はある?
告別式のあとに火葬をする場合、火葬場の受付時間があるので、夕方や夜に始まる告別式は組みにくくなります。夜に行うのはふつうお通夜のほうです。
『平日の夜なら行けるのに』と思う方もいますよね。
ただ、先ほど見た公営の火葬場は、どこも午後3時から4時30分ごろまでに受付を終える決まりでした。そのため、告別式の時間が夜や夕方になることはあまりありません。
一方で、お通夜は夕方から夜に行われます。全互協は、今のお通夜は午後6時〜7時頃から始め、1〜2時間ほどで終える形が一般的だと説明しています。
案内に夜の時刻が書かれている時は、お通夜の時刻の可能性があります。お別れ会や偲ぶ会のように、時刻を決めて自由に参加する形の会もあります。分からない時は、案内をくれた人に確かめてみましょう。
火葬が先の地域では時間の組み方が変わる
全互協は、関東北部より北の地域では、先に火葬をしてお骨で葬儀を行う「骨葬」をすることもあると説明しています。この形では、告別式の前に火葬がすんでいます。
全葬連は、火葬が済んでいて出棺が行われない場合は、喪主の挨拶を式の最後に行うと説明しています。告別式の開始時刻と火葬の時刻の関係も、地域の形によって変わるわけです。
辞書のデジタル大辞泉は、社葬などの本葬に代わって「偲ぶ会(お別れ会)」が行われることが多く、挙行時間内に自由に参加する形だと説明しています。こうした会は、告別式とは時間の組み方が違います。
午前と午後で、参列者の準備はどう変わる?
午前の告別式は前日のうちに準備をすませ、午後からの告別式は昼食と移動の時間を考えておく。ここが一番の違いです。
参列する側にとっては、開始時刻で当日の動き方が変わります。準備しておきたいことをまとめました。
- 午前の式:喪服・数珠・香典を前日の夜に並べておく
- 午前の式:会社には午前の休みを前日までに伝える
- 午後からの式:昼食は会場へ向かう前に軽くすませる
- 午後からの式:午前の仕事から抜ける時刻を決めておく
- どちらも:開式の10分前に着席できるよう逆算して家を出る

全互協は、式の始まる10分前には席に着くよう案内しています。到着の目安は告別式には何分前に行く?もあわせて読んでみてください。
会社に伝える時は、例えばこんな言い方があります。
「明日13時からの告別式に参列するため、午後はお休みをいただけますか」
遠方から午前の告別式に出る時
遠方から午前の告別式に出る時は、当日の朝の移動では間に合わないことがあります。前日のうちに近くへ移動しておくと、慌てずにすみます。
午後からの告別式なら、当日の朝に出発しても間に合うことが多いでしょう。移動や宿泊の考え方は遠方の告別式に行く時で紹介しています。
遺族の側では、開始時刻は葬儀社が火葬場の空きを確かめながら組み立てるのが一般的です。自分や家族のもしもの時に、夜中や休日でも電話で相談できる葬儀社を知っておくと、日時の段取りで慌てずにすみます。
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告別式の時間帯についてのよくある相談
「なぜ午前中が多いのか」「午前と午後どちらが普通か」「夕方の式はあるのか」という相談が多く見られます。答えはどれも、火葬場の受付時間に行き着きます。
Yahoo!知恵袋に寄せられた、告別式の時間帯についての相談を、内容を要約して紹介します。
告別式や火葬が午前中に多いのはなぜ?午後にしない理由は?
火葬場の受付時間が日中に限られていて、そのあとに骨上げや会食も控えているからです。午後にしてはいけない決まりはなく、火葬の枠が昼以降なら午後からの告別式になります。
告別式は午前と午後、どちらが普通?
どちらも普通です。公営斎場の例では午前10時前後の式が多く見られますが、かわさき北部斎苑のように昼の枠がある式場もあります。
告別式は夕方にもやるもの?
告別式のあとに火葬をするなら、火葬場の受付時間があるので夕方の開始は組みにくくなります。夕方から夜に行われるのはお通夜で、日程の決まり方は告別式はいつ?で紹介しています。
午後の告別式で、食事をとる時間がない時は?
遺族や親族として午後からの告別式に出ると、昼食の時間が取りにくいという相談もあります。会場へ向かう前に、軽くつまめるものを食べておくのが現実的です。
火葬場へ同行する場合は、待ち時間に軽食をとれることもあります。全葬連は火葬場へ持っていくものに「お茶やお菓子などの軽食」を挙げており、京都市中央斎場の待合所にはフードコートがあると案内されています。
よくある質問
午後からの告別式は何か特別な理由がありますか?
ほとんどの場合、火葬場の空いている枠に合わせただけです。告別式の開始時刻は火葬の予約時刻から逆算して決まるので、昼以降の枠なら午後からの式になります。
告別式の時間は午前と午後で長さが違いますか?
違いはありません。開式から閉式まではどちらも1時間前後が目安で、そのあと出棺・火葬へ進みます。
午後からの告別式でも喪服で行きますか?
はい。時間帯で服装は変わりません。午前でも午後からでも、告別式にふさわしい黒の喪服で参列しましょう。
午前中の告別式に遅れそうな時はどうすればいいですか?
受付で一言おわびを伝えてから、静かに入場しましょう。読経の最中なら、係の方の案内に従って後ろの席に座ると目立ちません。
夜に告別式だけ行うことはありますか?
火葬を同じ日に行う告別式は、火葬場の受付時間の関係で夜には組みにくくなります。夜の時刻が書かれた案内は、お通夜やお別れ会の可能性があるので確かめましょう。
まとめ
- 告別式は午前中にも午後からにも行われ、どちらも珍しくない
- 開始時刻は火葬場の予約時刻から逆算して決まる
- 午後からの式は、火葬や会食まで全体が後ろにずれる
- 夕方や夜は火葬場の受付時間の関係で組みにくく、夜はお通夜が中心
- 午前の式は前日に準備、午後からの式は昼食と移動を考えておく





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