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告別式に出ることになって、『香典の金額はいくら包むのがふつう?』と手が止まっている方も多いはずです。
結論から言うと、告別式の香典の金額に全国共通の決まりはなく、故人や遺族との関係、自分の立場、地域の習わしで決まるものなんです。迷った時は、同じ立場の人に合わせるのがいちばんの近道です。
この記事では、具体的な額ではなく、金額を決める時の考え方を表にしてお伝えしますね。
告別式の香典の金額は「関係・立場・地域」で決まる
香典は、故人に供える線香や花の代わりとしてささげる物です。いくらでなければいけないという決まりはなく、関係の深さ、自分の立場、地域の習わし、連名かどうかで考えます。
全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)は、香典は本来いくらでなければいけないという決まりはない、と説明しています。『相場を外したら失礼かも』と心配になりますよね。でも、額そのものより、気持ちを込めて準備することが大事なんです!
業界団体は、関係ごとの目安やアンケートの結果を公開しています。ただ、全互協と全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)とでは、同じ職場関係でも目安の幅が違っています。
| 業界団体の目安から分かること | 考え方 |
|---|---|
| 関係が近いほど目安は大きい | 親、兄弟姉妹、その他の親類、職場や友人の順に考える |
| 団体によって幅が違う | 一つの数字を正解と思い込まない |
| 地域によって習わしがある | 周りの人や家の年長者に合わせる |
この記事では、数字を並べるのではなく、自分で決めるための考え方をお伝えします。告別式の香典全体の流れは告別式の香典でまとめています。
告別式のお金で迷うのは香典だけ?
「告別式 お金」と聞いて、参列する人がまず考えるのは香典ですよね。一般の参列者が用意するお金は、基本的に香典だけです。
遺族の側では、お寺へのお布施や葬儀の費用など、別のお金の準備があります。お布施の考え方は告別式のお布施で、葬儀費用の内訳は告別式・葬儀の費用で紹介しています。
金額を決める4つの要素の考え方表
ここからは、香典の金額を決める時に考えたい要素を4つに分けて、表にしてみました。上から順に当てはめていくと、自分の場合の考え方が見えてきます。
まず関係で大まかな考え方を決め、自分の立場で調整します。そのうえで地域の習わしと、連名かどうかを確かめます。最後に、避けたい数になっていないかを見ます。
| 要素 | 考えること | 迷った時の確かめ先 |
|---|---|---|
| 故人・遺族との関係 | 親族か、職場か、友人・知人か | 同じ関係の人 |
| 自分の立場 | 学生か社会人か、個人か会社としてか | 職場の上司や総務 |
| 地域の習わし | 「新生活」など地域の決まりがあるか | 家の年長者や地元の人 |
| 連名かどうか | 夫婦か、仲間や部署でまとめるか | まとめ役の人 |
| 避けたい数 | 4や9、偶数になっていないか | 家の年長者 |

故人・遺族との関係で考える
いちばん大きな手がかりは、故人や遺族との関係です。業界団体の目安を見ると、親、兄弟姉妹、その他の親類、職場の関係や友人と、関係が近いほど大きくなっています。
故人とは面識がなくても、遺族と親しい場合もありますよね。その時は、遺族との関係を軸に考えて大丈夫です。
例えば、同僚の親の告別式なら、同じ部署の人とこんなふうに話しておくとそろえやすくなります。
「香典、みんなどのくらいにする?」
「部署でまとめて出すみたいだから、それに入れてもらおうか」
職場の香典は、部署でまとめて出したり、会社の決まりがあったりすることも多いんです。個人で包む前に、一度周りに聞いてみてください!
自分の立場で考える
同じ関係でも、自分の立場で考え方は変わります。全葬連は、会社関係の香典について、部下や後輩は目安より少なめでもよく、会社として出す場合は別の目安があると説明しています。
学生の場合は、社会人と同じように考えなくてかまいません。友人同士でまとめて包んだり、家の人と相談したりして決めてみてください。
地域の習わしで考える
地域によっては、香典の額に習わしがあることもあります。例えば群馬県の資料には、香典を少額にとどめてお返しを辞退する「新生活」という習わしが残っていると書かれています。
高崎市や入間市では、市が香典の額を申し合わせていることもあります。地元の告別式に出る時は、家の年長者や近所の人に「このあたりではどうしていますか」と聞いてみると安心です。地域ごとの違いは地域による告別式の違いで見ていけます。
連名・夫婦で考える
夫婦で参列する時は、香典を1つにまとめることが多いです。職場の仲間や部署でまとめる時は、まとめ役の人が1つの袋に入れる額を決めます。
連名でまとめる時も、袋に入れる合計の額が避けたい数にならないよう、まとめ役の人が最後に確かめておきましょう。名前の書き方は告別式の香典の書き方で見本と一緒に紹介しています。
包む額で気をつけたい数と、袋の合わせ方
金額を決めたら、最後に数字と袋を見直しておきましょう。ここは、関係や地域にかかわらず共通して気をつけたい所なんです。
4や9、偶数の額は避けるのが一般的です。また、包む額に合わせて香典袋の格をそろえます。多ければ多いほどいい、というものでもありません。
全互協は、香典の額に4や9、偶数を使うのはタブーだと説明しています。全葬連も、偶数は「割り切れる」ことが別れを連想させ、4と9は「死」「苦」を連想させるから避けると説明しています。
ただ全互協は、偶数の中にも差し支えないとする例を挙げています。迷った時は、家の年長者に一度聞いてみると安心です。
| 見直すこと | 考え方 |
|---|---|
| 4や9を含む額 | 避ける |
| 偶数の額 | 避けるのが一般的。差し支えないとする例もある |
| 香典袋の格 | 包む額に見合った袋を選ぶ |
| 額の多さ | 多すぎると遺族の香典返しの負担が増える |

包んだ額は中袋に書いておく
決めた香典金額は、中袋の表に漢数字で書くと全葬連は説明しています。裏には住所と名前を書きます。
遺族は、葬儀の後に香典の控えをもとにお礼や香典返しの準備をします。額が読みやすく書いてあると、遺族が整理する時の助けになるんです。
包む額に合わせて香典袋を選ぶ
全葬連は、包む額に応じて水引の色が変わることや、額が大きい時は印刷ではなく本物の水引の袋を選ぶよう説明しています。袋だけ立派で中身が控えめだと、ちぐはぐな印象になってしまいます。
袋の選び方は告別式の香典袋の選び方で詳しく紹介しています。
多すぎても遺族の負担になることも
『迷ったら多めに包んでおけば安心』と思うかもしれませんね。ただ、香典返しは香典のほぼ半額の品物を贈る「半返し」が一般的だと全互協は説明しています。
全互協は、葬儀の当日に一律の品を渡す当日返しの場合、香典が特に多かった人には忌明け後に改めて別の品を贈る配慮も必要だとしています。額を大きくしすぎると、かえって遺族の手間を増やすこともあるんです。
通夜と告別式の香典の金額はどう考える?
通夜と告別式の両方に出る時、『2回分包むの?同じ金額?』と迷いますよね。結論から言うと、香典はどちらか一方で1回渡すのが一般的です。
全葬連は、通夜と告別式の両方に出る場合、香典はどちらか一方に包むのが一般的だとしています。近年は、多めに包んで通夜で渡すケースも増えているそうです。
| 参列のしかた | 金額の考え方 |
|---|---|
| 告別式だけに出る | 関係や立場で決めた額を1回 |
| 通夜だけに出る | 関係や立場で決めた額を1回 |
| 通夜と告別式の両方に出る | どちらか一方で1回。2回に分けない |
| 告別式と同じ日に初七日もある | 別に包むかは地域や親族の習わしで決まる |
通夜と告別式の香典の相場は同じ?
通夜で渡しても告別式で渡しても、関係や立場で決めた額の考え方は同じです。「通夜だから少なめ」「告別式だから多め」と分けて考える必要はありません。
どちらで渡すかは通夜と告別式はどっちに行く?も参考にしてみてください。
告別式の供花の相場は?
香典とは別に、供花(きょうか・くげ)と呼ばれるお花を出したいと考える方もいますよね。供花は、故人に供える花のことです。
供花の相場や頼み先は、地域や式場によって違います。出したい時は、まず喪家や式場に、受け付けているかどうかとあわせて確かめてみてください。送り方は告別式のお花(供花)の送り方で紹介しています。
知恵袋でよくある相談:香典の金額の迷い
Yahoo!知恵袋には、告別式の香典の金額についての相談がとても多く寄せられています。閲覧の多い相談から3つを選び、要約してお答えしますね。
叔父の通夜と告別式に夫婦で参列する予定で、香典の額をどう決めればいいか、という相談です。
夫婦で参列する時は、香典を1つにまとめることが多いです。通夜と告別式の両方に出ても、香典はどちらか一方で1回渡すのが一般的です。
叔父・叔母は、業界団体の目安でも親族として考えられています。ほかの親族がどうするかで額がそろうことも多いので、親や兄弟に「みんなどうする?」と一度相談してみてください。
お通夜と告別式で香典の額を変えるのか、近所の人の場合はどう考えればいいのか、という相談です。
通夜でも告別式でも、額の考え方は同じです。どちらか一方で1回渡せば大丈夫です。
近所づきあいの香典は、地域の習わしが表れやすい所です。町内会などでまとめて出すこともあるので、近所の人に一度聞いてみるのが確実です。
告別式だけに出る場合と、初七日の法要まで出て食事もいただく場合で、香典の額を変えるべきか、という相談です。
告別式と同じ日に初七日を行う時の香典の考え方は、地域や親族の習わしで違います。初七日の分を別に包む家もあれば、まとめて1回にする家もあります。
親族の年長者に「皆さんはどうされていますか」と聞いてみるのが近道です。当日の流れは初七日を告別式と同じ日に行う繰り上げ法要で紹介しています。
もしもの時に頼れる先を知っておく
香典の額を考えながら、『自分の家族の時は、何にどれだけかかるんだろう』と気になる方もいるかもしれません。夜中や休日でも電話で相談できる葬儀社を知っておくと、いざという時に慌てずにすみます。
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よくある質問
告別式の香典の金額に決まりはありますか?
全国共通の決まりはありません。全互協も、本来いくらでなければいけないという決まりはないと説明しています。故人や遺族との関係、自分の立場、地域の習わしで考えます。
告別式の香典はいくら包むか、どう決めればいいですか?
まず故人や遺族との関係で考え、自分の立場や地域の習わしで調整します。迷った時は、同じ立場で参列する人や家の年長者に相談するのが近道です。
香典で避けたほうがいい数字はありますか?
4や9、偶数は避けるのが一般的です。4と9は「死」「苦」を、偶数は「割り切れる」ことが別れを連想させるとされています。
学生でも告別式の香典は包みますか?
学生は、社会人と同じように考えなくてかまいません。友人同士でまとめて包んだり、家の人と相談して家族として出したりする方法もあります。
通夜と告別式の両方に出る時、香典は2回分包みますか?
どちらか一方で1回渡すのが一般的です。2回に分けて包む必要はありません。
まとめ
- 告別式の香典の金額に全国共通の決まりはない
- 金額は、故人・遺族との関係、自分の立場、地域の習わし、連名かどうかで考える
- 4や9、偶数の額は避けるのが一般的。包む額に合った香典袋を選ぶ
- 多すぎる額は、香典返しで遺族の負担を増やすこともある
- 通夜と告別式の両方に出ても、香典はどちらか一方で1回
告別式そのものの意味や当日の流れは告別式とは?でまとめています。





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