告別式に数珠は必要?持っていない時と使い方

告別式の数珠の使い方を紹介する記事のアイキャッチ。畳の上に置かれた数珠と念珠袋

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告別式の準備をしながら、『明日の告別式、数珠いるのかな。持っていないけど…』と引き出しを探している方もいるはずです。

結論から言うと、仏式の告別式では数珠は持っていくのが一般的です。ただ、持っていなくても焼香や合掌はできるので、手元にない時は慌てなくて大丈夫ですよ。

この記事では、数珠を持つ時・焼香の時・座っている時の3つの場面での扱い方と、持っていない時の判断表を紹介しますね。

目次

告別式に数珠は必要?

告別式数珠、要る?要らない?

仏式の告別式では、宗派を問わず数珠を持っていくのが一般的です。神式やキリスト教式、無宗教の告別式では、数珠を使う場面はほとんどありません。

数珠(じゅず)は、合掌や焼香の時に手にかけて使う、仏教の法具です。浄土真宗では「念珠(ねんじゅ)」と呼ぶことが多いと、浄土真宗本願寺派は説明しています。

全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)は、数珠は合掌や焼香で使い、仏式は宗派を問わず数珠を持参するのが一般的だとしています。告別式の持ち物としても、数珠と念珠袋が挙げられています。

告別式の形数珠は必要?
仏式(宗派が分かる・分からない)持っていくのが一般的
創価学会の友人葬公式は「念珠をお持ちの方はご持参下さい」
神式(葬場祭)使う場面はほとんどない
キリスト教式・無宗教式使う場面はほとんどない

『宗派ごとに違う数珠を用意しないといけないの?』と心配になりますよね。全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)によると、数珠は本来、宗派でデザインが違うものです。ただ、今市販されているものの多くはどの宗派にも通用するとしています。

告別式そのものの意味や流れは告別式とはで紹介しています。

数珠の使い方:持つ時・焼香の時・座っている時

告別式で数珠を使う場面は、大きく3つに分けられます。場面ごとの扱い方を表にまとめました。

場面数珠の扱い方
持ち歩く時・移動する時左手首にかけるか、左手で持つ
焼香の時左手に持ったまま、右手で香をつまむ。合掌の時は両手にかける
席に座っている時左手に持つか、ひざの上に置いた左手にかけておく
告別式で数珠を持つ時・焼香の時・座っている時の3つの場面での扱い方を並べた図解

持つ時は左手

全互協は、数珠は持ち歩く時は左手首にかけるか手で持つとしています。浄土真宗本願寺派も、念珠を持つ時は房を下にたらし、左手で持つと説明しています。

会場に着くまでは、念珠袋(数珠を入れる袋)やバッグにしまっておけば大丈夫です。受付をすませて席に着く頃に、袋から出して左手に持つ人が多いですね。

焼香の時

焼香の時は、数珠を左手に持ったまま焼香台へ進みます。香をつまむのは右手なので、左手の数珠はそのままで大丈夫です。

浄土宗は、香をつまむ時は数珠を左手首にかけ、合掌の時は両親指にかけると説明しています。焼香の流れ全体は告別式の焼香のやり方で紹介しています。

数珠を出すタイミング

『数珠は会場に入る前から手に持つの?』と迷う方もいますよね。告別式の1日の動きに合わせて、数珠を出すタイミングを並べてみました。

告別式の場面数珠の置き場所
家を出てから会場に着くまで念珠袋に入れて、バッグにしまっておく
受付で香典を渡す時両手を使うので、しまったままでいい
式場に入って席に着いたら袋から出して左手に持つ
読経・焼香の間左手に持ち、合掌の時は両手にかける
閉式後・出棺の見送り見送りで合掌する時まで左手に持ち、終わったらしまう

受付で袱紗から香典を出す時に、数珠が手首でぶらぶらしていると扱いにくいものです。席に着いてから出すようにすると、落ち着いて動けますよ。

合掌の時のかけ方

合掌の時の数珠のかけ方は、数珠の長さで変わります。全互協の説明をまとめると、次のとおりです。

合掌の時の数珠のかけ方
  1. 短い数珠(一重の数珠)は、合わせた両手の親指と人さし指の間にかける
  2. 親指で軽く押さえるようにして合掌する
  3. 長い数珠(二重にして使う数珠)は、両手の中指にかけて合掌する

本願寺派は、合掌の時は両手にかけ、親指で軽く上から押さえると説明しています。『左手にかけて、それを挟むように手を合わせればいい?』と迷う方もいますが、両手にかけるのが基本と覚えておけば安心です。

座っている時

読経の間や、焼香の順番を待っている時は、数珠を左手に持って座ります。ひざの上に置いた左手にかけておくと、落としにくいですよ。

本願寺派は、念珠は大切な法具なので、畳や床に直接置いたり投げたりしないように、としています。椅子の上やバッグの上にむき出しで置くのも避けておきましょう。

宗派で違うところ

全互協は、長い数珠を使う時は両手の中指にかけて「すり合わせる」としています。一方、本願寺派は、珠をこすり合わせて音を出したり、手のひらの中で握りしめたりはしないと説明しています。宗派で考え方が違うところなので、迷ったら静かに手にかけるだけにしておきましょう。

宗派ごとの数珠の扱いの違い

数珠の扱い方は、宗派によって少しずつ説明が違います。宗派の公式サイトなどで確認できた内容をまとめました。

説明している所数珠の扱い方
浄土真宗本願寺派房を下にたらして左手で持つ。合掌の時は両手にかけて親指で軽く押さえ、こすり合わせて音を出さない
浄土宗香をつまむ時は左手首にかけ、合掌の時は両親指にかける
真言宗豊山派おつとめの時は念珠を左手にし、祈る時は両手にかけて合掌する
全互協(一般的な説明)長い数珠は両手の中指にかけて、すり合わせる

参列者として告別式に出る時は、自分の宗派のやり方で持っていて大丈夫です。喪家の宗派に細かく合わせなくても、静かに丁寧に扱っていれば失礼にはなりませんよ。

数珠のマナーで気をつけたいこと

数珠のマナーで大事なのは、持ち方の細かな違いよりも、大切に扱うことです。本願寺派も、念珠は大切な法具なので、畳や床に直接置いたり投げたりしないようにとしています。

例えば、隣の人とこんなやり取りになることもあるかもしれません。

「数珠を持ってくるのを忘れちゃった。焼香、どうしよう」
「なくても、手を合わせて丁寧に焼香すれば大丈夫だよ」

告別式に数珠がない・宗教が違う時の判断表

『明日が告別式なのに、数珠がない』という方もいますよね。数珠がなくても、焼香や合掌はできます。状況ごとの考え方を判断表にしてみました。

状況考え方の例
数珠を持っていない(数珠なし)合掌だけで焼香してかまわない。時間があれば用意しておく
家にあるが宗派が分からない市販の数珠の多くはどの宗派にも通用するので、そのまま使える
自分の家の宗派と、喪家の宗派が違う自分の数珠をそのまま持っていく人が多い
神式・キリスト教式の告別式数珠は出さずにしまっておく
創価学会の友人葬持っていれば持参する
告別式に数珠を持っていない時や宗教が違う時に、どうすればいいかを状況ごとに並べた判断表の図解

告別式に数珠なしで行く時は、合掌の手をきちんとそろえて、心を込めて焼香すれば十分です。周りの人と違うことを気にしすぎなくて大丈夫ですよ。

よくある失敗
  • 焼香台の上に数珠を置いたまま、席に戻ってしまう
  • 数珠をむき出しのまま、椅子や床に置いてしまう
  • 神式やキリスト教式の告別式で、数珠を手にかけたまま玉串や献花をする

神式の告別式の玉串奉奠や、キリスト教式の献花では、数珠は使いません。宗派や宗教ごとの告別式の違いは宗派による告別式の違いで紹介しています。

告別式用の数珠の選び方と念珠袋

これから数珠を用意する方は、選ぶポイントを押さえておくと迷いにくくなります。

数珠を選ぶ時のチェック
  • どの宗派にも使える一般的な形か
  • 玉の大きさが自分の手に合っているか
  • 落ち着いた色の玉と房か
  • しまっておく念珠袋も一緒にそろえたか

全互協によると、数珠の材質には黒檀・白檀・紫檀といった木のもののほか、菩提樹の実、メノウ、水晶、ガラス、真珠、白珊瑚などがあります。一般に、男性用は大きい玉、女性用は小さい玉とされています。

お店で選ぶ時は、こんなふうに聞いてみると話が早いですよ。

「告別式で使う数珠を探しています。宗派が分からなくても使える物はありますか」
「こちらはどの宗派にもお使いいただけるものです」

『色や素材にこだわったほうがいい?』と迷いますよね。告別式で使う分には、手に合う大きさで、落ち着いた色の物を選べば十分です。

念珠袋は、数珠を持ち運ぶための袋です。数珠と一緒にバッグに入れておけば、受付や焼香の時に慌てずに取り出せますよ。持ち物全体は告別式の持ち物リストで紹介しています。

知恵袋でよくある相談:告別式の数珠

Yahoo!知恵袋にも、告別式の数珠についての相談がたくさん寄せられています。閲覧の多い相談から3つ選び、要点をまとめてお答えしますね。

相談1:通夜も告別式も数珠を持っていく?ずっと手に持つの?

初めて参列するので、通夜と告別式の両方に数珠を持っていくのか、ずっと手に持っているものなのかを知りたい、という相談です。

仏式なら、通夜にも告別式にも数珠を持っていくのが一般的です。式場に入って席に着いたら、左手に持つか、左手首にかけておきます。

移動中や受付の間は、念珠袋やバッグにしまっておいてかまいません。式が終わって会場を出る時に、またしまえば大丈夫ですよ。

相談2:数珠は持っていかないとだめ?どこで売っている?

告別式やお通夜には数珠を持っていく必要があるのか、あるならどこで買えるのか、という相談です。

仏式の告別式では、数珠を持っていくのが一般的です。ただ、持っていなくても焼香や合掌はできるので、間に合わない時は無理に用意しなくても大丈夫です。

数珠は、仏具店や百貨店の仏具売り場、喪服などを扱う売り場で見かけることが多いです。今後のために一つ用意しておくと、急な告別式でも慌てずにすみます。

相談3:合掌の時、左手にかけて挟むように手を合わせればいい?

数珠は持っていたほうがいいか、合掌の時は左手に数珠をかけて、それを挟むように手を合わせればいいのか、という相談です。

全互協の説明では、短い数珠は、合わせた両手の親指と人さし指の間にかけて、親指で押さえるようにします。左手だけでなく、両手にかけるイメージです。

本願寺派も、合掌の時は両手にかけ、親指で軽く上から押さえるとしています。宗派で細かな違いはありますが、両手にかけて静かに合掌すれば安心ですよ。

家族のもしもの時のために

数珠を探しながら、『自分の家は何宗だったかな』と気になった方もいるかもしれません。家族のもしもの時に慌てないよう、夜中や休日でも電話で相談できる葬儀社を一つ知っておくと安心です。

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よくある質問

告別式に数珠は必要ですか?

仏式の告別式では、宗派を問わず数珠を持っていくのが一般的です。神式やキリスト教式では使う場面がほとんどありません。

告別式に数珠なしで参列してもいいですか?

数珠がなくても焼香や合掌はできます。手をきちんとそろえて合掌し、心を込めて焼香すれば十分です。

告別式での数珠の使い方を教えてください。

持ち歩く時や座っている時は左手に持つか左手首にかけ、焼香では右手で香をつまみます。合掌の時は両手にかけ、親指で軽く押さえます。

数珠は宗派ごとに違う物を持つ必要がありますか?

全互協は、市販されている数珠の多くはどの宗派にも通用するとしています。自分の数珠をそのまま持っていく人が多いです。

合掌の時に数珠をこすり合わせてもいいですか?

宗派で考え方が違います。全互協は長い数珠をすり合わせるとしていますが、浄土真宗本願寺派はこすり合わせて音を出さないとしています。迷ったら、両手にかけて静かに合掌しましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 仏式の告別式では、宗派を問わず数珠を持っていくのが一般的
  • 持つ時・座っている時は左手、合掌の時は両手にかけて親指で押さえる
  • 焼香は左手に数珠を持ったまま、右手で香をつまむ
  • 数珠がなくても焼香や合掌はできる。神式・キリスト教式では使わない
  • 数珠は床や椅子に直接置かず、念珠袋にしまって持ち運ぶ
告別式ガイド

告別式ガイド 編集部

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