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告別式に向かう前に、『香典のほかに、お供え物も持っていったほうがいいのかな』と迷っている方もいるはずです。手ぶらに見えないか、気になってしまいますよね。
結論から言うと、告別式のお供え物は香典を持っていくなら、無理に用意しなくて大丈夫です。持っていく場合は、喪家に確かめてから、受付で香典と一緒に渡します。
この記事では、お供え物を「持っていく前に確かめること」「選び方」「渡し方」の3段に分けて紹介しますね。
告別式にお供え物は必要?香典との関係
香典は、線香や花などのお供え物の代わりにささげるものです。一般の参列者は、香典を持っていけばお供え物を別に用意しなくても失礼にはなりません。
全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)は、香典は故人にたむける線香や花など、お供え物の代わりとしてささげるものだと説明しています。つまり、香典そのものがお供えの意味を持っているんです。
『でも、親戚の告別式だし、何か持っていかないと』と思う方もいますよね。そう感じるのは自然なことです。
親族や特に親しい間柄では、家や地域の習わしでお供え物を用意することもあります。迷ったら、年長の親族に「お供えはどうしている?」と聞いてみてください。
立場ごとの考え方
立場ごとに、お供え物をどう考えればいいかをまとめました。
| 立場 | お供え物の考え方 |
|---|---|
| 一般の参列者(友人・会社関係) | 香典を持っていけば十分 |
| 親族 | 家や地域の習わしに合わせる。親族で相談してまとめることも |
| 香典を辞退された時 | 案内に従う。供物も辞退されていないか確かめる |
| 参列できない時 | 弔電や手紙で気持ちを伝える方法もある |
全互協は、無宗教葬では香典や供物を辞退するケースも多いと説明しています。辞退と書かれている時の考え方は香典辞退の告別式で紹介しています。
訃報を聞いてすぐの弔問では持っていかない
亡くなったと聞いてすぐに駆けつける時は、お供え物は持っていかなくて大丈夫です。全互協は、訃報直後の弔問で初めから香典やお供え物を用意していくのは失礼にあたるとしています。
お通夜か告別式に改めて持参すればよい、というのが全互協の説明です。急いで駆けつける時は、気持ちだけで十分ですよ。
お供え物は3段で考える:確かめる・選ぶ・渡す
ここがこの記事の中心です。お供え物で失敗しないためには、買いに行く前の確認がいちばん大事なんです。
お供え物は、①持っていく前に喪家や葬儀社に確かめる②白や落ち着いた包装で日持ちする物を選ぶ③受付で香典と一緒に渡す、の3段で考えます。
| 段階 | やること | ひとことのコツ |
|---|---|---|
| 1. 持っていく前に確かめる | 供物を辞退していないか、宗教、持ち込みできるか | 喪家に近い人か葬儀社に聞く |
| 2. 選ぶ | 日持ちする物、分けやすい物、宗教に合う物 | 弔事用と伝えて包装してもらう |
| 3. 渡す | 受付で香典と一緒に。受付がなければ遺族に一言添えて | 「ご霊前にお供えください」 |

1. 持っていく前に確かめる
告別式の会場によっては、祭壇まわりの飾りがあらかじめ整えられていて、当日持ち込まれた物を置く場所が限られることもあります。持っていく前に、喪家に近い人や式を担当する葬儀社に一言聞いておくと安心です。
「告別式にお供えをお持ちしたいのですが、お受けいただけますか」
こう聞いておけば、受け取ってもらえるか、どんな物ならよいかが分かります。会場の都合で、お供え物の代わりに現金で包むよう案内されることもあります。
2. 選ぶ
お供え物は、遺族が後で分けたり、持ち帰ったりすることも考えて選びます。日持ちがして、個包装で分けやすい物だと、遺族の手をわずらわせません。
告別式のあとは、親族で分けて持ち帰ることもあります。箱が大きすぎたり重すぎたりすると、遠方から来た親族が持ち帰るのに困ってしまうことも。
『立派な物のほうが気持ちが伝わるかな』と考えがちですが、大きさより扱いやすさを優先して大丈夫です。迷ったら、手で持ち帰れる大きさのものを一つ、と考えると選びやすいですよ。
3. 渡す
全互協は、受付係の仕事として香典・供物の受け取りを挙げています。受付があれば、香典を渡す時にお供え物も一緒に差し出せば大丈夫です。
「このたびはご愁傷さまでございます。心ばかりですが、ご霊前にお供えください」
受付がない家族葬などでは、遺族に直接、短い言葉を添えて渡します。受付での流れ全体は告別式の受付での挨拶と記帳で紹介しています。
告別式に参列できない時は
都合がつかず、告別式に行けないこともありますよね。全互協は、通夜にも葬儀・告別式にも参列できない時の方法として、弔電を打って香典を郵送する、お悔やみの手紙を書く、弔電を打って代理を立てる、の3つを挙げています。
お供え物を送りたい時も、まずは喪家が受け取れるかを確かめてからにしましょう。告別式のあとは遺族も片づけや手続きで忙しいので、届く日を相手の都合に合わせる気づかいが大切です。
お供え物を受け取った遺族は
遺族の立場では、いただいたお供え物の記録も大事です。全互協は、葬儀のあとに世話役から香典や供物・供花の控えを引き継ぐよう説明しています。
誰から何をいただいたかが分かれば、後日のお礼状や香典返しの準備がスムーズです。お返しの考え方は告別式の香典返しで紹介しています。
告別式のお供え物の選び方と掛け紙
『何を選べばいいの?』も、よくある迷いですよね。ここでは、選ぶ時に気をつけたいことを宗教ごとに見ていきます。
お菓子や果物など、日持ちして分けやすい物なら遺族の負担になりにくいです。神式では野菜や果物、清酒なども供物になると全互協は説明しています。どの宗教でも、生ものは喪家の都合を確かめてからにしましょう。
宗教ごとの違い
| 告別式の形 | お供え物で気をつけたいこと |
|---|---|
| 仏式 | 日持ちするお菓子や果物など。宗派の習わしは喪家に確かめる |
| 神式 | 野菜、鮮魚、果物、清酒など。菓子やろうそくでもよいと全互協は説明 |
| キリスト教式 | お花を贈るなら白一色の生花と全互協は説明。供物は喪家に確かめる |
| 無宗教式 | 香典や供物を辞退するケースも多い。案内をよく読む |
全互協は、神式の供物について、野菜や鮮魚は喪家の都合を確かめてから贈るよう書いています。生ものは扱いに困ることもあるので、どの宗教でも同じように気をつけたいところです。
神式の告別式の流れは神式の告別式(葬場祭)、宗派ごとの違いは宗派による告別式の違いで紹介しています。
掛け紙はお店に頼めば大丈夫
お店でお供え物を買う時は、「告別式のお供えです」と伝えると、弔事用の掛け紙で整えてもらえます。表書きは「御供」などが使われますが、地域で違うこともあるので、お店の人に聞いてみてください。
名前を入れるかどうかも、お店で相談できます。連名で入れる時は、香典袋と同じように目上の人から並べると落ち着きます。
- 日持ちがして、分けやすい物か
- 香りや色が強すぎない物か
- 生ものなら、喪家の都合を確かめたか
- 弔事用の掛け紙にしてもらったか

お花をお供えしたい時は
お供えとしてお花を考えている時は、供花として手配する形になります。手配先や名札の決め方は告別式のお花(供花)の送り方で紹介しています。
告別式の手土産はどう考える?
遠方の親族の告別式に行く時など、『手土産は持っていくもの?』と迷う方もいますよね。ここは、お供え物とは分けて考えると考えやすいです。
告別式の手土産は、お供え物とは別の「お世話になるお礼」です。告別式そのものに手土産を持っていく必要はありませんが、親族の家に泊まる時などは、気持ちとして用意する人もいます。
告別式の場でお供えするのは、香典やお供え物です。一方で、遠方から来て親族の家に泊めてもらう時は、お世話になるお礼として品を持っていく人もいます。
例えば、こんな場面が考えられます。
「告別式の前の晩は、おばさんの家に泊めてもらうことになったよ」
「それなら、日持ちのするお菓子を一つ持っていくと気持ちが伝わるね」
この場合は、祭壇に供える物ではなく、家の方へのお礼として渡します。弔事用の掛け紙にするか、普通の包装にするかは、相手との関係で考えてみてください。遠方からの参列の段取りは遠方の告別式に行く時で紹介しています。
- 訃報を聞いてすぐの弔問に、お供え物を用意して持っていく
- 喪家に確かめず、大きな物や生ものを持ち込んでしまう
- 手土産のつもりの品を、受付でお供えとして渡してしまう
自分や家族のもしもの時のために
お供え物のことを調べながら、『自分の家族の時は、何をどう準備すればいいんだろう』と思った方もいるかもしれません。夜中や休日でも電話で相談できる葬儀社を知っておくと、いざという時に慌てずにすみます。
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知恵袋でよくある相談:告別式のお供え物
Yahoo!知恵袋にも、告別式のお供え物についての相談が寄せられています。閲覧の多い相談から3つ選び、要点をまとめてお答えしますね。
明日、親戚の通夜と告別式に行く。香典以外にお供え物なども持っていくべきなのか、という相談です。
香典は、お供え物の代わりとしてささげるものだと全互協は説明しています。香典を持っていけば、お供え物を別に用意しなくても失礼にはなりません。
ただ、親族の間でお供えを出し合う習わしがある家もあります。気になる時は、親戚の年長の方に一言聞いてみてください。
告別式の供物にお菓子を持っていく。デパートで買ったら、包装紙の中、箱の上にのし紙がかけられていたが、これでよいのか、という相談です。
お店で弔事用と伝えて整えてもらったのであれば、掛け紙のかけ方はお店の判断に任せて大丈夫です。気になる時は、買ったお店に「告別式のお供えとして渡すので、これで大丈夫ですか」と聞いてみると安心です。
告別式に供物を出すはずが、会場の関係で現金で出すことになった。香典とは別に包むのか、何と書けばいいのか、という相談です。
全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)は、仏式の表書きの一つに「御供物料」を挙げています。香典とは別の袋にして、表書きを分けておくと遺族にも分かりやすいです。
包み方や袋の選び方で迷う時は、喪家か葬儀社に確かめてから用意しましょう。
よくある質問
告別式にお供え物は持っていくものですか?
一般の参列者なら、香典を持っていけば十分です。全互協は、香典はお供え物の代わりとしてささげるものと説明しています。
告別式のお供え物はどこで渡しますか?
受付があれば、香典と一緒に受付で渡します。受付がない時は、遺族に短い言葉を添えて渡しましょう。
告別式のお供え物には何がいいですか?
日持ちがして、分けやすいお菓子や果物などなら遺族の負担になりにくいです。生ものは喪家の都合を確かめてからにしましょう。
香典辞退の告別式に、お供え物だけ持っていってもいいですか?
香典だけでなく供物も辞退されていることがあります。案内の文面をよく読み、迷ったら喪家に近い人に確かめてからにしましょう。
告別式に手土産は必要ですか?
告別式そのものに手土産は必要ありません。親族の家に泊まる時などは、お世話になるお礼として持っていく人もいます。
まとめ
- 香典はお供え物の代わり。一般の参列者は香典だけで失礼にならない
- お供え物は「確かめる・選ぶ・渡す」の3段で考える
- 持っていく前に、辞退や持ち込みの可否を喪家や葬儀社に確かめる
- 日持ちして分けやすい物を選び、受付で香典と一緒に渡す
- 手土産はお供えとは別の、お世話になるお礼





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